日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
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<漢字の学習の大禁忌は作輟なり> <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<
百尺竿頭一歩を進む> <
百里を行く者は九十を半ばとす> <
為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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<偶然は準備のできていない人を助けない>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<あ行>
●亜字欄(あじらん):亞の字に切り込んだ欄干
●阿僧祇(あそうぎ):おおきな数の単位
●阿蘭若(あらんにゃ):=練若(れんにゃ)=蘭若(らんにゃ):修行するのに適した閑静な土地。転じて、寺の異称。
●暗赭色(あんしゃしょく):黒みがかった赤茶色
●已己巳己(いこみき):間違いやすい文字の羅列(互いに似ているものをたとえて言う言葉)
●一闡提(いっせんだい):解脱の因を欠き、成仏することのできない者。闡提。
●一弾指(いったんじ):「いちだんし」とも。一度指を弾く間。きわめて短い時間。
●一点鐘(いってんしょう):①一時間 ②午前・午後の1時
●一抔土(いっぽうど):①手のひらでひとすくいするほどの土。少量の土。②墳墓の異称。
●烏焉馬(うえんば):間違いやすい文字の羅列(互いに似ているものをたとえて言う言葉)
●有興人(うきょうじん):物好きな人。面白いことを特に喜ぶ人。
●烏形幢(うぎょうとう):「銅烏幢(どううのとう)」に同じ。朝賀または即位礼に立てた幢(はた)。威儀の具の一。
●齲蝕症(うしょくしょう):むしばの総称
●烏糸欄(うしらん):黒い細い罫を引いた用紙。古代中国で女子が艶書を書くのに用いた。
●温糟粥・〈紅糟〉粥(うんぞうがゆ):禅寺などで作るかゆ。(漢検2掲載)一ニ月八日の夜、禅寺で作る味噌(ミソ)と酒粕(さけかす)を入れたかゆ。
●円珠経(えんじゅきょう):平安時代、博士家における「論語」の異名。
●隠形鬼(おんぎょうき):形を隠して神変不思議のわざわいをする鬼類。
<か・が行>
●醢醬品(かいしょうひん):しおからの類い。
●海跡湖(かいせきこ):海湾の一部が外海から分離してできた湖。霞ヶ浦、浜名湖の類い。
●蟹足腫(かいそくしゅ):ケロイドの訳語
●臥煙肌(がえんはだ):無頼漢らしい気質。伝法肌。
●火浣布(かかんぷ):よく火に耐える、石綿を混ぜて織った布
●過現未(かげんみ):(仏)三世(さんぜ)のこと。過去と現在と未来。
●臥蚕眉(がさんび):湾曲した眉。若くして立身する相という
●荷葉座(かしょうざ):仏像の台座
●家大人(かたいじん):自分の父。家君。家尊。
●火宅僧(かたくそう):妻のある僧侶。妻帯僧。
●我他彼此(がたひし):我と他と、彼と此と、対立していること。
●褐寛博(かつかんぱく):(過去問) あらい布で作った、だぶだぶの服。賤者の服。転じて、賤者、無頼漢。
●闊葉樹(かつようじゅ):広葉樹
●合食禁(がっしょうきん):(ガッショクキンの転)①いっしょに食べると害になる食物の取り合わせ。食い合わせ。②(比喩的に)人と人との間がうまくいかないこと。そりが合わないこと。
●寛闊念仏(かんかつねんぶつ):信仰のためでなく、だてに唱える念仏
