2週間にわたって競技が繰り広げられたソチオリンピックがもうすぐ閉幕します。
以前からフィギュアスケートは好きだったものの主だった選手の演技しか見ていませんでしたが、今回は男女シングル、アイスダンス、ペア、ほぼ全ての演技を見ることができました。さすがにちょっと疲れましたが。。。
自分は素人ですし、多くのフィギュアスケートブログにあるような専門的な感想はとても述べられませんが、感じたことやこれから期待したい選手などについて書いてみたいと思います。
【団体戦】
代々木で開かれた「国別対抗戦」を見に行ったことがあったので雰囲気は予想できましたが、さすがにオリンピックとなると各国とも力の入れ方が違いますね。特にロシアは開催国そしてかつてのフィギュア王国の威信をかけて気合の入れ方がすごい。
選手にとってはこの団体戦は日程なども含めてどうだったのかわかりませんが、ファンとしては単純に演技を見られる機会が増えるし、シングルだけでなくアイスダンスやペアも注目されてよかったのでは、と思います。
ただ4種目揃えられる国は限られているので(今回もフェルナンデスやデニス・テンは出場していない)、参加国や上位国が毎回同じようになるとどうかなと思います。また選手のコンディションや公平さを考えると、個人戦を先にやって最後に団体戦の方がいいのかもしれません。でもみんな個人戦で燃え尽きちゃうかも。。。?
【ペア】
これはもうロシアの圧勝。優勝したボロソジャル&トランコフ組の豪快で高速回転のトリプル・ツイスト(やめてくれ!と声が出るくらい)や高いリフト、氷面ぎりぎりのデス・スパイラルなどはさすがです。トランコフが「ロシアの黄色い熊」に見えました(笑)。
自分としては続く2位となった同じロシアの若手、ストルボワ&クリモフの「アダムズ・ファミリー」が流れるようなスピード感と安定感抜群で素晴らしかったと思います。ちょっとコミカルなステップもありましたし、最後に決めたトリプル・ジャンプではストルボワが「やった!」と思わず叫んでいたようにも見えました。このペア、今後大注目です。
3位のサフチェンコ&ゾルコーヴィ組もとてもよかったのですが、ジャンプの失敗が残念でした。音楽は「くるみ割り人形」の「アダージョ」をほぼそのまま使っていましたが、ペアに限らずせっかくの名曲をずたずたに切り貼りしたり増幅している選手が多い中、好感が持てました。
◆惜しかったサフチェンコ&ゾルコーヴィ組(銅)
また、表彰台には届かなかったものの、中国のパン&トン組の「レ・ミゼラブル」が情感にあふれていてよかったのと、イタリアのベルトン&ホタレク組の絶妙なバランスのリフトも印象的でした。
(2014.02.22)