天体望遠鏡博物館で所蔵している中村要製作の反射鏡のうち、15cm鏡1枚はドブソニアン反射望遠鏡にセッテイングしてあり、観望会で使用できる状態にあります。
この中村鏡はほぼF8であったので、ほぼ同じ焦点距離であるSky-watcherの15cmクラシックドブソニアン本体を利用して、元々の鏡を取り出し、中村鏡と入れ替えてあります。
同ドブソニアンは2台購入し、他の1台はオリジナルのSky-watcherドブソニアンのままなので、観望会では2台の望遠鏡(90年以上前の鏡と現代の技術で製作された鏡)で対象を見比べることもできます。
中村鏡の裏面には中村要の直筆で通しNo、製作年月、焦点距離等が刻まれてあります。
1926_10(1926年の10月製作と思われる)、NKM20(中村鏡20番)、F=1.24Mとあります。
このドブソニアンに中村鏡を組み込んであります。