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BS世界のドキュメンタリー 「D-Day 壮絶なる戦い」

2014-10-01 22:18:33 | 歴史

 

D-Day ノルマンディー上陸作戦 いわいる 史上最大の作戦についてのドキュメンタリーを立て続けに見ました。

 なかでも 「D-Day 壮絶なる戦い」は連合軍がいかに用意周到にノルマンディー上陸作戦を計画していたかについて克明にレポートした秀作ですね。例えばノルマンディー上陸作戦では海岸への上陸作戦も行われましたが、同時に空挺作戦も行われました。空挺作戦とはパラシュートで降下するイメージが強いですが、実は木製のグライダーで1個小隊と武器を送り込むということもかなり行われていたのです。

ランカスター爆撃機に曳航されるホーサグライダー です

3D写真の解析

 ところがこのグライダーの降下地点の決定に至る過程が実に緻密かつ周到なのです。まず徹底的に偵察機による写真撮影それも上陸地点を悟られるといけないから,ノルマンディー以外の地域も平等に撮影しないといけません。撮影した写真は3D写真でそれを専門の解析員が徹底的に走査して敵の部隊配置や地形を割り出す。征圧地点が決定してからはそこの模型を作り、今度はそこを実際に飛行した時のシミュレート映画が作成され何回もパイロットに見せ頭に叩きこませる。とここまでやってたのかとまさしく敬服に値する努力ではありませんか。これは作戦の成功のためと同時に生命尊重の精神が貫かれているからではないでしょうか?

 死を恐れない兵士のいる軍隊と、兵士の命を大切にする軍隊 この2つの軍隊が戦った時勝利はどちらに微笑むのでしょうか?

 嫌な言い方ですが兵士は戦争遂行のための大切な資源です、その育成と教育には多額の費用と時間がかかります。その資源を大切にするひいては有効に利用することを考える連合軍が結果勝利するのは自明のことではないでしょうか。当然そういう数式というかビジネスライクな考えだけでなく、民主国家の当然の帰結としての人命尊重だったとしてもです。

その意味では10死0生の特攻作戦は貴重な時間とガソリンを投資して育成したパイロットを無意味に消耗するまさしく必敗の作戦だったと言われてもしょうがないのではないでしょうか?

 ちなみに現在の自衛隊のF-15戦闘機のパイロット育成には1人5億円と5年以上の歳月がかかるそうです←うろ覚え間違ってたらごめんなさい。

 

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