英語で人生修行していこう!

50代で塾講師
独学で英語の上級をめざしています

英検2級と準2級の指導

2012-04-13 08:42:32 | 英検1級


数日前に以前にもUPしたことのある、アルク社の「究極の英単語」の2巡目が終了しました。

まぁ、やってみてどうなん?という手ごたえがイマイチないので、
昨日は英検1級の全問題集の2007年3回目と2008年1回目の大問1の各25個、
合計50個をやってみました。

自宅で夫と朝から晩までいっしょなので、気分転換もかねて近くのショッピングモール(イオン系列)内にあるマクドで挑戦。

それぞれ10分ほどで、どちらも25問中23個正解という結果でした。
やはり単語や熟語は覚えれば覚えるほどすぐに結果が出ますね。
自分の脳みそを使って、やっとこさ受け持ち生徒の皆さんへ自信をもって
言えたり、薦めたりできると思っています。

英会話が近ごろ私一人で、なんとも豪華版のフリータイムクラスとなっていますが、
25歳のジェシカに、この1級の語彙&熟語の問題を見せると彼女曰く、
「これってさ、大学院レベルの語彙だと思うわ、本当やで」
とえらく強調されました。
おまけに、
「75%くらいのアメリカ人が知らない語彙も入ってるわ、これも本当」
と太鼓判を押されました。

でもね、試験で出題されるから仕方ないじゃないですか(汗)。
まぁ、知ってるレベルから普通に使えるレベルまでものすごく差があるってことだと思っています。

6月10日に実施される英検の2012年度第一回には、現在新高校3年生になった女子生徒さんが一発勝負で2級の合格を目指しています。

前々から彼女には今年に入って実施された(私も受験した)1月の試験で場慣れするために受けるように薦めておいたのです。
がっ、拒否されて推薦枠の基準を満たすのに、次の6月がラストチャンスという羽目に。
うぅぅ~ん、大丈夫かな。

彼女といっしょに最新版の2級全問題集を昨晩から解きはじめました。
内容一致では4問中1問の正解。
空所補充も1問だけ。

彼女と話したのは、たかが単語、されど単語ということです。
私が身をもって体験して実感したことなので、やはり多くの言葉を知っていれば
ぐぅ~んと読みやすく、行間も類推することが可能になるのでは?と思います。

もう1人の生徒さんも女子で中学3年になったばかり。
彼女も英語が好きで得意科目です。
昨年10月にけっこう好成績で3級が合格済みです。
ただ準2級になるとまだ習っていない現在、そして過去完了や関係詞などがはいる
複雑な長文を制限時間内で読まないといけない。
けっこう疲れた顔をしながらやってもらっています。

大人になった私のように自分でやれたら、わざわざ塾でこんな風にやらなくてもいいのに、と
思ったりするのですが、案外中学生や高校生で独学で学校以外のことにチャレンジするのは勇気がいるんでしょうね。

とにかくこの二人の女子生徒さんたちは、6月が1回だけの挑戦で受験することになります。
できれば二人ともパスしてもらいたいなぁ。

私は?と言えば、姪の結婚式で今回は見送りますが、また10月からチャレンジします。
最初に紹介した単語集の3回目を開始しつつ、その単語や熟語にTIMEで何度も出会うことによって
脳みそに深く定着させる作業を地味にやり続けようと思います。

これが10月の1次試験で、
『おぉ~サクサク解けるやん。いけ~~!』
と、楽しんで試験に臨めたら最高なんやけどなぁ(希望的観測です、悪しからず)。

日曜日の模擬テストでのこと

2012-04-12 10:04:07 | 講師の仕事
ご多聞にもれず、私がパート勤務する塾も人員削減を
こっそりと実行中です。

あまり詳細は書けませんが、該当する講師の方には
そうとは見えないやり方でお引取り願う方法がとられています。
私もそういう傾向があれば、すぐ自ら去ろうと思っています。
自分の力の限界、あるいは引き際はきれいに、と思っています。

