昨日、土曜日は天体望遠鏡博物館のスタッフ研修会。
博物館内の多目的室(元教室)で午後いっぱいのスケジュールで博物館ガイドのための研修です。20数名のボランティアが参加です。
先月もあって、今回が2回目。
博物館の沿革、博物館に展示されている望遠鏡の由来、裏話、ガイド講習のポイントなどを聞かせてもらいました。
研修終了後には隣の職員室で鍋を囲んでの懇親会です。皆さん自家用車で来館しているので、アルコールは抜きです。
(食べるのに夢中で写真撮影を忘れてしまった)
そのあと、スタッフでの観望会となりました。
私が参加するようになってから10ヶ月経ちましたが、一般観望会の日は天候に恵まれないことが多い。観望会時にこんなに晴れたのは初めて。観望会の天候、今年1年の運を使い切ってなければよいが。
博物館は廃校になった旧多和小学校の校舎を当時を偲ぶことができるよう、できるだけそのままの形で利用してます。望遠鏡工作教室や一般観望会時の事前説明、小規模の講演会などに、この教室を多目的室として利用しています。
100年ほど前に製造されたというイギリスのOttway3インチ屈折経緯台も観望会に参加です。
滋賀の旧制膳所中学(現膳所高校)で戦前から使われていたものだそう。今も使えます。
左端は徳島のY氏が持参した15cm屈折双眼。氏は55cm双眼反射を自作されている強者。
今日はあの55cm双眼の代わりに、小型の双眼鏡を持ってきた、というのがこの15cm。まあ、55cmから見たら小型ですわな。
笠井扱いの中国製らしい。ポールスタンドは氏の自作です。どっしりとした重量物でしたが、運搬時には簡単に分解できるようになってました。
M42星雲が実によく見えました。私の所有する25cm反射でもあのように見えたことがない。大型の双眼鏡というのはこんな風に見えるんや、というのを実感。