「九条ねぎ」カット施設完成 京都、年間136トン生産へ

2018-02-27 09:50:29 | 創 creation

 山城地域産の九条ねぎの生産と販路拡大に向け、小口切りのスライス加工や、パック詰めをする「ネギ刻み加工施設(カットセンター)」が京都府久御山町相島に完成し26日、竣工(しゅんこう)式があった。3月に稼働する。

 九条ねぎをそのままパック詰めする近くの「ネギ調整包装施設(パックセンター)」に加え、JA京都やましろ(京田辺市)が加工品の需要を見込んで新設した。鉄骨平屋約440平方メートルで、総事業費1億6500万円。

 同JAねぎ部会に所属する久御山、八幡、城陽、京田辺各市町の農家の九条ねぎを使い、1日400キロ、年間136トンの加工を目指す。スライサー、水分を切る脱水機、1パック分の分量を自動計測してパック詰めする装置、冷蔵庫を備える。殺菌、冷却時に種類の異なる水を使い、味わいを損なわずに雑菌の繁殖を抑え、低温で保管できる効果がある。

 加工品は首都圏の大手量販店や外食チェーン店向けに販売する。

 竣工式で十川洋美組合長は「施設をフルに活用し、結束力で揺るぎない産地を確立してほしい」とあいさつ。ねぎ部会長の古里治彦さん(49)=八幡市内里=は「スライス加工で販売先も増える。信頼に応えて栽培努力をしていく」と話した。

【 2018年02月27日 08時50分 】


健康増進、ポール手に散策 京都・向日、まちの歴史や文化触れ

2018-02-27 09:48:06 | イベント
 まちの歴史や文化に触れながら健康増進に努めてもらおうと、ポールウオーキングで京都府向日市内を散策する催しが25日、開かれた。市民や主催する市スポーツ推進委員ら約20人が、寺戸地区を中心に1時間半ほど歩いた。

 ポールウオーキングは、スキーのストックに似た2本のつえ(ポール)を使うことで胸や背中、肩周りの筋肉を効果的に動かす全身運動になるため、高齢者を中心に人気が高まっている。

 集合場所の市役所で同推進委員の岩木治さん(51)がポールの使い方を指導した後、参加者は五塚原古墳近くの森を抜けて歩みを北へ進めた。阪急洛西口駅近くまで来ると南へ向かい、JR向日町駅から阪急東向日駅を経て、西国街道を通って市役所に戻った。

 住宅街の裏道を通ると「こんな道があったんや」と、驚きの声も出ていた。参加者の女性は「上植野町に住んでいるので寺戸地域のことはよく知らなかった。見どころが多いなと感じた」と話していた。

【 2018年02月26日 12時21分 】

美しい街並み、2560人駆ける 京都・宇治川マラソン

2018-02-27 09:45:54 | 賞 prize
 京都府宇治市の景勝地や観光名所を駆ける第34回宇治川マラソン大会が25日、府立山城総合運動公園を発着点に開かれた。穏やかな陽光が時折差す中、アップダウンの激しいコースに、31都道府県の約2560人が挑んだ。

 市体育協会などでつくる実行委員会が主催。宇治川沿いや三室戸寺などを走るハーフマラソン、10キロと5キロの3コースで、性別や年齢により26部門を設けた。出発式で宇治中2年の安原恭太郎さん(14)と1年松本心々音さん(13)が「美しい宇治の町を自分の目標に向かって精いっぱい走ります」と選手宣誓した。

 各部門の1位は次の皆さん。

 【5キロ】<男子>中学生 佐藤圭汰(京都市)▽高校生~34歳 森口翔平(大津市)▽35歳~49歳 三浦明洋(精華町)▽50歳以上 大島修(神奈川県)<女子>中学生 柴田さくら(京都市)▽高校生~34歳 西内彩恵(八幡市)▽35歳~49歳 米田景美(城陽市)▽50歳以上 石田紀子(大阪府)

 【10キロ】<男子>高校生~29歳 丹羽祐太(京都市)▽30~39歳 桂聡史(宇治市)▽40~49歳 山端良尚(兵庫県)▽50~59歳 南藤宏和(奈良市)▽60歳以上 舩坂勝美(富山県)<女子>高校生~29歳 桶谷南実(宇治市)▽30~39歳 枡谷優華(精華町)▽40~49歳 福田晶子(大阪府)▽50歳以上 木下ゆかり(宇治市)

