長ければ6ヶ月、短ければ3ヶ月という絶体絶命の時限付き人生をともに宣告された後、世の中で最も美しくて幸せな葬式を共に準備しに行って愛に陥る‘カン・ドンス’と‘オ・ソンギョン’を演技した彼らに特別な思い出はなかったのだろうか。
「釜山に留まって1ヶ月ほど撮影をしたが、現場の雰囲気が非常に良くて撮影はまるで遊びに行くように楽しかった。空き時間にはおいしいものも食べに通い、猫カフェにも行ったりした。作品をする間は本当に恋愛するかのように過ごした。そんなことが映画ににじみ出なければなければならないと考えたためだ。良く従ってくれたリョウォンに感謝する。”
四十が遠くないオム・テウンなので孤独だということがより一層大きく見えた。「いつも愛したいが良い人ができてこそできること。そのような渦中に幸いこの映画をすることになった。配役も気に入ったし、チョン・リョウォンという俳優も良かった。映画を一緒にする間、本当に愛して好んで大切にしようとした。」
「オムポス」というニックネームもあるが「オムスンドゥン」という愛称もある。はにかんでいる姿がほとんどだからだ。恋愛を出来ない理由もそのような性格のせいではないか。オム・テウンも同意した。「そのようだ。女性や本当に好きな人には気楽に接すことができない。とても人見知りで、色々考えてしまうので、本当に好きな人に会っても、上手く行かない事が多い。」
チョン・リョウォンの他に作品を共にしたパートナー中には結婚したかった女性がいなかったのだろうか。「当然皆に好感を感じた。皆美しくてすばらしいじゃないですか。どんな男でも私がご一緒した女優の方たちからそのような感情を感じられない人はないはずです。恋愛感情を本当に持たないという訳には行かないし、手の平もあってこそ音がするものでしょう。」
それならまともに相槌を打ってくれているチョン・リョウォンは? 「私が度々結婚話をすればリョウォンが止めるべきなのに、彼女もとてもおもしろがる」としながら「二人とも常にそのようないたずらをするからね」と一歩退いた。その一方で「結婚は明日でもすることができる。家も持っていて、職業もあるから、人さえ現れたら良いのに…」と言い、「(映画俳優)コスが結婚をするとは」と言ってうらやましさを隠すことができなかった。
オム・テウンの姉は歌手兼映画俳優オム・ジョンファ(43)だ。芸能界ゴールドミスの代表格の姉はチョン・リョウォンに対してどんな反応を見せたのだろうか。「姉も出てきて同日映画‘ダンシングクイーン’を封切りすることになり忙しい。いや、すでに私たちはお互いに口出ししない」としながら「撮影が始まった時‘リョウォンはどう?’と尋ねると‘二人一緒に取った写真を見るとよく似合ってる’と言った」と伝えた。
最も大きい障壁の小姑問題は解決したもようではないかという考えがふとした。感づいたようにオム・テウンが一言投げかけた。「私には姉が三人いる.」
「ネバーエンディングストーリー」は年頭、山場を迎え、コメディ「ダンシングクイーン」(監督イ・ソクフン)、スポーツヒューマン「フェースメーカー」(監督キム・タルジュン)、社会告発「折れた矢」(監督チョン・ジヨン)等と共に封切られた韓国映画はもちろんハリウッドブロックバスター「ミッションインポシブル:ゴーストプロトコル」(監督ブラッドバード)、ハリウッド3D漫画映画「長靴履いた猫」(監督クリス・ミラー)、ミュージックロマンス「ワンダフルライフ」(監督クォンチルの)、19日幕を上げたハリウッド3Dアクションアドベンチャー「なくした世界を探して2」(監督ブラッドフェートン)等と激しく競争している。オム・テウンの意図のとおり大衆が二人の結婚を本当に成し遂げることを願う気持ちで、または、本当に結婚しているようなためにこの映画を見てくれるのか、でなければ二人を愛するあまり「結婚結社阻止」を望んで見ないようにするか、映画より興味深い現実が繰り広げられている。 (終)
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