Kaettekita 私が思う あのこと このことReturn(Get Back Part2)

進取究明。日々の雑感を気ままに綴る私なりに思い考え行い実践する不定期の記録。写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ。

傘を見ると…

2024年01月08日 22時25分42秒 | ブログ論。私の本音。一人語り。物故録。恋愛論。恋話。大いなる自分の好み、嗜み。
傘を見ると…
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 傘を見ると憂鬱になる。嫌な思い出しかない。
 小学校の時に、柄も支柱も木でできた傘を学校に持って行ったら、その日の内にへし折られていた。おそらく学校の不良達が、力自慢で壊したのが想像される。
 二度目は中学校時代。東京のおじさんから雨の日にあげてもいいともらった傘。黒い何の変哲もない傘だったが、これも盗まれた。学校の連絡日誌で担任の先生にこのことを書いたが、しょうがないですねぇで終わってしまった。
 今日も母がわたしの傘を使い、帰ってきたが、しっかり傘を忘れてきた。忘れたらしい店に電話をしても、なかった。これだから雨の日の傘は、嫌いだ。
 傘を見ると、手元に本当にあるのは寿命で言えば良くて数年、運が悪ければ数日数週間でどうせなくなる。仏教の諸行無常を痛感する。
 雨が悪い。雨さえ降らなければ、とも思うが、わたしも自分で覚えていないだけで、結構、傘なくしてるかなぁ?否、途中で取りに戻ったことはあるが。
 傘を見ると、いまいましいか、むしろ酷いことをするね、でいつも自分は一人取り残され、一人むなしく考え、あきらめる。人生って一体何かとも思う。
 こればかりは答えは出ない。一言で言えば、失くした物への郷愁か。執着か。傘は、あの形からして、何かおとぎの国のもの、道具のようで。自分の中では儚い夢のようなものなのであろう。
 ああ、傘のない国へ行きたい、って今のうちの状態だよ。

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