そういうわけで、わずかな講師の数で色々な作業を割りふることになり
先週の週末、4月8日は朝8時集合で8時半からの中学2年生の模擬テストの
監督を仰せつかりました。
もう半強制的ですね。
「シルフ先生、いいでしょうか?」
はい、もう出来レースです。
下請け講師は何でもやらないとダメなんですわ。

さてさて。
この模擬テストで1人の国立大附属の生徒さんは私の担当だったのですが、
残りの大勢の中二生は初見の生徒さんたちでした。

この中に前もって注意するようにとくどく言い渡されているT君がいました。
まぁ、初めての経験だったので彼にどう接していいものやら。

それは「すぐに放棄して殆ど白紙で出すから、時々横へ行ってやるように促しなさい」
というすごい注意でした。
これは初めて、いやびっくり。

試験を開始してすぐにその注意が本当だと判明。
はぁ~~、そうなのだ。
50分間の試験だと10分ほどで彼は終わってしまう。
あと40分はぼぉ~~っとして時間つぶし。
仕方ないので、自力で解答する以外の4択の箇所を
彼の机のそばに行って、
「これ、選べるやろ?何も書かへんかったら0点やんか?何か選びなさい、な?」
とすごい展開になりました(汗)。
こんな模擬テスト、聞いたことないです。
なんとまぁ牧歌的な光景では?

そしておまけに5教科の最後の科目が社会だったのですけど
隣の男子君の答案をちょこちょこ見ては書いてたりして(激汗)。

ようやくお昼12時10分あたりですべてが終了。
いや~、なんとも摩訶不思議な模擬テストが終わりました。

塾長先生にはコトの次第をとりあえず報告しましたが、
その返答がまたおかしいったら・・・・。
「まぁ、写したにしても○×君(見られた方の男子)のならどっこいやから、エエでしょう。」
え?そうなんですか(呆気)。

これがわがパート先の愉快な模擬テストの一部始終です。
高校受験が視野に入って来た中3生だと,ちょっとはピリッとするのかな?
うぅ~む、これもいまどきの中学生&高校生だと微妙だったりしますが。

色々と思うことが多々あっても、こんな大らかな雰囲気があるので
何年も続いているのか、と自分の講師業を思い返しています。

やっと春らんまん

2012-04-10 09:02:02 | 翻訳



三重県の当地もやっと暖かくなり(昨日20度ほど)今日がお花見の最終日かもしれない。

そんな時にこの歌、Maroon5の曲を聴くとぴったりだなぁって思う。
♪Sunday morning~♪
気温が上がってやっと気分が前に向くようになってきたんだなぁ。

Sunday morning rain is falling
Steal some covers share some skin
Clouds are shrouding us in moments unforgettable
You twist to fit the mold that I am in
But things just get so crazy living life gets hard to do
And I would gladly hit the road get up and go if I knew
That someday it would lead me back to you
That someday it would lead me back to you

That may be all I need
In darkness she is all I see
Come and rest your bones with me
Driving slow on Sunday morning
And I never want to leave


Fingers trace your every outline
Paint a picture with my hands
Back and forth we sway like branches in a storm
Change the weather still together when it ends

That may be all I need
In darkness she is all I see
Come and rest your bones with me
Driving slow on Sunday morning
And I never want to leave

But things just get so crazy living life gets hard to do
Sunday morning rain is falling and I'm calling out to you
Singing someday it'll bring me back to you
Find a way to bring myself back home to you

And you may not know
That may be all I need
In darkness she is all I see
Come and rest your bones with me
Driving slow on Sunday morning



このPVの冒頭で日本人(?)とおぼしき初老の男性が一生懸命英語で
歌っているところがあるけど、あぁいうイメージがアジア人の印象なんだろうね。
日本人、中国人、韓国人、もう面倒くさいから全部アジア人なんだろう。
中々見分けがつかないのも当然だな。

フェローアカデミーの翻訳通信講座ベータも4分の1が終了。
これが(汗)。

雲をつかむような曖昧模糊っぷりでここまで来た感が否めない。
教科書を執筆した人は、自分の経験知から驚くような脈絡のない日本語訳を
当然わかるやろ?式で載せていたりするからだ。
そうか、こうやって生徒は路頭に迷ったりするんやな、とヘンに納得している。

