【6日目 7月24日(火)】
北欧旅行も6日目に入りました。
この日は、ウルヴィークのホテルを出て、ノルウェーを横断、「
ハダンゲルヴィッダ(高原)」を越えての首都オスロまでのバス旅となりました。
ホテルを出てしばらくはハダンゲル・フィヨルド沿いを走ります。フィヨルド観光もこれが最後です。
そして、ノルウェー初日(4日目)にも見て、翌5日目はソグネフィヨルドクルーズ乗船場への道で、その上を通った「
ハダンゲル大橋」では写真撮影のためちょっとだけ下車しました。この吊橋はノルウェーで一番長いということです。
ここまでで1時間半ほど走って来たでしょうか。約6時間のバス旅ということで、今回も飽きない工夫を自然の神様はしてくれています。ハダンゲル大橋から40分ほどで、今度は大きな滝が待ってくれていました。「
ヴォーリングの滝」です。ここでは下車観光でした。
ヴォーリングの滝は高さ180mでノルウェーで最も高い滝とのことです。
ハダンゲル高原は平均標高が約1,000m、最高標高が約1,600mの高原で、ヴォーリングの滝あたりの標高は分かりませんが、滝を過ぎてもしばらくは白樺などの木も多く見られ、ヤナギランなどの花も見られました。
さらに進むと、森林限界を超えたのか、樹木は見られない、荒涼とした景色へと変化していきました。高原の標高の高いところは湿地帯ともなっているようで、小さな沼から、かなり広い湖のようなものまで出現して、長いバス旅でしたが、全く飽きることはありませんでした。
そのうち万年雪をかぶる山も遠くに望むこともできました。ハダンゲル地区には「ハダンゲル氷河」もあります。確認はとれていませんが、ネットで調べた氷河の写真と比べると似ている気もします。
ウルヴィークのホテルから3時間半ほど走って、「
ゴル」という町に到着、ここでお昼となりました。
メインは鶏肉でした。ポテトはしっかり付いています。
ここゴルの町は「ゴル高原」というハイキングコースの起点となっているとのことです。
ゴルの町を過ぎても、しばらく荒涼とした景色が続きましたが、次第に樹木や草原の景色へと変わり、オスロが近づいてきました。
いいタイミングで写真が撮れず、分かりづらいですが、ノルウェーでは屋根に草の生えた家が目立ちます。これはスカンジナビア半島では伝統的な風習で、従来は防寒対策として行われていたもので、現在はいわばお洒落のためとのことでした。
と、草屋根の家を何とか撮ろうと頑張っていたのですが、バスのスピードも速く苦戦していると、急にバスのスピードが落ち、信号のない山道でノロノロ運転となってしまいました。その原因は、下の写真です。運転手さんはケガはなかったようで、道路わきで携帯で連絡をしていました。
そんな、事件もあったハダンゲル高原経由のドライブですが、やがていわゆる「オスロ・フィヨルド」が見えてきて、そろそろ終了ということになりました。
オスロ到着は15:30頃でした。予定にはなかったのですが、市内を少しだけ車窓観光してオスロの港へと向かいました。そして、この日の夕方には、デンマークのコペンハーゲンへ向けての北海クルーズとなりました。それは次回に。少しお待ちください。