友人に相続が発生し、
「遺産分配書って自分で作れる?」という相談が来ました。
正確には「遺産分割協議書」といいますが、そう難しいものではなく、やる気があれば作れるので、その旨伝えたところです。
実は、この遺産分割協議書、定められた書式はないのです!つまり、縦書きでも横書きでも、手書きでもワープロ打ちでも構わないのです(@_@)
(簡単ですが)ポイントは、
- 被相続人(死んだ人)と相続人(死んだ人の財産(=遺産)を相続する人)を明記し、遺産の分割を協議して合意に達したことを表す。
注:被相続人と相続人を混同する人が少なからずいるのですが、「被」がついている方が[故人=死んだ人]です。
- 誰がどの財産を相続するかを明確に書く。その際、注意すべきは、不動産の場合→単に所在地だけでは不明確で、面積○○m2、家屋番号、床面積なども正確に記入する(これらは登記簿を見ればわかります)。預貯金の場合→単に銀行預金○万円だけでは不明確で、銀行支店名、口座番号も記入します(通帳を見て正確に写す)。おっと、それから金額は被相続人の死亡時点のものです。これらは箇条書きにすると見やすい(^_^)
- 署名は、相続人全員が自署することが必要です。また実印を押すので、その印鑑証明書(これは区役所や市役所またはその出先機関でとれます)も必要です。
ところで、私の住んでいる所でも住民票や印鑑証明書が機械にお金を入れて(人間の手を煩わせずに)とれるようになっています。ところが、その機械が通路に設置されているので、通行人から画面が丸見え!、おまけに領収書がスムーズに出てきたためしがない!いつもダンゴになって出てきます<紙詰まりが発生→ベルを押して人を呼ぶ→しばらく待たされた後に係りがやってきてダンゴを引っ張り出す>
何のこっちゃ、これなら窓口で申請した方が早いような気がします
翻訳者として働いているわけではありませんが、ちょっとしたことで、遺産分割協議書を英語に翻訳することを頼まれました。
そこで、インターネットで英文の遺産分割協議書を探しましたが見つからなかったです。そこで質問があります。
翻訳する際には特に形にとらわれずにそのまま日本語を英語になおせばいいのでしょうか。よくわからないです。もし、ご存知でしたら教えてください。
なお、もし英文の遺産分割協議書の典型的なひな型があるのであれば知りたいです。
ご質問の件ですが、具体的な事情(使用目的、該当する国または州(if any)、日本語の協議書がどのような「形」になっているのか等)がわからないので、何ともお答えし難いのですが、「遺産分割協議書」は記事本文にも書いたように、要点が入っていれば書式は自由です。翻訳に関しても、限りなくフツーの文書に近いものだと思います。
細部は依頼主とご相談なさってみてはいかがでしょう?
(以前にも書いたのですが、WEB上の個別のQ&Aは基本的に取り扱っておりませんので、こんなところでよろしいでしょうか?)
蛇足ですが、
翻訳の仕事ではないにもかかわらず、かくのごとく調査をなさる姿勢は素晴らしいです!
一応、遺産分割協議書の英訳ができました。なかなかむずかしいものでした。
アメリカに送って向こうの公証人の人が読めたらいいそうです。だから、それほど精度にこだわらないくてもいいかもしれません。