たまびと日記 2

記憶力が衰えないようにとブログに記録しているのに、
記録したものはどんどん忘れていくという悪循環に陥っています。

青梅「調布橋」

2024-12-07 09:20:00 | 青梅市 奥多摩町
11月に「青梅市郷土博物館」に行った時の話は、じつはまだ終わっていないのです。
右に曲がる角を「気の向くまま」と左に曲がったら、多摩川に架かる「調布橋」という橋に出ました。
目的地とは大きく離れてしまいましたが、いつもは車で通り抜けてしまう橋なので渡ってみることにしました。


案内板に「雪女伝説が残る地」とあります。
日本各地に雪女伝説はあると思いますが、小泉八雲が書いた物語「雪おんな」の舞台は、今は青梅市になっている西多摩郡調布村の「千ケ瀬の渡し」なのだそうです。
「調布橋」はこの渡しがあった少し上流に作られました。


それを意識しているのか、橋の模様は梅とかモミジとか和風の雅な絵がデザインされています。


「青梅かるた」を取り出してみたら、昔の青梅線が描かれていました。


成木にも石灰石採掘場があったことがわかります。


橋を渡って吉野街道を西に向かいました。
途中でのこぎり屋根の建物を見ましたが、織物工場だろうと思います。


青梅市は「織物協同組合」の建物が残っているくらい織物が盛んな町でした。
縦糸と横糸に絹糸と木綿糸を使った青梅縞が盛んに織られていたそうです。


布団皮を作る布も織られるようになり、青梅は夜具地の産地としても有名になりました。


私の伯母たちも茅葺の家の中で機織りをしていました。


ようやく目的地近くに建つ、以前は簡保の宿だった「亀の井ホテル」が見えてきました。


畑の中に鶏頭が咲いていましたが、名前のもとになった鶏のとさかに似ているなあと思いました。
最近はとさかと結びつかないような色々な色と形の美しい鶏頭が増えていますね。



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中央線グリーン車

2024-12-01 09:30:00 | 青梅市 奥多摩町
「東京~大月」「東京~青梅」を走る中央線には、今2階建てグリーン車が連結されています。
今はお試し期間なのでグリーン料金が不要です。


「青梅駅」のホームに着いた時、発車時刻が迫っていて辺りも見ずに慌てて飛び乗りました。


目の前に階段があったので上ってみたら、そこはグリーン車の2階でした。


座っている人はまばらで席は「青梅駅」に向いていました。


孫くらいの年齢の男子が二人で座っていたので「この席、前に向けることはできるの」と聞いてみました。
すぐに「できます」 「あっ やってあげましょうか」と答えてくれました。
外出すると若い人に助けられることが多くなったのですが、そのたびに私は感謝し感激してしまいます。


二人は「青梅~東京駅間を楽しむ」と言っていましたが私は途中で降りました。
降りてから車両を見たら1階の窓がホームすれすれにあることに気付きました。
よ~し、次は1階に乗ってみよう(笑)

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青梅市郷土博物館 3

2024-11-30 09:30:00 | 青梅市 奥多摩町
多摩川に架かる美しい「鮎美橋」を渡りました。


川原で遊ぶグループがたくさん見えました。


橋を渡っている時に、若い女性が「テレビを見てここに来たいと思ったのよ」と話している声が聞こえてきました。
例年ならもう少し紅葉が綺麗なのだけど・・・


川のほとりに建つ「Tea Room」に寄りました。






お手拭きの袋にコスモスの花が張り付けてありました。


テラス席から「亀の井ホテル青梅」の建物と「鮎美橋」が見えます。


福生市郷土資料室でも青梅線開通130周年にちなんだ展示が行われています。


「青梅線と福生の砂利輸送」という展示で、福生市内にはかって多摩川から砂利を運んだトロッコの線があったそうです。

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青梅市郷土博物館 2

2024-11-29 09:30:30 | 青梅市 奥多摩町
住吉神社の向かい側の路地を多摩川に向かってくだっていきました。


「延命寺」の小さな五重塔が見えてきました。


境内に呑竜様が祀られています。




「青梅市郷土博物館」に到着しました。


開通130周年の青梅線は、明治27年(1894年)に青梅鉄道として立川~青梅駅間が開通したと書かれていました。


その後、奥多摩まで開通したのですが、沿線に石灰山があり石灰の輸送にも使われたそうです。
この写真を見て幼い頃の出来事を思い出しました。
私は小学生になっていなかったと思うのですが、青梅の祖父の家に一人で滞在していました。
医学生だった親戚のお兄さんが私を自転車の荷台に乗せて、サイクリングに連れていってくれました。
その時に見た衝撃的な光景がほぼこれ
道に自転車を止め二人で少し小高いところに上ると、目の前に広がっていたのは荒涼とした風景でした。
柵の向こうは深く掘られ、その先には木が生えていない白い崖が続いていました。


郷土博物館の隣にある「旧宮崎家住宅」に寄りました。
青梅市成木にあった江戸時代後期に建築された家を移築したそうです。


管理人の男性に「どうぞお上がりください」と言われましたが、私は立ったまま「伯父の家も伯母の家もこんな風だったので懐かしい」とおしゃべりしました。


皇帝ダリアの花が風に揺れていました。

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青梅市郷土博物館 1

2024-11-28 10:00:00 | 青梅市 奥多摩町
青梅鉄道が開通して130周年ということで、沿線各地で資料展を開催しています。
先週「青梅市郷土博物館」に行ってみました。
「青梅駅舎」のビルも築100年という節目の年だそうです。


駅前のビルが解体され建て替え工事が始まっていました。
今から60年ほど前、このビルの3階に友人が住んでいて訪問したことがありました。


旧青梅街道を歩いてみました。
古い商店がまだ残っていて、青梅の歴史を感じることができます。


バケツや箒を売る店は昔はどこの街にもあったのに、今見掛けることは少なくなりました。


祭用品を扱う「力屋」さんというお店です。


「雪守横丁」と書かれています。
この道は入ったことがないので、またあらためて行ってみます。


「怪傑黒頭巾誕生の地」と書かれています。
作者の方が近くの青梅第九高等女学校(多摩高校)の先生をされていたそうなので、この地に住んでいたのかもしれません。
怪傑黒頭巾は昭和10年発表の冒険小説ですが、映画になったので私が子供の頃にもかるたやメンコに描かれていました。
黒い着物で黒い大きな頭巾を被り、悪を懲らしめる強い人でした。


住吉神社の前に到着しました。
もうあの石段は上れないだろうと考えながら写真を撮りました。

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