●寛闊者(かんかつもの):だてしゃ、はでしゃ。
●勧工場(かんこうば):明治・大正時代、一つの建物の中に多くの店が入り、いろいろな商品を即売した所。デパートの進出により衰えた。日本独特の百貨商品陳列所。多くの商店が一つの建物の中で種々の商品を陳列・販売した所。デパートの隆盛とともに衰退。勧商場。博品館。 *当ブログ文章題で設問。明治期の言葉。
●還魂紙(かんこんし):漉返(すきがえし)に同じ。
*漉返し:本来は供養の目的で故人の書状をすきかえして作った紙。のち、反故紙などをすき返して作ったものをいう。宿紙(しゅくし)。
●・閑日月(かんじつげつ):(広辞苑)①ひまな月日。ひなま時。「・・・を送る」 ②心に余裕のあること。*明治期の文章ほかによく出てくる言葉・・・。
(漢検2)閑日月(カンジツゲツ):①用事や仕事のないひまな時期。「―を送る」 ②あくせくせず、心に余裕のあること。「英雄―あり」
(デジタル大辞泉):1 暇な月日。「閑日月を送る」2 ゆったりとして余裕のあること。「英雄閑日月あり」
(成語)「英雄、閑日月あり」:英雄といわれるほどの人は、小事にとらわれず悠然としているので、はた目には暇な日々をおくっているように見えるということ。「閑日月」は、暇な月日、気分がゆったりしていることの意。
●閑事業(かんじぎょう):(広辞苑)急を要せぬ事業。実用に適さない事業。(デジタル大辞泉)実用と結びつくところの少ない仕事。また、今すぐには必要でない仕事。(その他辞書)ひまにまかせてする仕事。また,実用を顧慮しない仕事。 「お道楽の-」
●管城子(かんじょうし):筆の異名、発明者といわれる秦の武将・蒙恬(もうてん)の故事から。
●閑所場(かんしょば):便所 *「閑所」「灌所(かんじよ)」とも。
●看話禅(かんなぜん):公案を工夫参究して悟りをひらこうとする禅法。 ⇔ 黙照禅
●帰忌(己)日(きこにち):暦注の一。遠出・転居などを忌む日。
(漢検2)帰忌日(キコニチ):陰陽道(オンヨウドウ)で、縁起の悪い神が支配するとして遠出・帰宅・結婚などを嫌った日。
●擬古文(ぎこぶん):古代の文体をまねて作った文。雅文。
●乞巧奠(きっこうでん):七夕に牽牛・織女をまつる行事。
●吉左右(きっそう:①よいたより。喜ばしいしらせ。吉報。②善悪・成否いずれかのたより。とかくの通知
(参考)
ア.「二十左右(ソウ)の美婦が孀居(ソウキョ)して節を守るは実に六ケ敷きもの・・・」・・・ここでは、「左右(そう)」は、「ばかり。年齢が定かでないときに数詞として用いる。」(松陰全集・注釈から)・・・二十歳(はたち)ばかりの、二十歳そこそこの・・・という意味か。
イ.「大井川を渡り候て一左右(イッソウ)之れあるべく」・・・左右(ソウ)は、たより・知らせ。「ご一報これあるべく・・・。」という意味。
●楽山焼(ぎょうざんやき):陶器の一つ
●玉案下(ぎょくあんか):机の美称。手紙の脇づけ文句。
●菫外線(きんがいせん):紫外線
●巾箱本(きんそうほん):小形細字の本。袖珍本。巾箱。
●金蘭簿(きんらんぼ):親しい友人の氏名・住所を記した帳面
●金蓮歩(きんれんぽ):美人のうるわしい歩み。
●凶会日(くえにち):暦注の一。凶の日。
●苦参紙(くじんし):くらら(苦参)の茎皮を原料とする、虫害に強い和紙
●軽鬆土(けいそうど・けいしょうど):土粒の細微な火山灰土、腐植質に富んだ土壌。
●結構人・結構者(けっこうじん、けっこうしゃ):①おとなしい人、好人物 ②おとなしすぎて才の鈍い人。愚直な人。
