朝、車ですぐの我が町の桜の名所「黄金堤」に行って来ました。
堤の上は人ひとり歩ける歩道があります。
黄金堤は名君 吉良上野介が整備した堤です。
今まさに満開。青い空に桜のピンクが映えてとても綺麗。
堤の上は人ひとり歩ける歩道があります。
毎年ブルーシートを敷いて宴会をする集団がいっぱいいますが、流石に今年はいないです。見物客はそこそこいますが。
昨日は伯母さんの葬儀に参列しました。
実父のお姉さん、大正14年生まれの94歳でした。
2カ月前からご飯が食べられなくなり、点滴で命を繋いできて、ここ2週間ほどは意識不明が続いていました。ふくよかだった伯母さんはすっかり痩せ細って柩の中にいました。でも綺麗に化粧がされて、ピンクの口紅が可愛かった。
私はこの伯母さんが大好きで、独身の頃はよく伯母さんの顔を見におうちにお邪魔していました。最近はなかなか会う機会が無かったけれど、デイサービスに行って折り紙を折ったり歌を歌ったりして楽しくしていると従兄弟から聞いていましたが。
葬儀で会った私の父も寂しそうにしていました。7人兄弟の4番目の父、ついに2つ下の叔父さんと2人だけになってしまいました。
「次は俺の番だ。姉さんや兄弟達にはよ来いと呼んで欲しいなぁ。」と90歳の父。
「いやいや、おじさんおばさんの分までお父さんが生きるだよ。」と私。
今日は風が強くて、黄金堤の桜もはらはら舞って地面を花びらが覆い尽くそうとしていました。
伯母さんも空の上から桜吹雪を見ているかな。私の知る、ふくよかで穏やかな笑顔で「綺麗だね〜。」て言ってる気がします。