ともかく出て来る人物の名前などがややこしくて、書くのがめんどくさいけど、面白かった。
ファンタジー史劇のジャンルで、時代設定は唐。
ヒロインは政府高官の令嬢で、好奇心旺盛な遠安。男装して街をうろつき、ひどい扱いを受けていた謎の男を買って自分の家の馬丁にし、穆楽と名付ける。彼女は捕吏の趙瀾之が扱う事件にいっちょかみして、事件の解決に才能を発揮するのだが、そこにこの物語の縦糸となる「九星天珠」というスーパーパワーを持った秘宝がからむ。実は九つの珠はバラバラになっていて、いろいろな事件で1個づつ見つかり、9つが揃うと、今度はその争奪戦が始まる。
遠安の馬丁だった穆楽は、実は架空の小国の王子だが、そのことは忘れていて、「九星天珠」が揃った時点で記憶を取り戻させられ、お宝を持って故郷に逃げる。遠安たちはそれを追って小国に潜入し、天珠を取り戻そうとする。・・・とまあ簡単に書くとそういう話なんだけど、実はいろいろと謎な人物が登場したり、コメディタッチの部分があったりと、見飽きない構造になっている。
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