この映画の見所は沢山ある。いくつかに絞ろうと思ったけど整理がつかない。
①ジフンの奮闘
そりゃあ主役ですからね。当然といえば当然。親やお客さんの前で見せる愛想のいいジニョクと、仲間たちとの間で見せる素のジニョク。その切り替え。それともう一つはトラウマに苦しむジニョクか。ともかくあらゆる要素を見せてくれる。
ないとすれば、魔王の時のクールなキャラはこの映画では出てこない。
ジフン氏は、普通でもよくしゃべる方で明るい人みたいなので、わりと自分に近い役だったんじゃないかな?
②ジェウクのゲイ
まるで楽しんで演じているかのように見える。実際はというか最初はそんなことなかったんだろうけど、きっと途中から楽しんでいたのでは?と思える。1回目見た時は、それほど意識して演じている気がしなかったが、再度見るとやはり、かなり意識した身のこなし、表情をつくっていると思った。
けどルックスや体のラインは元々持っている財産だなあと思う。
③おいしそうなケーキたち
はたして、韓国の洋菓子の実力はどんなだろう? これはしっかり食べてみないと何とも言えない。見た目的にはかなりハイレベルだと思った。しかし、韓国料理のあのコイイ味に慣れた舌が好むケーキってどうなるの?
かくいう日本も、見た目は上手だけど食べて本当においしい洋菓子はなかなか無いからね。
映画中、一番不自然だと思ったのは、残りもので作ったというクリスマスのケーキ。いくら残りものでも、あまりにひどすぎない? ポップでカジュアルな路線を狙ったのかも知れないが、ちょっと手抜きな気がしたわ。
逆に、もうちょっとがんばって欲しかった点としては・・・
この映画だけ見てると感じないんだけど、日本でドラマ化された時の映像を少し見ると、アンティークの重厚さが物足りないかな? 日本のはテレビドラマなのに、もっと内装や家具・小物にお金がかかっていた感じがする。
映画のセット、いかにもはりぼてっぽくて、そこはご愛敬。撮影時点で、ジェウクがもっとブレイクしていれば、予算も増えて、セットにもお金がかけられただろうに、しょうがないね。
ともかく、撮影したけど最終的にカットされたシーンが沢山あるということなので、再編集して欲しいですね。でももう遠い過去(言い過ぎ)の映画だからなあ・・・。
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