つまり初心者には、
「こんなことは意味がないと思うけど、ここまで書こうかな?」
ぐらいのレベルから書いてくれないとアカンということ。

不思議なことに、和文英訳、つまり日→英が70%の出来栄えなのだけど、
これは提示してある日本語が曖昧さを取り払って出題されているだけだと思える。
それに引き換え、英→日が半分ほどだ。

全体的には80%弱の得点という形で返却されているのだけど
その答案の赤ペンで書かれたところが何度読んでも次に活かせない。
先生だけイケイケで分かってるというあんばいです(涙)。

まぁ、とりあえずあと残り9回の課題提出をやりましょうか。
終わりぐらいには何か見えてくるかもしれぬ・・・・。

なんともやりきれない写真

2012-04-09 19:37:41 | TIME reading
以前にTIMEでがんばって読んだインド内にあるチベット人の施設。
中国内でのチベット自治区の実情も併せて詳細が書いてあった。

あまり馴染みのない話だったけど、
それを読んでからすこしずつチベット人が
どんなにひどい仕打ちを受けきたか。
そして、それを甘受しつついつの日にか
自分たちの手でチベット王国を再建するんだ、
とその日を待ち焦がれているかを知った。

最新号は今日手元に届いたのだけど、
先週号(4/9)がまだ読み終わっていない。

Briefing/Worldに、胸がつぶれそうになる写真が載っている。
中国のHu Jintaoがインドを訪問した時に、
チベット人の抑圧を世間に知らしめるために
自ら焼身自殺した若者が火に包まれて聴衆の中を走り抜けているものだ。

以前の記事でもこのような示威的意味をもつ焼身自殺が
自治区内で多くおこっていると書いてあった。
しかし、中国政府側はそれがなるべく外国メディアに出ないように
もみ消しているようだ。

今回はインドでの突発的な出来事だったので
誰も止められなかった模様だ。

この若者、Janphel Yeshi、27歳はチベット人で3月28日に死亡している。
今年に入ってから26番目の焼身自殺だということだ。
数歳しかちがわない愚息をもつ私にとってはなんともやりきれない思いだ。

前にも書いたけど、ジャーナリストという人種は心身ともにタフなのだと感心する。
私なんて、この写真を見ただけで、あまりに多くのことを感じすぎて
すごく心が暗くなる。
決してあってはならないことだからだ。

4/9日号には他にイギリスのシティーに関する記事があるが、
これは以前に読んだ『タックスヘイブンの闇』の予習が活きるだろうと
ちょっと楽しみ。
あとで読むことにします。

『原油の未来』22ページより、は読みました。
アメリカ、ノースダコタで掘り出される原油やカナダ(アルバータ)の砂に含まれる原油成分、
そしてブラジル東海岸沖合いに眠る塩気の多い原油の掘り出しなど、
探せばまだ使用可能な原油は身近にあるということ。
しかし、中近東からでるようなオイルにするには環境に配慮するために
コスト高になることは避けられないという記事だった。

湯水のようにガソリンを使っていたアメリカ人は過去の姿になると思う。
なにせ1ガロン(約3.8L)が徐々に4ドルに近づいている(3/26日時点)。

だから2025年までに4.3Lで100キロ走る車を
どうしても製造しなくてはいけないという。

この記事の写真は、なんと日本人のKenji Aokiという男性のようです。
http://www.aokiphoto.com/
東京にある桑沢デザイン研究所出身と書いてあります。
こんなところで活躍している日本人がいるんですね、頼もしい!
そういえば、この研究所に娘が大学を出てから行きたいと言ってたなぁと
思い出しました。
すごいレベルの高いところだったのですね、ほぉ~~。

最後に日本語訳とともに読み出したジョン・アービング「あの川のほとりで」。
いや~、ちょっと感傷的になるような文体で胸にぐっとくるものがありました。
これは日本語訳では味わえないような豊かな響きです。

<Under the logs> chapter 1-p28
'As for the river,it just kept moving,as rivers do- as rivers do.
Under the logs, the body of the young Canadian moved with the river,
which jostled him to and fro-to and fro.
If, at this moment in time, Twisted River also appeared restless,
even impatient, maybe the river itself wanted the boy's body
to move on,too-move on,too.'

