そこはかとな紀

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小松左京 「復活の日」

2020-04-13 22:42:21 | 書評

 現在の新型コロナをまるで予見したような小説、オイラもリアルタイムで読んでたよ。

何十年ぶりかで読み直してるんですが、やはり新鮮なおかつ、病原体が流行の兆しを見せたときに最初はみんななめてる「たかが風邪でしょ」(作中はチベット風邪)というところも妙に符合するのですよ。さらには日本の首相が(実際は副首相ですが あ 麻生さんか(笑))「非常事態宣言」を出すかどうかで悩むシーンも、しかし大きな違いが、それはこの本の中では町中に処理しきれない遺棄死体が溢れ、その処理に自衛隊が出動する事態になってやっと決断する・・・。これは時代の差を感じますね しかしそんなことは気にならないくらい秀逸な作品となっております。おすすめ度 ★★★★★

コメント
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