弘法大師ゆかりの乙訓寺(長岡京市今里)で、ボタンが見ごろを迎えている。好天に恵まれた27日は朝から大勢の拝観者が訪れ、鮮やかな大輪の花をじっくりと観賞したり、熱心にカメラのレンズを向けていた。
同寺の樹木が戦前に台風で被害を受けた際、宗派本山の長谷寺(奈良県)からボタン2株を寄進された。それを契機に、現在では約2千株が境内で栽培されている。開花の時期が近づくと、強い日差しや雨から花びらを守るため、約100本の白い和傘を立てている。
同寺によると、咲き具合は年によって短期間に一気に開花する年もあるが、今年は20日ぐらいから咲き始め、5月初頭ぐらいまでゆっくりとしたペースで見ごろが続く見通しだという。
この日は連休初日とあって、午前8時の開門から大勢の参拝者が訪れた。境内をそぞろ歩きながら、深紅や淡いピンクなどさまざまな色合いの花を観賞した。
長谷寺のボタンや京都の社寺の花を巡るのが楽しみという京都市下京区の下山誠さん(61)は「乙訓寺のボタンは、白い傘との組み合わせが独特の風情が感じられ、よそにはない見応えがある」と話していた。
【 2013年04月28日 10時00分 】
同寺の樹木が戦前に台風で被害を受けた際、宗派本山の長谷寺(奈良県)からボタン2株を寄進された。それを契機に、現在では約2千株が境内で栽培されている。開花の時期が近づくと、強い日差しや雨から花びらを守るため、約100本の白い和傘を立てている。
同寺によると、咲き具合は年によって短期間に一気に開花する年もあるが、今年は20日ぐらいから咲き始め、5月初頭ぐらいまでゆっくりとしたペースで見ごろが続く見通しだという。
この日は連休初日とあって、午前8時の開門から大勢の参拝者が訪れた。境内をそぞろ歩きながら、深紅や淡いピンクなどさまざまな色合いの花を観賞した。
長谷寺のボタンや京都の社寺の花を巡るのが楽しみという京都市下京区の下山誠さん(61)は「乙訓寺のボタンは、白い傘との組み合わせが独特の風情が感じられ、よそにはない見応えがある」と話していた。
【 2013年04月28日 10時00分 】