TacoToma

タコとトマトが好き。
つまり食べることが好きってことです。
プラス、最近は韓国ドラマ関連も書いています。

「夜光の階段」最終回 わりとあっけないな

2012-04-21 06:40:49 | 김재욱

おおーあっという間に最終回か。

悪役の藤木直人はどんなだろうという興味で見ていたわけですが、後へ行くほど良かったかなあ。はじめの頃は女に媚を売るシーンで、しいてもっと媚売ってますという演技をしていただいた方が良かったのではと感じ・・・つまり変に自然にいい人っぽさが出てしまって、そこが不満でしたね。最後の方にいくと、ばれるんじゃないかと不安を抱きつつも、仕事で成功し、人並みに愛することで自分の生き方を正当化しようという、悪に手を染めてしまった人間の葛藤みたいのがにじみ出て見えたのは、私のひとりよがりですかね?

2009年作品なので3年前ですか。直人さんは36か37歳くらいですね。一番いい、つまり男としていい時期ですね。王子様的理想の男役ではなく、俳優としての奥行きを見せていくタイミングに、良い役に遭遇したといえるけど、少し消化不良だった気もします。

なんか脱皮する過程のような感じです。

 

さてこの最終回のDVDには、インタビューなどの特典映像がついていました。

ドラマは原作とはかなり異なる部分があるのだそうで、原作で道夫はもっと悪い奴らしいです。こんな男になら騙されてもいいと思ってもらえるようにしたいと、直人さんはのたもうておりましたが、結構ご自分でも、どんな風にやろうかと揺れておられる様子のインタビューでしたね。

2人の女優陣のインタビューとぶっちゃけトークも面白くて、すごく楽しんで演じていらした様子。3人ともルンルンという感じ。まだ撮影途中でのインタビューなので、最後の方の本はできていなかったみたい。フジ子さんがこのあとどうなるのか謎と何度も言ってました。男を独占したいという女を赤裸々に演じることのできる役を楽しんでいるんだけど、それも相手が直人さんだからって感じでしたよ。

最後の法廷で殺したことを認めるシーンは、少しさらりと演出されすぎ? でも、ここへ来るまでうそをつき通した強さのある道夫なら、こんなところで取り乱したりせず、たんたんと語るのがふさわしいという監督さんの考えなのでしょう。

 

ってことで、そもそも私が「夜光の階段」に到達するに至った過程を再度振り返りますと、

NHKでやっていた「赤と黒」を見て、そこでキム・ジェウクの日本語がうまいなと思ったのが発端で、そういえばジェウクって今までも何度も見たよなと思いつつ、まだ見てない作品を見る中で「アンティーク」にはまってしまったのです。

日本で「アンティーク」がドラマ化された時に、ジェウクがやった役を誰がやったんだろう? と調べてみたら藤木直人だった。そこから直人ウォッチが始まり、「夜光の階段」に至ったのですね。ジェウクさんも35歳前後になると、こういう悪役にチャレンジすることを選ぶでしょうね。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「シークレット・ガーデン」... | トップ | 「Control 犯罪心理捜査」 ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

김재욱」カテゴリの最新記事