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というか、この時代のこと、あんまりわかってないので、かえって新鮮なのよ。
前にも書いたけど、ここまででしつこく描かれてきたのは、腐りきった貴族政治に疑問を持ち、我こそは新しい時代を築くのだと思いつめていく清盛の背景を描いているのだ。
命をもなげうってどろどろになり王家を守る武士たちと、宴と女と権力争いに明け暮れる王家と貴族たちのコントラストをこれでもかと描いているわけで、汚いと言われた映像も、そのための必然なのだわ。
そして豪華キャスト。よくぞまあこれだけ集めたよねというくらいすごい。
上川隆也ですら清盛の家臣、脇役なんだからね。とくに男優陣はすごいキャストだ。それに比べて女優はやや地味かな?
まず伊東四朗は凄味があったね。三上博史のスキンヘッドは素敵だしね。
山本耕史は曲者な役にぴったり。死んでしまったけど大東駿介も好きですよ。
玉木宏、藤木直人、松田翔太とイケメンを並べ、阿部サダヲや小日向文世、中村梅雀などひと癖ある名優を並べ、これでもか!という感じだ。
女優陣はやや地味だけど、なかなか味のある人選だと思うよ。
深キョンや武井咲はきれいどころだけど、松雪泰子やりょう、杏などはひと癖ありで、おどろおどろしさが出ている。加藤あいと檀れいには気品がある。
しかし、色気というか、そういう視点で見ると、三上や松田にはすごく色気があるのに、玉木や藤木は綺麗けど色気はあまり感じないのは何故かしら? 不思議なものだ。
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