風待ちの人に出てきた ハートにアルファベットの組み合わせみたいなマークってのは
これのことです 世界最古と言われるサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局
入り口わかりにくいなあ2回通り過ぎた。まあイタリアでは日本や香港みたいに禍々しい看板をかけないからなおさらか。人に聞いたらええんやもんね
もっとも江戸時代は日本も表札すらなかったんやからそんな風俗が定着したのも最近なことか。
店内は独特の雰囲気で、試用品も上品でびっくりするほどいい香りなんだけど、値段も桁違いでした。
でもね~ ちょっと言わせてほしいんだけど この薬局創業以来の薬ってのは皆無なの
どういう意味かって言いうと400年も前から使われてて現在も薬効が認められる薬ってのは西洋医学にはないってことです。このへんが西洋医学のけってんなんです。これが漢方だと腐るほど現在も薬効が認められる薬ってのはあるんですわ。
実は緒方洪庵の頃まで西洋医学と東洋医学の差は殆ど無いというか、東洋医学→内科 西洋医学→外科(特に腫物の切除)という住み分けができてたみたいなんです。西洋医学が決定的に東洋医学を突き放すのはパスツールの細菌実験まで待たないといけないのですよ。なんとあの鳴滝塾で有名なシーボルトさんの使っていた薬すら全く薬効がなかったってことですからほとんど錬金術や魔女の使ってた薬と大差なかったってわけなんでしょうな。
ついでにベッキオ橋から見た夕日 最高でした