「若葉カップ全国小学生バドミントン大会」(日本バドミントン協会、日本小学生バドミントン連盟、長岡京市主催)が29日、長岡京市長法寺の西山公園体育館で開幕した。東日本大震災の被災地を含む43都道府県から、予選を勝ち抜いた男女計98チームが参加、4日間の熱戦がスタートした
若葉カップは1985年に始まり、今年で27回目。バドミントンの五輪代表や全国大会で活躍する選手を輩出している。今年は震災被災地を元気づけようと、特別出場枠を設けたり、義援金集めなどの支援活動を展開している。
開会式では、地元の小学生が司会を務め、また、マーチングバンドとして演奏を披露し、選手980人が元気よく行進した。
昨年の男子の部優勝の小平ジュニアバドミントンクラブ(東京都)と、女子の部優勝の広島安佐ジュニア(広島県)が優勝カップを返還し、大会会長の小田豊市長が「日頃の練習の成果を発揮して悔いのない大会にしてほしい」とあいさつした。
続いて長岡京市スポーツ少年団の高橋明日香さん(11)=神足小6年=が「震災で、体育館で練習できることが決して当たり前ではないことを知った」と歓迎の言葉を述べた。
選手宣誓では、長岡京市バドミントンスポーツ少年団の寺尾陸君(11)=長岡第八小6年=と増永美夢さん(12)=長岡第四小6年=が「地域の皆さんや指導者の方々に感謝し、被災地から参加してくれたみんなと一緒に力いっぱいプレーします。頑張ろう日本!」と健闘を誓った。
開会式後、早速、予選リーグが始まり、選手たちが白熱した試合を展開し、観客席から声援が飛んだ。大会は8月1日まで行われる。
【 2011年07月30日 09時29分 】