TacoToma

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1月17日 阪神淡路大震災から16年 & 市制と議会

2011-01-17 01:07:29 | 神戸

注目の阿久根市長選は、前竹原市長が900票ほどの差で負けました。

竹原さんのやり方は確かに極端で、素人の私から見ると「この人、壊れてるんとちがう?」と思ったこともあります。

自治体で改革を行おうとしたとき、議会がネックになって前に進まないという事態は、いろんなところで起きています。名古屋もそうですが、これは阿久根や名古屋だけの話ではありません。

職業化してしまった議員、議会で承認されないと動かせない市政という構図があって、改革をかかげて当選した市長が、その改革をはばまれるという事態。

ちょっと構図はちがうんだけど、かつての神戸空港問題を思い出します。

神戸空港は、元はといえば関西新空港誘致時代からの流れを継承するもので、泉州沖に関空が決定したあとも、空港建設があきらめきれなくて、かなり無理をして空港建設を推し進めていたんですね。

関西新空港ができたら伊丹空港はなくなる予定だったんですが、いろいろあって結局伊丹は残った。もし伊丹がなかったら、神戸空港はもっと意味のあるものになっていたでしょう。大阪湾岸に3つも空港はいらない。神戸空港ができても採算はとれない。

空港建設反対運動を主戦テーマとする、市議選があったのですが、結局賛成派の勝利に終わったのです。市民は空港建設を選んだ。震災前から空港建設は決まっていて、震災で大きな出費を余儀なくされた神戸市ですから、その時点で一度白紙にすればよかったのに、つきすすんでしまったんですね。

150万人の街になると、その街の中だけで生活のほとんどが成り立っている市民が多いですから、利害関係がけっこう密です。もちろん市の職員もいて、市と取引のある商売の人も多い。港湾運輸関係の仕事に従事する人も多い。それらの人の家族や親せきは相当な人数になります。そういう人たちを中心に賛成派の方がまさったのです。

阿久根の選挙。竹原さんの極端なやり方への嫌悪感もあったでしょうが、やっぱり狭い街ですから人と人のつながりで票が集められたでしょうね。

さて、震災から16年。まだ震災の傷跡はたくさん残っています。倒壊した家やビルのあとに建物が建たず、空き地のままや駐車場という場所が多い。こころの傷も残っている。こんなに傷跡が残り続けるとは想像できませんでした。

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