11月26日 映画「カルメン故郷に帰る」(DVD)を見ました。
1951年(60年前)、日本初のカラー映画です。
ほぼ全編を浅間山山麓でロケした懐かしい、歴史に残る映画です。
高峰秀子の27歳、つやつや、ぴかぴか若さあふれる時代に
明るい軽快な喜劇を演じています。
少々おバカで、都会でストリッパーをしているヒロインが
故郷の北軽井沢へ友達を1人連れて帰り、物議をかもしますが、
「裸踊り」をした収益で故郷に貢献して、
「錦をかざ」って帰る。・・・・というストーリーです。
監督・木下恵介。 高峰秀子、小林トシ子、望月優子、佐野周二、
佐田啓二、笠智衆・・・などみんな懐かしい、なつかしい~。
秀子さん歌もうまいし、踊りも上手。多少あばずれな感じをよく演じていて、
爽やか。立派にストリッパーになりきっていました。
品のいい、理知的な女性以外でも 大変身できるんですね~。
いつも泊まる軽井沢の宿から見える浅間の姿と同じです。
ロケはどこで行われたのか知りたくなって、
嬬恋村観光課と商工会フィルムコミッションというところへ
電話で問い合わせてみましたが「昔の映画ですよね、分りません。」でした。
南木佳士さんがこの辺で生まれ、このへんの山の文章を書いておられますが、
「分りません」という答えでした。 村の大切な誇りじゃないのかい?
高峰さんはロケ待ちのお天気の悪い日には、軽井沢で梅原龍三郎の
モデルを務めて、今その絵は世田谷美術館に寄贈されています。
もう、没後1周年、12月号の「芸術新潮」は高峰秀子特集を組みました。
大フアンの私は発売日に急いで買い求めました。愛蔵版にします。