●怪顛顔(けでんがお):ひどく驚きあきれた顔つき。 *怪顛(けでん):心が顛倒するほど驚きあきれること。
●慳貪屋(けんどんや):一膳めし屋
●献残屋(けんざんや):献残を買い取り、これを利用して業とした者。
●乾闥婆城(けんだつばじょう):(乾闥婆が幻作した楼閣の意)幻のように実のないもののたとえ。蜃気楼。
●好下物(こうかぶつ):よい酒の肴。
●公儀者(こうぎしゃ):社交家
●黄口児(こうこうじ):年が若く、経験や知識などが足りない者。青二才 。
●閘船渠(こうせんきょ):ドックの一種。閘門を構え干潮でも水深を一定に保たせる。繫船ドック。
●強麁風(ごうそふう)➪九位 (世阿弥が分けた芸の位の9段階の一つ。…強くあらい強麁風は論外・・・との事)
●涸山水(こせんすい) :枯山水(かれさんすい)に同じ。
●虎皮下(こひか):書簡文で、宛名の脇づけ。多く、学者・軍人などへの手紙に用いる。
<さ・ざ行>
●催花雨(さいかう):春雨
●朔望潮(さくぼうちょう):大潮
●簓先穂(ささらさっぽう):財産のすり減ったさま。めちゃくちゃなさま。*形状が似ていることから「サボテン」の異称とも。
●三界坊(さんがいぼう):方々をさまよい歩く者。乞食坊主。流浪人。
●三隣亡(さんりんぼう):暦注の一。この日に建築すれば火災を起し、近隣3軒をもほろぼすという忌日
●三達尊(さんたっそん):「天下に三つのタッソン(達尊)あり」
*三達尊 デジタル大辞泉 :(「孟子」公孫丑下から)天下で尊ばれる三つのもの。朝廷では爵位、郷里では年齢、民を治める者では徳。
*三達尊 広辞苑もほぼ同様(朝廷では爵位を尊び、郷党では年歯(よわい)を尊び、世に処し民を安んずるには徳を尊ぶこと)
*達尊 広辞苑:世間一般に尊ばれる物事。官爵・学徳の類。
●三達徳(さんたっとく):「智仁勇の三者は天下のタットク(達徳)なり (=三達徳) 」
*三達徳 デジタル大辞泉 :三達徳(「礼記」中庸から)時代や身分を超えて、どんな 場合にも通じる三つの徳。智・仁・勇をさす。
*三達徳 広辞苑:(中庸)広い天下のどこででも一般に通ずる三つの徳、すなわち智・仁・勇。三徳。
*達徳 広辞苑:古今東西を通じて変わることのない徳。
●三昧場(さんまいば):死者の冥福を祈るために設けた墓地に近い堂。墓所。三昧。
●三昧耶(さんまいや・さんまや) :①時。漠然とした時。一時。②会、集会。③旨とするところ。根本義。④密教では、平等・誓願・驚覚・除垢障の意味があるとする。「三摩耶(さんまや)」とも書く。
●三摩地(さんまじ)・三摩提(さんまだい):三昧(さんまい・ざんまい)①アに同じ=心が統一され安定した状態。一つのことに心が専注された状態。
●三昧耶戒(さんまやかい):密教の伝法灌頂を受ける前に授ける戒。
●三昧耶形(さんまやぎょう):密教で、誓願を象徴するもの。諸尊の所持物や印相。三形(さんぎょう)。
●私窩子(しかし):淫売婦、私娼
●時辰儀(じしんぎ):時計の古称
●児枕痛(じちんつう):あとばら(後腹)①に同じ=産後の腹痛。後陣痛。転じて、事後の出費など、事が済んだ後に残る苦労。
●地輻石(じふくいし) :①出入り口の壁裾や基壇の下に据える石 ②礎石。築石(つくいし)。
●袖珍本(しゅうちんぼん):ポケットに入るような小形の本。袖などに入れて持ち歩ける小型の本
●酒博娘(しゅはくじょう):酒と博打と女
●声縁菩(しょうえんぼ):悟りを求めて修行する人たち。自利のみの小乗の修行者であるショウモン・エンガクと自利・利他を求める大乗の修行者の名前を一字ずつ取った呼び名。(声聞と縁覚と菩薩)
●正覚坊(しょうがくぼう):大酒のみ
