天体写真撮影に使っている20cmリッチークレチアン反射望遠鏡の鏡面の汚れがずっと気になっていて、本日反射鏡を取り外して清掃してみました。
ただし、主鏡を納めている主鏡セルが鏡筒にガッチリ食い込んでいて、なかなか取り外せないのです。
以前、清掃を試みて諦めた経緯があります。今日は汗だくになってやっとのこさ取り外すことができました。
鏡面はホコリだけでなく、結露して乾いた跡なのか、一面に細かな斑点がありました。
洗面所の流しで石鹸を使って指先の腹で鏡の表面を撫でるようにして洗浄。
これは学生時代に反射鏡磨きをしていて、指の腹で洗うとメッキ面に傷を付けずに洗えることを経験済みでした。
石鹸は流水で十分に流して、最後は水垢がつかないよう、蒸留水で残った水玉を洗い流して完了。
取り外しに苦労したということは、やはり取り付けにも苦労しました。
また、鏡筒のネジ穴の位置も少しずれていて、少しのズレも許されない状況。
またもや、汗だくになっての格闘です。
まあ、どうにかもとの状態に組み立てることがでけました。
あとは光軸の再調整が必要になりますが、それは望遠鏡を小豆島に持ち帰ってから。
取り外した反射鏡。ホコリが目立ちます。
まず、流水で大きなホコリを取り除き、
お風呂の石鹸を指に付け、鏡の表面をやさしく撫でるように拭き、
再び、流水で石鹸を洗い流します。最後は蒸留水(バッテリー補充液)で表面に残った水玉を洗い流しておしまい。
きれいになってます。側面をみると、「5F17Y」の文字が書かれてありました。反射鏡の製造番号でしょうか?
反対側には「BK7」の文字が。これは多分ガラス材の記号でしょう。
清掃後、主鏡セルに収めた状態。まだ主鏡セルには固定されてはいない状態。
バッフルをねじ込むと、バッフルによって反射鏡が主鏡セルに固定されるようになってました。
鏡筒に主鏡セルを取り付けた状態。副鏡側から覗いてみました。