まるで歌の一節のような素晴らしさ!
こういうのが、現代のディケンズと称されるアービングの凄さなんだな、と
うっとりしました。
川というのはどうしてこんなに人の心に寄り添うものなんでしょうか。
不思議だ・・・・。

Last night in twisted river <あの川のほとりで>

2012-04-06 13:11:41 | 日記
現代アメリカ文学界の第一人者ジョン・アービングの最新作(12作目とか)を
幸運にも近くにある県立図書館でリクエストしたら購入してもらえました!
つまり「私が第一回目の、この新本の読者」という栄誉を受けることになったのです(パチパチパチ)。

この作家を知ったのは、『ガープの世界』、『サイダーハウス・ルール』の2作から。
特に後者は映画も素晴らしい。
この映画でマイケル・ケインが二度目のアカデミー賞を得たことと、
自身も一時期孤児という独特の育ち方をしたトビー・マグワイアの演技が群を抜いていたことが
記憶に残っている。

私にはこのような人間の内奥深く分け入っていく物語は好きなんだけど、
夫はどうも興味がないようだなぁ。
やっぱり同じ家に住んでいても好みは様々。

日本語のタイトル、「あの川のほとりで」を訳したのは、小竹由美子という女性。

略歴は以下のとおり:

1954年、東京生まれ。早稲田大学法学部卒業。
偕成社の『みそっかすなんていわせない』(ジャクリーン・ウィルソン作/ニック・シャラット絵)で翻訳家デビュー。
現在は、児童書のみならず、YA、一般書の分野など、幅広い分野で活躍している。
香川県在住。
訳書に『嵐をつかまえて』『女船長、ロブスターの島に帰る』(以上、白水社)、
『みそっかすなんていわせない』『バイバイわたしのおうち』
『ふたごのルビーとガーネット』『マイ・ベスト・フレンド』(以上、偕成社)、
『なにもかも話してあげる』(晶文社)。

この小竹さんは夫の結婚の関係で、現在も香川県在住です。
翻訳家として目が出るまで、なんと2年間もトライアルを受け続けたのだそうです(驚)。
彼女がいうには、受験英語は侮れない、ということ。
翻訳家をめざす前に香川で予備校講師をしていたということ。
その頃のノウ・ハウが翻訳にとても役立っているとのことです。
やはり基礎がどれだけ大切か、ということでしょう。

それはつまりよくわからない人にもわかるように話すということは
自分がわかるレベルから大勢がわかるように客観的に簡潔に教える方法を
なんとか考案しなくてはならないからでしょう。
この2つの間には大きなギャップがあると私は思います。
彼女はそれを超えて、その先にいくのにずいぶん時間がかかると言っているのでしょう。

先ほどamazonでこの原書を注文しました。
なんとハードカバーで送料込み800円ほどです。

どうして同時に読もうとしたのかというと、
この小竹さんがおっしゃるのには、訳者あとがきでアービングの本は
読むのも楽しいけど、訳すのはもっと楽しかったと書かれていたから。

ええなぁ~、ホンマに羨ましい。
私の力はまだまだだから、彼女の優れた日本語訳を道案内に
アービングの英語の世界に触れるのがせいぜいだなぁ。
でも、すごく豊かな気分になる、うっとりする!!
こういう瞬間が英語学習をずっと続けてこられて
なんて私は幸せなんだろうと思うのだ。
この幸運に感謝しなくちゃいけないな。

寝しなの松本清張(現在は『Dの複合』)と、
マクロ経済の元になりそうな図解ケインズ経済学の本、
そして貸し出し期日指定がある、このアービングの本を
日々の空き時間に効率よくはめこんで同時進行で読み進めることにします。

好きな本が自由に読めることの喜びは、
当り前だと思ってはいけないですね。

春らんまんのはずなのに、気温の乱高下で風邪をひきそうになりますけど、
ぜひ体調管理しつつ、晴耕雨読のような生活を満喫したいです。