●消魂窟(しょうこんくつ):いろまち。遊里。
●猩猩講(しょうじょうこう):大酒のみの集会。
●定斎屋(じょうさいや):売薬行商の一。
●薔薇果(しょうびか):外観は真正の果実に酷似するが、花床が壺形になり、その中に果実があるもの。バラ科の果実の類。
●続命縷(しょくめいる):端午の節句に用いる飾りもの。薬玉(くすだま)のこと。
●如鱗杢(じょりんもく):さかなの鱗に似た木目。
●爾霊山(じれいさん):203高地の別称。*漢字は「に、れい、さん」となっている。
●治聾酒(じろうしゅ):春の社日に飲む酒。耳の遠いのが治るという俗信。
●身口意(しんくい):人間の一切の活動。三業(さんごう)。
●身三口四意三(しんさんくしいさん):十悪を3種に分けたもの。殺生・偸盗・邪淫の三業は身に属し、妄語・悪口・綺語・両舌の四業は口に属し、貪瞋痴の三業は意に属する。
●塵点劫(じんでんごう):きわめて長い時間。塵劫。
●西施乳(せいしにゅう):(味のうまいことを西施の乳にたとえていう)河豚の異称。
●赤縄子(せきじょうし):仲人。月下氷人。
●瀬瀬幔(ぜぜまん):台所などで用いる粗末な幔幕。
●世智弁(せちべん):①(仏)世知にたけてずるいこと。こざかしいこと。②けちくさいこと。吝嗇。 ③せちべん袋の略:旅人が刀の柄のよごれを防ぐためにかぶせた革袋。
●世知弁坊(せちべんぼう):けちんぼうのこと。
●僉議者(せんぎしゃ):雄弁家。論客。
●筌漁業(せんぎょぎょう):うえ・壺などを使って、ウナギ・タコ・エビ・カニなどをとる漁業。雑漁業(=ウエ、モリ、ヤスなどの漁具を使用する漁業。網漁業・釣漁業などに対していう語。
●先君子(せんくんし):先考・亡父
●繊蘿蔔(せんろふ):大根などを千切りにすること(千六本)。
●葱花輦・葱華輦(そうかれん):天皇の乗輿の一つ。屋上に金色の葱花の飾りを付したもの。
●総鰭類(そうきるい):硬骨魚類の一群。
●増上慢(ぞうじょうまん):①(仏)まだ悟りを得ないのに、得たと思ってたかぶること。②実力が伴わないのに自慢すること。自信過剰。
●足疾鬼・速疾鬼(そくしつき):羅刹(らせつ)のこと。悪鬼の通名。
●蘇婆訶・娑婆訶(そわか):真言陀羅尼の終りにつける語。功徳あれ、成就あれなどの意。「阿毘羅吽欠(あびらうんけん・・・)」
●尊大人(そんたいじん):(広辞苑)他人の父または母に対する尊敬語。
(⇔ 孺人(じゅじん):(広辞苑)①(礼記)中国で、大夫の妻の称。②身分ある人の妻の称。⇔尊大人 )
<た・だ行>
●太為爾(たいに):仮名47字を重複しないように作った歌。いろは歌に先行するもの。
●逮夜経(たいやぎょう):逮夜にする読経。逮夜:忌日の前日。また、葬儀の前夜。宿忌。
●奪衣婆(だつえば):三途の川のほとりにいて、亡者の着物を奪い取り、衣領樹(えりょうじゅ)の上にいる●懸衣翁(けんえおう)に渡すという鬼婆。
三途河・葬頭河(しょうずか)の婆(ばば)。奪衣鬼。
●旦過夜(たんがや) :行脚僧の宿る家。
●担板漢(たんぱんかん):(板を担ぐ男の意。その板に遮られて一方は見えないことから)ものの一面だけ見て対局を見得ない人。
●胆礬色・丹礬色(たんばいろ):真っ青な色。胆礬・丹礬(たんばん):硫酸銅からなる鉱物。
(注)2019.10.14補足
広辞苑では、「胆礬(たんばん)」「胆礬色(たんばいろ)」となっており、「“丹”礬・“丹”礬色」の“丹”は誤用となっている・・・。
●嘲斎坊(ちょうさいぼう):人を馬鹿にしてからかうこと。また、嘲弄される人。なぶりもの。
●樗蒲一(ちょぼいち):いんちき、でたらめ、ばかをみること・・・
