そこはかとな紀

波乗り 自動車 金融 書評 英語 PC ウインド つり 映画 落語 料理 軍事 ゴルフ 自転車イタリア語

ゼロ グラビティ

2013-12-19 22:44:48 | 映画

 

 原題は Gravity つまり重力という意味ですが 僕的には和名 ゼログラビティのほうがいい感じがします。(^^)

 出演 サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーと二人だけなのに制作費は鬼のようにかかって 1億ドルとか現在のレートで103億円ですよねドヒャー(ノ゜⊿゜)ノびっくり!!まあもっともギャラも半端じゃないんだろうけどね。サンドラ・ブロックは大人になったなあというか、シガニー・ウィーバーばりの女優になったなあなどと考えながら見てましたが、圧巻の宇宙映像と無重力感が本格SFを実感させてくれる映画ですねえ。

 しかし苦言を呈すると やはり登場人物が二人って-のは間が持たない オホン(゜-゜;)ウーン

おまけにデブリ(宇宙空間のゴミ)が90分毎に襲ってくるっていうのは 低軌道の地球周回軌道が90分毎に一周することからホントらしく見えますが これはじつはありえないことだと思います。

てのは 確かにISSやスペースシャトルは90分で1周デブリも90分  でもどちらも同じ方向に動いてるんだよね。だから90分毎にデブリの群れに遭遇するっていうのがそもそも成立しない。そんなことばっかり考えて映画見てる私は不幸なんだろうかねえ?

 ここからネタバレ

 最後に中国の宇宙ステーションから脱出機で大気圏に突入するMENUが中国語でわかんないってところは位置関係で結構簡単にクリアしてますが脱出させるコマンドがあんなに簡単に入力できますかあ?

(゜-゜;)ウーンどうも揚げ足取りの感想でいやになるなあ。私としてはむっちゃ期待してただけにちょっと不満の残る映画でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

清須会議

2013-12-17 22:19:12 | 映画

 

 

遅まきながら清須会議を鑑賞しました

 原作の小説は まあ文体というか語り口こそ独特なものの 私にとってはすでに知っている事実の羅列に思えて (-;)ウーンなんだかなあ~ ッて感じでした。

 三谷幸喜作品というのは どうも窮地に追い込まれた主人公達が必死のパッチでその場を切り抜けて行くというところが見どころで、それがまた面白いギャグコメディという一環した流れがあったのに、今回はどうもそれが無いみたいでそれがまた微妙じゃないかなと思ってたわけなんです。

 

 ところが鑑賞して見たら意外や意外 本格時代劇じゃありませんか!

 

信長亡き後の秀吉がどのようにして織田家に取って代わったのかというこの切所をピンポイントで映画化したわけなんですが。

 実にわかりやすいというか清須会議に臨む各人各様の思惑などが読み取れて大変おもしろく鑑賞出来ました。

 ギャグもそこそこに盛り込まれて三谷幸喜作品らしいのですが、以前からの作風とは一線を画す一風変わった本格時代劇の雰囲気がする作品なのです。何よりもまずこの清須会議で秀吉は天下を得たが勝家は お市の方を得た という解釈は妙に納得するものでした。おまけにお市を演じた鈴木京香が程よく老けこんでいて、清須会議だと34-5歳でまあ当時としては初老に当たるのでしょうが、戦国一の美貌を誇ったお市様ではあるが、さすがに衰えは隠せない。という風合いが実にうまく出ていました。
 
 しかしこの映画今 までの三谷幸喜作品と違い海外に持って行っても絶対受けません。と言うのは、この清須会議の状況がなんの予備知識なしに理解できないからなのです。つまり本能寺の変といえば、日本人なら、あああれね。と分かる共通のコンセンサスがあることが前提の映画なのです。
 
 この1年後秀吉と勝家は近江北部の賤ヶ岳で激突し、前田利家が陣を引き上げる(勝家側で参戦)のをきっかけに柴田軍が崩壊するわけなのです。その後の当然の結果として勝家とお市は北ノ庄城で最後を迎え、残された3人の娘は淀君やお初・秀忠夫人(お江)となりお江の血筋は今上天皇にまで繋がるという運命を知りながら見るとまた格別ですよね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする