花歩る木

山と旅がすきです

フェルメールの油彩画(東西美)

2015-09-15 13:44:07 | 美術館

9月8日 1日中雨の日、上野の美術展に行ってきました。

           都美術館で行われているのは、「再興第100回 院展」  9/1~9/16
      100回記念と言うことで、作品の数々の力の入れようは、大変なもの。
      会場が広くてゆったりしているので、作品は、始めから終わりまで大判・大作揃いでした。
      1作、1作、時間をかけてみるには、多過ぎで疲れましたね。

      中年のおばさん3~4人が部屋の真ん中で大きな声でおしゃべり。
      そのうちの1人が携帯でおしゃべり。また1人がカメラでぱちぱち。
      おしゃれさんでしたが、お行儀が悪いわよ。
      集中できなくて、2~3部屋パスして逃げました。とても残念でした。

      
      西洋美術館へ行きました。

      一番の目的は、3月17日から 常設展示されている
      フェルメール作と言われる「聖プラクセディス」を見る事。

                
                 HPより
     
      17世紀のオランダの画家、ヨハネス・フェルメール(1632~75) の初期の頃、
      イタリア絵画を模写した作品と見られています。
      
      昨年7月、ロンドンのオークションに出品され、手数料込で11億円で落札されたんだそうです。
      何と、落札したのは個人の日本人!    お金持ちがいるもんですね。
      真贋論争で、いまだ疑問視している専門家もいるようですので、疑問の余地があることを示す
      「フェルメールに帰属」と 表記して公開されています。

      欧米以外で初めてのフェルメール。いつでも、簡単に見に行くことができます。
      寄託して、われわれに常時公開してくださった方に、感謝、感激です。

      西洋美術館には、そのほか松方コレクションがあって、世界の名画が揃っています。
      この前、西美の建築物(ル・コルビジェが設計)が世界遺産の候補になっていますが、
      その審査をしている 外国人グループを見ました。
      建物も、中の作品も素晴らしいです。