慰霊がテーマ、ヨガで震災犠牲者追悼 京都・光明寺で奉納

2017-03-21 16:52:57 | 式 celemony
 東日本大震災の犠牲者を追悼し、京都府長岡京市粟生の光明寺で11日、京都西山短期大(同)の関係者らと参拝者など約60人が、巫女(みこ)の神楽とヨガを組み合わせた「マインドフルネス舞ヨーガ」を奉納した。

 同短期大仏教学科が開く公開講座の一環で行われた。マインドフルネス舞ヨーガは、慰霊や祈りなどをテーマとした独特のヨガ。伊藤華野准教授が考案し、国内の社寺の慰霊祭や彼岸会などで奉納している。

 震災発生時刻に合わせ、午後2時45分ごろから、阿弥陀堂で参拝者たちが般若心経を唱え、犠牲者の冥福を祈った。その後、本尊の前で、伊藤准教授と各地でヨガを奉納してきた「舞ヨーガ・キッズ」の小学生2人が実演。参拝者たちと一緒に呼吸を整えながら、心身を落ち着かせた。

【 2017年03月12日 11時55分 】

防災へ決意新たに一斉放水 京都・乙訓で消防出初式

2017-01-15 15:26:50 | 式 celemony
 恒例の消防出初め式が8日、京都府乙訓2市1町で行われた。冷たい雨が降る中、乙訓消防組合の消防署員や消防団員、地元企業の自衛消防隊員らが、今年1年の防火と防災に思いを新たにした。

 長岡京市の出初め式は、同市天神4丁目の長岡中グラウンドで行われ、約250人が参加した。部隊を観閲した中小路健吾市長は「常に災害への備えと心構えが大切。市民全体が一丸となって安心安全な災害に強い地域づくりに励んでほしい」と述べた。また優良消防団員表彰では、計22人が府消防協会長表彰などを受けた。

 引き続き、昨夏に府消防操法大会に出場した消防団員がポンプ車操法の訓練を実演。長岡京消防署の署員もはしご車を使って、高さ約35メートルから地上に降下する訓練を披露した。

 その後、長岡第四中吹奏楽部の演奏に合わせて、各分団は団旗を掲げてグラウンドを行進。近くの八条ケ池に移動し、ホースの先を池に向けて一斉放水すると、見物の市民らが大きな拍手を送っていた。

 この日は、向日市と大山崎町でも出初め式が行われた。

【 2017年01月09日 09時49分 】

新成人、思い込めた少林寺拳法 京都・向日の式で披露

2017-01-08 10:56:54 | 式 celemony
 9日の京都府向日市の成人式で、運営に協力する新成人たちが発案し、少林寺拳法の演武と中学時代の恩師のビデオレターが披露される。イオンモール京都桂川(京都市南区)で初開催となり、「みんなで新たなスタートを切れるよう、成功させたい」と意気込む。

 協力する新成人は、向日市在住の男女7人。昨秋に始まった打ち合わせに加わり、当日は司会や誓いの言葉などを担当する。

 男性4人は少林寺拳法を通じた仲間で、高校時代に全国大会で優勝するなど実力者ぞろい。「大舞台で少林寺拳法を知ってもらいたい」と練習を重ねる。柔と剛を織り交ぜた攻撃や素早い技の連係など「派手さだけではなく、本質を外さないように」と演武の構成を練り上げた。

 また、女性陣は「お世話になった先生の声が聞きたい」と提案。市内3中学校でかつて、今年の新成人たちを指導した教諭ら16人にお祝いのメッセージを寄せてもらった。会場となる映画館のスクリーンで放映する。

 本番で新成人代表として誓いの言葉を述べる花岡卓生さん(20)=同市鶏冠井町=は「自立への心を込めて一度きりの大役を果たしたい。昔なじみの友達に一生の思い出にしてもらえたら」と話す。

 市は、例年の会場だった市民会館が耐震性不足で休館中のため、場所を変更した。

【 2017年01月07日 11時05分 】

大きな口で小さな頭をがぶり 京都・向日、幸せ願う獅子舞

2017-01-08 10:37:53 | 式 celemony
 獅子が、大きく口を開けた。「元気に過ごせますように」。小さな頭をがぶり。泣いたり笑ったり、子どもたちの表情を写そうと、大人たちが携帯電話を構えた。

 京都府向日市上植野町の西向日公園で5日、獅子舞があった。市子育てセンター「すこやか」と市ファミリーサポートセンターの職員が毎年、演じている。

 初体験だった生後11カ月の山下心大ちゃん=同市寺戸町=は、興味津々の様子で獅子の振る舞いを見つめた。両親の篤志さん(34)と静香さん(24)は「いっぱい笑って、たくましく育ってほしい」と願った。

