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もう最近、カルボナーラの本来の姿がわからなくなってきた。
この店はカルボナーラがおすすめメニューだということだった。
見た目: まあ悪くはないが、ちょっとクリームが勝ちすぎでは?
具材: ベーコンだった。切り方は5mm角の棒状でいいんだけどね。(私はパンチェッタの方が好き)
食べてみたら: ザラザラしている。なんで?クリームとチーズの味はするけど、チーズは溶けるだろうし、どうなってるの?
レジでお金を払うときに「ちょっと質問なんですが、どうしてソースがザラザラしてるんですか?」と聞いてみた。
「チーズもたっぷり入ってますし、卵も・・・」とのお返事だったけど、そもそも正しいカルボナーラとはどんなのなの?
近頃では、お店の人がカルボナーラ=クリームパスタと思っている店すらあり、そういうのは論外である。
カルボナーラのカルボンは炭のこと。炭というのは黒いもの。
私が習ったカルボナーラは、まずパンチェッタ(豚バラを塩漬けして半乾きに干したもの)を棒状に切って、よーく炒める。
ここで、よく焦がして元のパンチェッタが半分位のかさになり、焦げ色がつく。
ゆでたパスタをそこへ放り込み、一通りかき混ぜたら、別に卵と生クリームとパルミジアーノを合わせておいたソースを火を止めてからかけて、手早く混ぜる。
そうすると余熱でちょうどいい感じになる。仕上げに黒胡椒を沢山目にふる。
昔、アメリカ村と新地にあったヂヂのカルボナーラは、ものすごい大量のパンチェッタとコショウで全体が黒ぽく、かなり極端な代物だったが好きだった。
当時、アメリカ村界隈で徹底的にどこへ行ってもカルボナーラを食べたものだが、ほかの店のは白かった。
上記の作り方でも、そんなに黒くはならないが、卵の黄色みがあって、白ではない。
私が習ったのはイタリア人のシェフからなので、一応は本場のやり方だと思っている。
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