檜原街道 ３

あきる野市乙津にある「森林村」でお昼にしようと考えていたのですが、行ってみたらレストランは営業をやめていました。
肉屋さんが経営するお店なので肉料理が美味しかったのですが。
今はコロナ以来ブームになっているコテージの経営に力を入れているのでしょう。


仕方が無いのでそのまま檜原村まで行きました。
払沢の滝の入り口にあるイタリアンのお店を目指したのですが、「本日は予約客のみ」の表示がありました。
向かい側の和食のお店もやっていませんでした。
来店客が多いのは土日祝日だけなのでしょう。

橘橋まで戻り・・・


手打ちラーメンの「たちばな屋」に入りました。


窓に向いている席に座ったら、山の緑と青い空が目の前にありました。


ラーメンは昔のままの手打ちでスープも昔のままのあっさり醤油です。


戦後すぐに開業したのでもうすぐ８０年目を迎えるのですが、私が初めて行ったのは６０年前のことです。
覚えているはずもないと思いながら、厨房の中にいた男性に自分の旧姓を名乗ったら、「あっ　覚えています。〇〇の人」と居住地の名を挙げたのです。
若い頃、この店の娘さんの友人として訪問したのですが、まさか弟さんが覚えていてくれるとは夢にも思っていませんでした。
感謝感激の素晴らしい時を体験しました。

うの花ドーナツ

数日我が家に滞在していた孫２が帰り、私の家はまた会話のない家に戻りました。
孫２が自転車で奥多摩に向かった日は途中から雨になったようです。
美しい山の風景を送ってきてくれました。
彼は翌日もまた一人で出かけたのですが、熊出没の情報があったそうで早々と帰ってきました。


檜原村本宿にある豆腐のちとせ屋で、うの花ドーナツを買ってきてくれました。


夜はガーリックライスを作ってくれたのですが、私は作ったことがなかったのでその美味しさに驚きました。


孫２は自分では「昆虫は嫌いだ」と言っているのですが、私のためには虫をみつけてくれるんです。
庭のコガネムシとか家の中の蜘蛛とか。（笑）


暗くなってからコガネムシを見つけた時には、カメラを構えた私のためにスマホのライトで虫を照らしてくれました。




その後、孫は自分でもスマホでコガネムシを撮り、綺麗に修正して私のスマホに送ってくれました。
ありがとう

奥多摩周遊道路

五日市町を通って奥多摩周遊道路に向かっています。
奥多摩の山々が見えていますが、中央に最も高く見えているのは大岳山、向かって右の尖った山は御岳山（みたけさん）奥ノ院、
道路灯の右に双子のように見えているのは馬頭刈山（まずかりやま）です。


西多摩郡檜原村（ひのはらむら）に入りました。
「第一村人発見」


奥多摩周遊道路の『浅間（せんげん）尾根駐車場』に車を止めました。
遠くに街並みが見えていますが、左の方に背の高い電柱のようなものが見えます。


拡大してみたらスカイツリーでした。
新宿の高層ビル群も見えました。


奥多摩周遊道路は山の上を通っているので、紅葉はすっかり終わっていました。
“いえびと”は「禿げている」と言ってガッカリしていました。


次に『月夜見第一駐車場』に車を止めたら眼下に奥多摩湖が見えました。
台風で土砂が流れ込んだ奥多摩湖の水はまだ濁ったままでした。


こんもりと丸いヤドリギ（宿木）がたくさんくっついている木の下で、数人の男性が大きなカメラを据え付けて待機していました。
一人の男性に「どんな鳥を待っているのですか」と尋ねたら「鷹」と答えてくださいました。


奥多摩周遊道路を降りて三頭橋（みとうばし）を渡ります。


山の上に白い塔が見えました。
標高９８２メートルの大寺山（おおでらやま）の上に建つ仏舎利塔です。
東京都檜原村、山梨県の丹波山村、小菅村の境に建つ日本最大の仏舎利塔だそうです。


三頭橋を左折すると、山梨県北都留郡小菅（こすげ）村に入ります。


第一村人は発見できなかったけれど、猿の軍団に出会いました。
通行する車の数が少ないので、我が物顔で道路を歩いています。


こちらをじっと見ている猿や


子どもの猿もいました。

イタリアン

イタリアンのお店は『払沢の滝駐車場』より手前の右側にあります。
左にあるのは和食の『四季の里』です。


『四季の里』に電動自転車が置いてありました。
檜原村でレンタサイクルをやっているそうです。
坂ばかりの村なので自転車は電動がいいでしょう。
中１の孫とその父親は電動ではない自転車、ロードバイクで檜原村を駆け回っているようですが。(笑)


右側に駐車場があり、お店はその奥にあります。
着いた時「ＣＬＯＳＥ」の札が出ていたので休みだと思い、ドアを開けて「今日はお休みですか」とたずねたら
「すみません、１０分待ってください」と言われました。
払沢の滝がＣＬＯＳＥなので、「今日も客は少ないだろう」と油断しちゃったのかもしれません。(笑)
でも季節によってはお客様が多い人気店なので、電話で予約した方がいいと思います。


１５分待ったら開店の目印の看板が並びました。


『ヴィッラ・デルピーノ』
所在地　　　　西多摩郡檜原村本宿５４９３-１
営業時間　　　１１：００～１７：００
定休日　　　　水　木曜日
ＴＥＬ　　　　０４２ー５９８ー１０５４




雰囲気は山小屋。


窓の外は木、木、木。


メニューは１種類、ここに載っているものがすべて出てきます。


「美味しい」


お料理が全て美味しかったので、デザートもコーヒーも注文しました。
デザートは「ティラミスかボネを選んでください。ボネはココアプリンのようなものです」と説明がありました。
珍しもの好きの私はボネを選びましたが、これも美味しかった
コーヒーはカプチーノもＯＫと言われたのでカプチーノに。

檜原村へ

東京の西の最奥にある檜原村に、イタリアンを食べに行きました。
五日市線『武蔵五日市駅』の前を左折します。


檜原街道を西に向かって走っているところです。
『新矢柄橋』を渡ります。


檜原村に入ります。


本宿のＴ字路を右折します。


檜原とうふを売っている『ちとせ屋』が見えてきました。
左の細い道を入り『払沢（ほっさわ）の滝』方面に向かいます。


昼食には早い時間だったので『払沢の滝』を見に行きたかったのですが、台風２４号の強風で樹木が倒れているようです。
「倒木等のため払沢の滝へは行けません」と書いてありますから、かなりの被害があったのでしょう。


とにかく昼食には早いので「行けるところまで行ってみたい」と私が言ったので、“いえびと”は渋々ついてきました。
『拂沢橋』の上を歩いてみます。


それほど深い谷ではないのですが怖い
身を乗り出すことができないので、手前に手摺が入ってしまいました。


やっと手摺が無い写真が１枚撮れたけど葉っぱばっかり・・・緑の葉も綺麗だけど紅葉もいいでしょうね。


ここから滝に向かう道が始まります。


カフェ『やまびこ』は休業。
当たり前・・・ここまで人が入ってこない。


『やまびこ』の反対側にまわると建物に顔がついています。


『ひのはらゆうびん館　森のささやき』が見えてきたところで、前方に年配の男性が３人いることが判明。
みんなカメラを持っていました。


この建物のところで道は遮られていて『森のささやき』も営業していませんでした。


見たかった野草もだいぶ台風に痛めつけられてしまったようでした。
これはサラシナショウマ（晒菜升麻）でしょうか。


つる性なので他の木に巻き付いているトキリマメ（吐切豆）に、赤い実がついていました。