5年に一度ワルシャワで行われるショパンコンクールそこにはピアニストの戦いもありますが ピアノメーカーと調律師の戦いでもあるのです。
ってピアノなんか全部一緒でしょ?っていうような私が見ててもすんごく面白かったですわ。 昨年のショパンコンクールで使われたピアノはヤマハ カワイ スタインウェイ そして ファツィオリ←創業34年のイタリア北部のメーカーなんです その調律師もなんと日本人!当然ヤマハ、カワイも日本人ですよ。
そんなコンクールの舞台の裏側がかいま見える素晴らしい番組なんですが。見ていくにつけ思うのが、スタインウエイ、カワイ、ヤマハという巨人に年産120台のファツィオリがちゃんと土俵に載ってるってのがすごい。それもね本拠地はイタリア北部のちっさい街なんですよ。
イタリアのすごいところは、コンビニがないところです。代わりにBAR(バール)という立ち飲みエスプレッソショップ兼よろず屋がどんな小さい村にも有って憩いの場になっています。小さな村の物語ッて言うBS日テレの番組見てても、あーこの国の人達は人生楽しんでるわってかんじてしまうのです。
グローバル化っていって 日本ではアメリカスタイルの資本主義が粛々と進行しています。村のちっさいお店や食堂は次々潰れ、全国どこ行ってもコンビニとマクド、すき家、松屋などが増殖してどこの街でも味気ないけど中国製を中心とした安い商品が氾濫してる。
ものづくりの国とか言ってるくせに大量生産の安物が溢れる社会 果たしてこれでいいんでしょうか?イタリアの製品はフェーラーリフェラガモなどを代表として、プレミアムが付いた少量高級商品ですよねぇ。作る方も誇りを持ってやってるし買う方も歓んで対価を支払ってるわけですよね。
中国と安売り合戦したって勝てるわけないんだから、イタリア型の社会というか資本主義を狙うほうが正解じゃないですか?
FAZIOL ってメーカーを見てると余計そう思うよねえ。