我が家の義父、地元では鉄人爺さんと呼ばれ、88歳になる現在も現役バリバリで仕事していました。30キロはある竹の束は平気でかつぐし、4トントラックに乗って山に行くし、4mの梯子を登り倉庫の屋根近くの荷物を下ろすし。見ているこっちがハラハラしどおし(止めろと言っても聴く耳持たず)
その父、流石に老化はあり、耳は遠くなるしボケては無いけど頭の回転は鈍くなるし、特に最近は足の劣化が進み、よたよた歩く様になりました。
特にこの4、5日 「足に力が入らん。」と言い何度も転びます。流石の医者嫌いの父もちょっとおかしいと思ったのか、近所の内科に行くと即市民病院に行きなさいと言われ。
昨日は大きな荷物が来る予定でしたし、見積もりの清書、銀行に行って通帳記帳もしなければならなかったけど、そんな事言ってられず私が父に付き添う事に。
春休みの双子に店番を任せて父を市民病院に連れて行きました。(何度も電話が来ましたがなんとか留守番してくれました。)
10時過ぎに病院に着き、採血、CT、MRI
レントゲンに診察と全て終わったのは午後1時。脳神経外科の先生から言われたのは
「脳梗塞です。」 やはりそうか。
ただまだ病片が小さく初期の為回復は望める、でも高齢なので万が一に備えて1週間程度の入院をする事になりました。
それから入院手続きや改めての検査などで全て終わったのは午後3時半。付き添いってホントくたびれますね。ただ待ってるだけなんだけど気疲れがハンパない。
でもってすぐ自宅に帰り着替えやスリッパなどを用意。
今はコロナの関係で病棟は立ち入り禁止。荷物の受け渡しは特設会場で午後2時から6時の間だけ。
家に4時過ぎに着き夕飯の用意をし、荷物を揃えてまた病院へ。うちの市の市民病院は脳外科が無いのでお隣の市の病院になってしまい片道30分かかるので再び病院に着いたのは受け渡し時間のギリギリ6時。私も疲れちゃって昨晩はパソコンも早々に寝てしまいました。
今度父に会えるのは退院時。付き添いは無く着替えは3日おきくらいで良いのは助かります。
しかし、父が勝手に受けていた竹仕事が2軒あった(それも大きな垣根)のでダンナ達の工場の方は一気に忙しくなってしまいました。こればかりはなんとかするしか無い。
店のほうは暇な時期なので私は無駄事もやれますがね。
診察の際に握力を図ると88歳とは思えない数値。腕は先生の言う通りに動かせます。ただ足だけがダメな感じ。
まあ、これを機会に免許返上する気になるかもしれないし、好き勝手に仕事を受けるのもやめるかもしれない。
退院したら鉄人ではなく普通の爺さんになって欲しいものですわ。ただね、仕事が生き甲斐の人ですし我が道を行く根っからの職人ですから、普通の爺さんにはならないだろうなぁ。むしろ普通の爺さんになったらボケが進むかも・・。