☆わんこと一緒の想い出と共に☆

シェルティと暮らしていたマールママの記録と記憶のためのページ

カプリ島 編

2010年07月07日 | イタリア旅行
旅も終盤 残すところ あと2日

長くつの形をしたイタリアの北 ミラノ から フィレンチェ と徐々に南に下がって
ローマ 入りし、6日目は 南イタリアの ナポリ へと向かう。
早朝6時のモーニングコールで 食事を済ませ また 235キロの往復のバスの旅。
高速船でカプリ島に渡り「青の洞窟」の観光 その後また ローマ に戻る予定である。

先に旅した従妹の Rちゃんは「青の洞窟」の観光には同行せずローマに残って、自由行動としローマの街歩きをしたと言っていたが、私と姉は残ったところで路頭に迷うだけなのでもちろんツアーに参加!

何より「青の洞窟」が見たい!! 芸術よりも自然派だ!

ナポリを見て死ね」という言葉がある。

燦然と輝く太陽・青い空・青い海・歴史ある街並みが見える小高い丘・・・
これぞイタリアというナポリの港からカプリ島に向かった。






風光明媚なリゾートの島 カプリ島 が見えてきた。


マリーナから、20人ほどが乗れるボートに乗って洞窟に向かう。

この海の碧さ 

洞窟の近くに行くと、たくさんの手こぎボートが待っていて4人ずつ乗り移る。



船のへさきに、ちょこんと座った姉に日本語のできる現地ガイドが叫んだ!

オカサン!オカサン!スワッテ!!アシ ノバシテ!!!

そう 洞窟の入り口は小さく、船頭さんが鎖につかまって入って行くので頭を出してはいけないのだ。

洞窟に入ったら首だけを出して振り返って入口の方を見るようにと言われていた。

狭い入口を入って見えてきた光景!     



「 きれ~~い!!! すご~~~い!! 

あちらこちらから感嘆の声が聞こえてきた。

船頭さんの サンタルチア~~♪ の声が洞窟の中に響き渡った。

何艘かの小さな船がひしめき合いながら1周している間、夢中でシャッターを切っていた私はじっくりとは見る間もなく気がつけば船は洞窟から出ていた 

でも、しっかりとあの鮮やかな神秘色の青い色は脳裏に刻まれ写真も残すことができた。
向かい側に寝そべっていた姉は、身動きがとれずとうとう実際の青さを肉眼では見ないでしまったというから大笑い!
姉のカメラには、目線にある船頭さんの足だけの写真が残っていた(笑)

しかし手を伸ばして写した動画にしっかりと、あの青の洞窟と船頭さんの歌声が見事に残っていたのである

青の洞窟は3回行っても見られなかったという人もいる確率の低い中で皆さんはラッキーですよと添乗員さん。暗い洞窟に、あの狭い入口に横から射す太陽光が反射してあの神秘的な美しさになるのだとのこと。晴れて風のない午前中という条件が重なった。

洞窟の観光の後は、あの断崖絶壁の上に向かって狭い道路を車で上り アナカプリ へ。

車からのすばらしい眺望



お昼は カラマリとボンゴレのスパゲティ
カプリ島はレモンの産地 レモンのフレッシュジュースとキリストの涙というワイン

     


4時間ほどのカプリ島観光を終え 再びナポリへ戻り 
車窓からナポリの街を眺めながら ローマへと戻るバスの旅が続いた。

疲れもピークに達していたツアーのみんなも、徐々に指定席から後部の空席に移りリラックスしての帰り道となった。
それでも最後まで指定席にご夫婦で座っておられたのは、あの巨漢の旦那様ご夫妻だった。

私のうしろに座っていた “新潟のお兄さん”は、途中のおみやげやで奥さまに買った カメオ をみせてくれた。
 
 「キャディさんに選んでもらった」
 「キャディさん?・・あ~添乗員さんね?!」

旅も終りに近づき、おみやげの心配が出てきた。
行く先々で、たくさんおみやげを買っていた お兄さんと弟さんは 帰りのバッグの重さも気になる様子で、その夜ホテルで機内持ち込みのできるバッグを“キャディさん”に相談しながら購入していた。



その夜はツアーのみんなの ホテルでの 『最後の晩餐』 

青の洞窟では、水が怖いと言っていた巨漢の旦那さまは
ご兄弟と同じボートだったらしく「“なんとか三兄弟”のよしみで・・!」 と杯を交わしていた。

さまざまな話で大いに盛り上がり ワッハハハハハ~~!!! の声がレストラン中に 響き渡った