4月11日山高神代桜に会いに行ってきました。
山梨県北杜市に、日本三代桜といわれる実相寺の神代桜があります。
樹齢2000年といわれるエドヒガンの古木です。
桜として始めて国指定の天然記念物になっています。
周囲が12メートルもある幹は黒い岩のよう。
こぶだらけで、ふしくれだって内側は洞になっています。
昭和23年には「3年以内に枯死する」という宣告をうけて、
樹勢回復工事が行われ、今はみごとに花を付ける様になりました。
工事の公開、内容の説明は将来を引き継ぐ子供たちにも解説されたそうです。
又、平成20年に神代桜の種が、武川小学校の子供たちに採取され、
「国際宇宙ステーション」に乗って、約6ヶ月間宇宙遊泳して帰ってきました。
その種はどんな花を咲かせてくれるんでしょうか?
これからの2000年に歴史と伝説と夢を作ってくれるでしょうね。
山門を入って真っ直ぐに本堂があります。 身延山久遠時の枝垂れ桜の子供
「美しい花を眺め、心和やかに、 (昭和52年4月植栽)
仏さまにも参詣して帰りましょう」と
書いてありました。 当然ですよ!
様々な桜と水仙の花ざかり 三春の滝桜の子供 ↑
(平成12年4月植栽)
水仙の黄、桜のピンク、 ↑ 神代桜と手前の背の低いのが滝桜の子供
そして残雪の南アルプス 甲斐駒ヶ岳の雄姿。
根尾の薄墨桜、三春の滝桜そして神代桜が日本の三代桜といわれています。
夫々長い歴史をもった一本の名桜で、国の天然記念物です。
4~5年前にこの神代桜を見にきた時は、高遠の帰りだったので1週間遅く、
ほとんど散り終えていて、風景に輝きはなく、イメージも沸きませんでした。
今は名木の子供達が成長して全体に華やか、
お寺の境内だというのに、ゴージャスで、天国ってこんな所なのかもと思いました。
韮崎の わに塚の桜 をご存知ですか?
韮崎段丘のこんもり盛り上がった塚の上にある一本桜です。
樹齢300年のエドヒガンサクラ。
「日本武尊」の王子の墓だったとの説があります。
背景の山は 深田久弥終焉の地、茅ヶ岳です。
群生の桜は 「見に行く」 だが、一本桜には 「会いに行く」 がふさわしいと
言った人がいます。 私は今年も出来るだけ多くの桜に出会いたいと思います。
避難先の方から、「No more 自粛」 「どうぞお花見をしてください」
とのお言葉を頂きました(新聞ですが)。ちょっと後ろめたい気持ちはありますが、
私は普通の生活をして、季節を追っかけたいと思います。