(漢検2)樗蒲一(チョボイチ)
①中国から伝わった賭博の一種。一つのサイコロで出る目を一つ予測し、当たれば賭け金の四倍が戻るもの。 ②人をごまかすようなこと。いんちき。
由来:「樗(ごんずい)」と「蒲(かわやなぎ)」の実をサイコロとして用いたことから。
参考:「チョボ」ともいう。 樗蒲(チョボ):「樗蒲一」の略。 *現行訓には樗(ごんずい)はナシ(意味としては、「①ごんずい。ミツバウツギ科の落葉小高木。・・・」とある。
●粘葉装(でっちょうそう):書籍の装丁の一つ。胡蝶装ともいう。
●点鬼簿(てんきぼ):過去帳のこと。
●田舎漢(でんしゃかん):いなかのおとこ。いなかもの。
●犢鼻褌(とくびこん):ふんどし
●栃麺棒(とちめんぼう):あわてもの *慣用句「祭過ぎてのトチメンボウ(栃(橡)麺棒) :時機におごくれてあわてることのたとえ。」*「とちめん」を造るには早くしないとよく延びないので急いで棒を使うからとか・・・。
●鈍瞎漢(どんかつかん):にぶくて道理のわからない男。 「彼等-は…自己の不明を耻づるであらう/吾輩は猫である 漱石」
●貪瞋痴(とんじんち):3種の根本的な煩悩。仏教において克服すべきものとされる 最も根本的な三つの煩悩。三毒。 ➪貪欲・瞋恚・愚痴
●鈍副司(どんふうす):愚かな仏弟子。ばかな小坊主。
<な行>
●寧馨児(ねいけいじ):幼少からすぐれている人。神童。麒麟児。
●拈香文(ねんこうぶん):禅宗で、僧が死者に対して哀悼の意を表して朗読する文。
<は・ば行>
●唄法印(ばいほういん):梵唄を唱える僧
●薄伽梵・婆伽梵(ばがぼん):(梵語:福徳ある者、聖なる者の意。世尊と訳す。)①仏の尊称。特に釈迦牟尼の尊称。婆伽婆(ばぎゃば)。②インドで、神仏・貴人の尊称。
●八幡人(ばはんじん):船で他国へ略奪に行く盗賊。
●八幡船(ばはんせん・ばはんぶね):日本の海賊船。江戸時代には密貿易船の称。はちまんぶね。
*八幡(ばはん):①倭寇の異称。②外国へ略奪に行くこと。③国禁を犯して海外へ渡ること。④八幡船の略。
●万歳旛(ばんざいばん):「万歳」の2文字を表面にしるした旗。即位礼や朝賀の式などで用いる。
●半仙戯(はんせんぎ):ブランコの異称
●緋金錦(ひごんき):金で織り付けた錦、金襴のたぐい。←秘錦(ひごん)に同じ。
●非想天(ひそうてん):非想非非想天の略。
●非想非非想天(ひそうひひそうてん):無色界の第4天で三界諸天中の最高。ここに生まれる者は粗い想念の煩悩がないから非想をいうが、微細なものが残っているから非非想という。仏教以外のインド宗教では解脱の境地。仏教では迷いの境地。有頂天。非想天。非有想非無想天。
●秘色色(ひそくいろ):①瑠璃色 ②襲の色目。表は瑠璃色、裏は薄色。または・・・・(略)。
●毘藍婆(びらんば):(仏・梵語)劫末・劫初に吹き、至る所ことごとく破壊するという大暴風。毘藍風。毘藍。
●賦形剤(ふけいざい):薬剤を服用しやすくするなどのために加える物質。
●不心中(ぶしんじゅう):義理に外れること。誠実でないこと。
●不銹鋼(ふしゅうこう):ステンレス鋼に同じ。
●不道化・不道外(ふどうけ):場所柄をわきまえない悪ふざけ。わるじゃれ。
●不弁分限(ふべんぶげん):不弁と分限。貧しいことと富んでいること。
●風流者(ふりゅうざ):風流に凝る人。意匠家。考案家。
●糞掃衣(ふんぞうえ):粗末な僧衣。
●便当者(べんとうしゃ):富裕な者。
*便当(べんとう):十分なこと。豊富・裕福なこと。都合のよいこと。便利重宝なこと。
●卯酉屋(ぼうゆうや) :東西に棟を通した建物 ⇔ 対義語:子午屋(しごや)