 獅子舞は6日午前10時45分から、同市寺戸町の深田川橋公園でも披露される。

【 2017年01月06日 10時00分 】

書き初め、新年の願い込めて 京都・長岡天満宮

2017-01-08 10:34:19 | 式 celemony
 正月恒例の「奉納書初大会」が3日、長岡天満宮(京都府長岡京市天神2丁目)で開かれた。初詣に訪れた多くの親子連れが、新年への希望や願いを込めて筆を走らせた。

 同神社が学問や書道の神として菅原道真を祭っていることにちなみ、書道の上達と健やかな成長を願って、毎年三が日に催している。毛筆と硬筆の部があり、中学生以下は学年ごとに課題の語句や文章が設定されている。

 会場では、子どもたちが保護者の手を借りながら、真剣な表情で「明るい年」「とり」などと書き上げていた。「減酒」「おこらない」などと、家族で新年の目標を決めて清書する姿も見られた。祖母と参加した安芸若葉さん(9)=同市今里4丁目=は「漢字の部首のバランスが難しかった。書道を習い始めたので、上手になりたい」と話した。

 大賞や特別賞などの入選作品は、19日正午から22日午後2時まで境内に展示する。選外作品も閲覧できる。22日には「書道上達祈願祭」が営まれる。

【 2017年01月04日 10時49分 】

動植物に感謝、熊本復興も祈る 京都・光明寺で放生会

2016-10-16 10:00:53 | 式 celemony

 乙訓社寺会の放生会が12日、京都府長岡京市粟生の光明寺で営まれた。神職や僧侶が厳かに儀式を執り行い、人間が生きるために犠牲となった動植物の命に感謝をささげた。

 乙訓地域の寺社でつくる同会が2005年から毎年催しており、光明寺で開かれたのは初めて。今回は熊本地震復興祈願法要も合わせて行われ、関係者ら約50人が参列した。

 同会会長の國定道晃勝龍寺住職が「熊本地震では、今も多くの人が避難生活を送っている。一日も早い復興を望んでいます」とあいさつ。その後、長岡天満宮の中小路宗俊宮司が祝詞を読み上げ、神楽が奉納された。参拝者は僧侶たちの読経が響く中、焼香し、静かに手を合わせていた。

【 2016年10月13日 11時15分 】


大人への旅立ちは銀幕の前で 京都・向日、来年開催の成人式

2016-09-04 16:57:13 | 式 celemony
 京都府向日市と市教育委員会は例年、市民会館ホール(同市寺戸町)で催している成人式の会場を、来年はイオンモール京都桂川の映画館に変更することを決めた。市民会館が耐震性不足で休館しているためで、商業施設で成人式を開くのは近隣では珍しいという。

 市内には市民会館のほかに多人数を収容できる公共施設がないため、市教委が同店に協力を求めていた。

 来年1月9日の成人式は、同店の映画館「イオンシネマ」のスクリーン7と8の2会場で開く。市内の新成人は539人(男性268人、女性271人)。

 市教委は当日の受け付けや司会、誓いの言葉などの運営を手伝ってくれる新成人を募っている。9月16日までに市役所代表TEL(931)1111から生涯学習課へ。

【 2016年08月30日 10時00分 】

自治会と寺院コラボ「地蔵盆」 京都・向日、親子で数珠回し体験

2016-08-28 11:14:17 | 式 celemony
 大牧自治会(京都府向日市)と地元の寺院がコラボした地蔵盆が20日、同市寺戸町内で初めて開かれた。地域の親子ら約60人が座禅や数珠回しなどを体験して、伝統行事への理解を深めた。

 地蔵盆は住民でつくる実行委員会が毎年開いてきたが、高齢化などで一時は存続が危ぶまれた。何とか地蔵盆を続けて地域の絆をつなぎたいとの思いから、今年は自治会が主催した。日本の伝統をより本格的に感じてもらおうと、地元の「慶昌院」に協力を呼び掛けた。

 この日は寺戸町内のロータリーに集合し、洛西地域を拠点に活動する楽団「洛西竹太筒(たけだいこ)」による演奏やビンゴゲームを楽しんだ。

 その後、慶昌院に移動し、山路純正住職(68)らの指導の下、座禅に挑んだ。両足を組み、背筋を伸ばして数分間じっと目をつむった。続いて、地蔵盆や寺の歴史について説明を受け、「数珠繰り」を体験した。約40人の子どもたちが輪になり、回ってきた大玉に順に願い事をした。

