ここ最近、神戸の元町から三宮にかけて歩くと、やたらと「神戸牛」という看板や垂れ幕が目につく。
特に海外からの旅行客を念頭においてのアピールと思われる。
ともかく、中国のサイトで「神戸」を検索すると、神戸ビーフのことが膨大に出てくるから、中国人は神戸に行ったら牛肉を食べようと思っているに違いない。
そこでずっと疑問に思っていたことがある。
「こんなに沢山、神戸牛の看板が出てるけど、本当に神戸ビーフを使ってるんだろうか?」
という疑問である。
よく、魚沼産コシヒカリの95%は偽物とか、ロマネ・コンチの99%は偽物と言われるが、神戸ビーフも○%が偽物なんじゃないか? ・・・と。
調べてみたら、神戸牛として出荷されるのは年間5000頭ということだ。そして枝肉は1頭から400㎏とれるという。大目に見積もって枝肉の中でロース、ヒレ、カルビなどステーキや焼肉に主に使われる部位が1頭あたり200㎏としてみよう。仮に一人が一食当たり200g食べるとしたら1頭から1000人分がとれることになる。出荷数が5000頭なので、のべ1000×5000=5,000,000人分もあることになる。
5百万人分というのは相当多いので、まあ、ズルをしている店があったとしても、周囲の目もうるさいことだし、看板を出している店では、本物の神戸ビーフが出てくる確率は高そうだ。ちょっと安心した。
ちなみに、私たちのような庶民は神戸ビーフをめったに口にできません。高いもんね。
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