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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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●子:小学…シ、ス、こ 準1…み、ね、おとこ
<漢検2>
・意味:①こ。こども。親から生まれたもの。「子息」「妻子」
②たね。み。たまご。「子房」「種子」 ③人。「才子」「遊子」
④おとこ。「男子」 ⑤成人した男子の敬称。特に、地位のある人や学徳のすぐれた人に対する敬称。「君子」「孔子」「夫子」 ⑥小さい。小さいもの。「子細」「原子」 ⑦物の名の下に添える語。「椅子(イス)」「扇子」 ⑧五等爵(公・侯・伯・子・男)の第四位。「子爵」 ⑨ね。十二支の第一。動物ではネズミ。方位では北。時刻では夜の一二時およびその前後二時間。
・下つき、大見出し :(多いので)略。「子房」のみ、以下に記載
子房(シボウ):被子植物のめしべの下のふくらんだ部分。受精後、果実になる。
実礎。
<疑問1>男子の“子”が「おとこ」という意味なら、女子の“子”はどういう意味なんだ???
・漢検2に、意味④で「④おとこ。「男子」」とある。「男子」の“子”が“おとこ”なら(対義語であろう)「女子」の“子”は、おとこ?おんな?
・「男子」の“子”は“おとこ”という意味ではないのではないか・・・
➪確かに、大字源でも、意味“おとこ”のところに「男子」とある・・・わけわからん。すると、「女子」は「男子」の対義語とは言えないのではないか?
(広辞苑)
男子:①おとこのこ。②おとこ。おのこ。男性。③勇ましい男。ますらお。
女子:①おんなのこ。娘。②おんな。女性。婦人 ⇔ 男子
とある。「男子」の対義語としての「女子」は“おんな、女性、婦人”ということ。その「男子」とは②の「おとこ。おのこ。男性」・・・要するに、「男の人⇔女の人」という対義となるんだろう・・・。この意味なら、わかるが、そうすると、この「男子」の“子”は、漢検2の意味③にもある「人」という意味なのではないか・・・。
なんて、こんなところに疑問を感じて調べてしまった・・・。
よくわからないが、Yahoo!のベストアンサーにもある(同じような疑問をもった人がいたんだ!)、「“子”は、接尾語で、人。者。 男子「男である人」・女子「女である人」です。「男性・女性」と言い換えて良いでしょう」云々・・・が正しいような気がする。
<疑問2>子房=実礎(ジッソ)のようだが、「実礎」まで載せている意味があるのだろうか。こんな同義語問題はまさか出ないだろうな・・・
・この辞典は植物用語辞典か・・・(笑) 折角の辞典なのだから、もっと有効なものに字数を費やしてほしいもんだ・・・。
・「子房」「種子」の“子”は訓読み対応は“み”のようだ・・・
・広辞苑、大辞林などでも「実・子(み)」となっていて、「・・・がなる」「草の・・・」という例示がある。
・「植物の子(み)がなる」「草の子(み)」なんて、表記があるのだろうか・・・使用例がよくわからないが、どこかにあるんだろうな・・・
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