 夜はロータリーで盆踊りを開き、にぎやかな会場で参加者らが夏の終わりを感じていた。

【 2016年08月21日 10時10分 】

平和の思い鐘に託す 京都・乙訓の7寺、広島・原爆の日で集い

2016-08-14 11:11:18 | 式 celemony
 広島に原爆が投下された6日、「非核・平和の鐘をつく集い」が乙訓地域の七つの寺で行われた。参加者約240人が平和への思いを鐘の音に託した。

 原水爆禁止乙訓協議会の主催。向日市鶏冠井町の南真経寺では、3歳から82歳まで幅広い年代の約50人が参加した。

 原爆投下時刻の午前8時15分に合わせて黙とうをささげたほか、オカリナを伴奏に「青い空は」「原爆を許すまじ」を歌った。

 当時、京都市内の国民学校1年生だった川瀬孝也さん(77)=向日市上植野町=は「大阪空襲では空が夕焼けのように真っ赤になった光景をよく覚えている。子や孫に恐ろしい経験をさせないために、命のある限り頑張りたい」とあいさつした。この後、参加者は順番に鐘をつき、戦争犠牲者を悼むとともに、核兵器廃絶と平和な世界を願った。

【 2016年08月07日 10時14分 】

京都・大山崎山荘美術館が20年 アサヒ、ニッカの子孫ら集う

2016-04-17 16:12:47 | 式 celemony
京都府大山崎町大山崎のアサヒビール大山崎山荘美術館で11日、開館20周年を記念する式典が開かれ、関係者らがさらなる発展を願った。
 同美術館は、大阪の実業家加賀正太郎が大正~昭和期にかけて建築した「大山崎山荘」に、建築家の安藤忠雄氏設計の「地中の宝石箱」などを併設して1996年に開館した。
 アサヒグループホールディングスの泉谷直木会長が、再開発で取り壊しの危機にあった大山崎山荘が行政や地元住民らの協力も得て美術館として復活した経緯を振り返り、「小さくても個性のある美術館として、一人でも多くの人に満足してもらえるよう取り組んでいきたい」と述べた。設計者の安藤氏も姿を見せ、「夢が持ちにくい時代だが、この美術館を『夢の原点』として次の時代につないでいきたい」と話した。
 続いて、加賀正太郎とアサヒビール初代社長山本爲三郎、ニッカウヰスキー創業者竹鶴政孝の子孫3人がサプライズゲストとして登場。加賀のひ孫である加賀マクシミリアン正太郎さんは「自分にとっては実家ともいえる場所が多くの人に支えられて20周年を迎えられ、感慨深い。曽祖父の情熱とこだわりが詰まったこの山荘を、今後も多くの人に親しんでもらいたい」と話した。
2016年04月12日 17時02分配信

満開の桜の下、完成祝う 京都・長岡京、こがねが丘ホタル公園

2016-04-04 11:54:29 | 式 celemony
 京都府長岡京市高台1丁目の「こがねが丘ホタル公園」の完成式が3日、開かれた。地域住民ら約100人が、新たな憩いの場のオープンを祝った。

 市が京都縦貫自動車道の高架下に整備した。計約5800平方メートルのうち、メインの多目的広場は約2700平方メートルで、子どもたちがボールを使って遊べる広さを確保し、バスケットボールのゴールを2台設置した。ジャングルジムなどが並ぶ遊戯広場や築山もある。夏には、近くの小川でゲンジボタルが舞う光景が楽しめるという。

 敷地内の桜は満開となり、式典では中小路健吾市長が「子どもたちの笑い声が響く公園であり続けてほしい」とあいさつ。関係者がテープカットを行うと、早速、子どもたちが遊具で遊んだり、サッカーを楽しんだりしていた。

 こがねが丘自治会長谷口雄一さん(71)は「子どもからお年寄りまでさまざまな人たちが交流する場になってほしい」と、期待を込めた

【 2016年04月04日 10時30分 】

1万8千人一斉訓練 京都・乙訓地域、震災犠牲者に黙とう

2016-03-12 11:55:44 | 式 celemony
 東日本大震災から5年を迎えた11日、京都府の乙訓2市1町でも大規模災害を想定した訓練や、犠牲者をしのんだ黙とうが行われた。

 2市1町は京都市と合同で、決まった時間に一斉に身を守る行動をとる「シェイクアウト訓練」を実施。乙訓地域の企業や福祉施設など128団体・約1万8千人が参加した。

 第4向陽小(向日市寺戸町)では午前9時半にサイレンが鳴り、「京都府南部に地震発生。机の下に避難しましょう」との放送が流れた。全校児童約560人が一斉に机の下に隠れ、1分間両手で頭を守った。3年の犬飼真彬君(9)=同市寺戸町=は「家や学校が崩れたら怖い。訓練は大切だと思った」と話していた。