●没分暁(ぼつぶんぎょう):ものわかりの悪いこと。
●没分暁漢(ぼつぶんぎょうかん):わからずや。
●梵論子(ぼろんじ):虚無僧
(漢検2)梵論子(ボロンジ):「梵論(ボロ)」に同じ。➪梵論(ボロ):鎌倉末期に現れた有髪の乞食僧。のち、尺八を吹きながら物乞いをする虚無僧を指した。ぼろぼろ。ぼろんじ。「暮露」とも書く。
●奔走子(ほんそご・ほんそうご):父母が大切にかわいがっている子。秘蔵っ子。
<ま行>
●無憂華(むうげ):釈迦がその下で生まれたという樹の花
●無垢衣(むくえ):袈裟の異称
●無垢三昧(むくざんまい):仏・菩薩の、煩悩のけがれのない清浄な三昧。
●無垢湯(むくゆ):湯灌(ゆかん)のこと
●無腸漢(むちょうかん):節操のない男。はらのすわらない男。
●無腸公子(むちょうこうし):蟹の異称。
●無分暁(むふんきょう):明らかでないこと。筋の通らないこと。見当違いなこと。
●無縫塔(むほうとう):卵塔(らんとう)に同じ(卵形をした塔身を載せた石塔)。 *ブログ既出
●無漏路(むろじ):煩悩の汚されない清浄の世界
●無漏智(むろち):煩悩を離れた清浄の智慧
●綿撒糸(めんざんし・めんさっし):解木綿(ほっしもめん)と同じ。 (広辞苑)綿撒糸(めんざんし):(メンサッシの慣用読み)解木綿(ほっしもめん)に同じ。木綿をほぐしたもの。薬液を吸収させて傷口に用いた。解木綿(ほつしもめん)。
(デジタル大辞泉)綿撒糸(「めんさっし(綿撒糸)」の慣用読み):綿布の糸をほぐして薬液に浸したもの。手術後の傷口に用いた。解木綿(ほつしもめん)。
●没義道・無義道(もぎどう):非道なこと。不人情なこと。情けしらず。
<や行>
●遊冶郎(ゆうやろう):(26-③出題)酒色におぼれて、身持ちの悪い男。放蕩者。 道楽者。
●由加物(ゆかもの):神前に祭料として供える供物。それを入れる容器。
●湯灌場(ゆかんば):江戸時代、湯灌を行うために寺院内に建てられた小屋。
●揺籃歌(ようらんか)=子供をあやし、または寝つかせるときに歌う唄。子守歌
●予餞会(よせんかい) :卒業前の卒業生の送別会
<ら行>
●羅城門(らじょうもん):平城京・平安京の正門。ラジョウモン(羅城門)。「羅生門」とも書くが、こちらは「ラショウモン」か「ラセイモン」と読む。「羅城」は城の外郭という意味。
●拉鬼体(らっきてい・らっきたい):調べや表現の強い歌体。
●卵塔場(らんとうば):(過去問)(漢検2:卵塔(ラントウ):①仏)台座の上に卵形の塔身を置いた墓石。 ②「卵塔場」の略。墓場のこと。「蘭塔」とも書く。
●釐等具(れいてんぐ):ごくわずかな量まで量れる精密な竿秤(さおばかり)。明治初年頃まで用いた。
●裂罅泉(れっかせん):不透水層の上部のさけ目または断層線から湧き出る泉。
●老大人(ろうたいじん):①老人・長者の敬称。②他人の父の敬称。尊大人。③(俗)だんなさま
(⇔ 大孺人(だいじゅじん)・・・徳富蘇峰「吉田松陰」- 青空文庫 松陰の書簡から発見。その他ネットにも散見。・・・
●六根浄(ろっこんじょう):欲や迷いから脱け出て心身が清らかになること *四字熟語では「六根清浄」(「略して、“六根浄”ともいう」)
<わ・を行>
●惑業苦(わくごうく):生きとし生けるものの輪廻を示す。三道。
●乎古止点(をことテン):昔、漢文を読み下すために漢字の四すみや上下につけて助詞などを表した点や線の符号。漢字右上の点を「を」、その下を「こと」としたことから。
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