9月3日 サントリー美術館へ行ってきました。
藤田美術館の至宝「国宝 曜変天目茶碗と日本の美」 ~9月27日
国宝に指定されている「曜変天目茶碗」 3碗の内の1点を初め、国宝8件、重要文化財
22件を含む119件を東京ではじめて公開するという展覧会です。
サントリー美術館のある六本木の東京・ミッドタウン
HPより
実物の曜変天目茶碗は、思ったより小さい・・・と言うのが実感でした。
掌に載せてこじんまり優しく、天下人・徳川家康をも魅了したといわれています。
国宝の曜変天目茶碗は、中国で生まれたのに、世界で3碗しかなくて、すべて日本にあります。
東京の 静嘉堂文庫 、京都の 大徳寺龍光院(非公開) と大阪の藤田美術館です。
観客のほとんどは、このお茶碗が目当てのハズ。雨もよいの平日なのに、観客が多かったです。
しかも、割と若い人、男の人も多く、古美術が好き、茶道が好き…と言う人達でしょうか?
3~4年前に、大阪造幣局の桜の通り抜けを見に行きました。
見事な八重桜が 大川にそって咲いていましたが、その対岸にこの藤田美術館があります。
倉の美術館ですが、その時は、「曜変天目茶碗」は、展示してなくて、「秋に来てください」
といわれたのです。 ようやくこの夏、東京で願いがかなえられました。
ロビーにブドウがたわわ
「名品ずらり。めちゃええやん!」 と、タイトルの添え書きに言ってますが、本当でした。
幕末に長州・萩で生まれた藤田伝三郎は、関西で屈指の実業家となり、私財を投じて破壊や
海外流出から美術品を守った心意気を心から感じる展覧会でした。