 官公庁や学校などでは、震災発生時刻に合わせた黙とうも行われた。大山崎町役場(同町円明寺)では、町議会予算決算常任委員会の審議を中断し、委員や職員約30人が1分間黙とうをささげ、震災の犠牲者や被災地に思いをはせていた。

【 2016年03月12日 10時50分 】

平和の折り鶴、広島に届けて 京都・大山崎の園児ら託す

2015-07-18 15:09:56 | 式 celemony
 京都がくえん幼稚園(大山崎町円明寺)の園児20人がこのほど町役場を訪れ、平和を願って折った折り鶴約300羽を山本圭一町長に手渡した。折り鶴は、広島市の平和記念公園に奉納する。

 町は、毎年団体や個人から折り鶴を預かっている。今年は町内の特別養護老人ホームなど9団体、6人から約4万3千羽が集まったという。町役場にやって来た園児たちは「みんなで折りました。よろしくお願いします」と声をそろえて山本町長に折り鶴の束を手渡した。折り鶴は、同園の全園児が親や教諭と一緒に作った。

 22日には、8月6日の広島市平和記念式典に参加する住民2人に折り鶴を預ける委託式が町役場で行われる。

【 2015年07月16日 11時40分 】

光明寺への道しるべ石碑を移設 京都・向日、憩いの場オープン

2015-04-19 11:01:21 | 式 celemony
 京都府向日市寺戸町の深田川橋公園前交差点の南側にある憩いの場「ポケットパーク」が16日にオープンし、JR向日町駅前から移設したシンボルと位置づける「光明寺への道しるべ石碑」の除幕式が行われた。関係者約40人が参加して祝った。

 石碑の移設は、地域の歴史を知ってもらおうと、周辺のまちづくりに取り組む「向日ゲートタウンまちづくり協議会」と市が協議して決め、光明寺の協力を得て実現した。

 石碑には「浄土門根元地粟生光明寺道」と彫られており、1900(明治33)年に設置された。明治初期に府内初の駅として開業した向日町駅や西国街道の歴史を伝える貴重な存在になっている。

 ポケットパークは道路の一画に整備され、面積70・5平方メートル。サークルベンチを設置し、ヤエザクラやハナミズキなどを植えた。

 この日の式典では、市や同協議会、光明寺などの関係者が参加した。あいさつで久嶋務市長は「市民に親しまれる道しるべや場所になってほしい」と話した。光明寺の僧による安全祈願の法要も行われた。

【 2015年04月17日 12時22分 】

新1年生元気よく返事 京都・乙訓18小で入学式

2015-04-10 17:25:43 | 式 celemony
 京都府乙訓地域の18小学校で8日、入学式が行われ、約1390人が新しい友達と顔合わせした。長岡京市井ノ内の長岡第十小では61人が緊張した様子で式に臨み、6年生たちから温かく迎えられた。  大人っぽいジャケットやカーディガンを羽織った新1年生たちが手をつないで入場すると、会場は拍手で出迎えた。初めて聞く校歌が流れると、児童らは不思議そうな表情で歌声に耳を傾けた。  担任の教諭が一人ずつ点呼すると、児童たちは元気よく手を挙げて返事をした。  五十棲庸介校長は「友達、先生、自然のことを自分から好きになってください。そのためには、『人の話を聞くこと』『きちんとあいさつをすること』が大切です」と式辞を述べた。その後、6年生が「ようこそ長十小へ」と呼び掛け、リコーダーでアニメのテーマソングを演奏。1年生はメロディーに合わせて体を動かしていた。 【 2015年04月09日 11時39分 】" border="0"> 京都府乙訓地域の18小学校で8日、入学式が行われ、約1390人が新しい友達と顔合わせした。長岡京市井ノ内の長岡第十小では61人が緊張した様子で式に臨み、6年生たちから温かく迎えられた。

 大人っぽいジャケットやカーディガンを羽織った新1年生たちが手をつないで入場すると、会場は拍手で出迎えた。初めて聞く校歌が流れると、児童らは不思議そうな表情で歌声に耳を傾けた。

 担任の教諭が一人ずつ点呼すると、児童たちは元気よく手を挙げて返事をした。

 五十棲庸介校長は「友達、先生、自然のことを自分から好きになってください。そのためには、『人の話を聞くこと』『きちんとあいさつをすること』が大切です」と式辞を述べた。その後、6年生が「ようこそ長十小へ」と呼び掛け、リコーダーでアニメのテーマソングを演奏。1年生はメロディーに合わせて体を動かしていた。

【 2015年04月09日 11時39分 】