 【ハーフ】<男子>高校生~29歳 小田俊平(東京都)▽30~39歳 岡本渉(宇治市)▽40~49歳 三宅川信治(同)▽50~59歳 川崎聡(同)▽60歳以上 岩田忠久(兵庫県)<女子>高校生~29歳 又村菜月(八幡市)▽30~39歳 野口裕子(兵庫県)▽40~49歳 西尾総子(宇治市)▽50歳以上 片山聡子(同)

【 2018年02月26日 12時00分 】

華やか香り、洋ラン栽培の先駆者しのび展示 京都・大山崎

2018-02-27 09:43:41 | 賞 prize
 京都府大山崎町歴史資料館の小企画展「加賀正太郎と洋蘭(らん)の栽培」がこのほど、同町大山崎の大山崎ふるさとセンターで行われた。生誕130周年記念洋蘭展と記念講演、木版画集「蘭花譜」の展示があり、来場者が先人の足跡に触れた。

 加賀正太郎(1888~1954年)は大阪の実業家で、日本の洋ラン栽培の先駆者。自ら設計した「大山崎山荘」に通い温室でランを栽培する一方、実物大で写実的に描いた蘭花譜を編集した。

 洋蘭展には大山崎洋蘭会と西山らんサークル、京都洋蘭会、京都洋ラン研究会が、加賀正太郎が育成したつぼみをつける「バンダ・テレス・オオヤマザキ」など3鉢を含む約198鉢が出品され、来場者が香りに包まれて鑑賞していた。

 ランの優秀作品スライド上映のほか、蘭花譜の木版画3点と原画1点、試し刷り1点が紹介され、訪れたファンらが見入った。

 また、乙訓洋蘭展実行委員会顧問の黒崎良吉さん(88)が「洋ランサークルの歩みとランの育て方・楽しみ方」をテーマに講演した。

【 2018年02月25日 18時50分 】

京都・南山城村へ移住に注目 「田舎暮らし」アクセス利点も

2018-02-27 09:41:05 | 民 people
 移住の候補地として、京都府南山城村への注目が高まっている。豊かな自然に囲まれた「田舎暮らし」が都市部へのアクセスも悪くない場所で実現できるとして、同村が立ち上げた「空き家バンク」には現在、29世帯58人が利用希望を寄せている。人口減が進む村にとって明るい兆しだが、物件不足という課題もあり、所有者への情報発信に力を入れる。

 「職場まで車で1時間半。敷地も広く、ご近所もいて安心。建てては壊すだけの家でなく、古い家をしっかり残して次につないでいきたい気持ちがある」。同村田山の一軒家に移住を検討中の会社員、館山淳さん(27)=大阪府高槻市=は、妻の奈々さん(27)の妊娠を機に家を購入しようと決意した。通勤可能な地域を見て回り、同村の空き家バンクで物件を見つけた。

 同村は2015年までの5年間で、人口が13・8%減と減少率が府内で2番目に大きい。移住者を呼び込むため、16年10月に空き家バンクを設立した。空き家を売りたい人や貸したい住民が物件を登録し、移住希望者はバンクに申し込んで登録物件を内覧できる。これまで9軒を公開し、うち5軒が成約した。

 希望者の多くはいろいろな地域と比較検討しているとみられるが、村むらづくり推進課は「田舎でありながら三重県伊賀市などへ車で近く、買い物にも困らない。『京都』という名前に引かれて連絡してこられる方もいるし、『府内唯一の村』というのも強み」と注目される理由を分析する。

 人気の半面、現在バンクで公開中の物件は4軒と需要に追いついていない。村内の空き家は把握しているだけで120軒ほどあるが、半数は修繕も困難なほど老朽化している。所有者が年1、2回ほど利用している物件もあり、登録に結びつかないケースが多い。

 一方で、高齢化がさらに進むことで空き家が増えることが予想されており、村は空き家対策の充実とバンクの周知に注力している。

 昨年12月には村全域が府移住促進特別区域の指定を受けた。改修に補助が受けられるといった移住者への支援とともに、空き家の家財撤去費用や移住受け入れを行う地域活動への補助も受けることができる。空き家所有者にもメリットがあることをアピールし、バンクの登録物件を積み上げたい考えだ。

 村内の高尾・田山、大河原、野殿・童仙房の3地区で、自治会を中心とした移住定住促進協議会が発足し、村と空き家の情報を共有する仕組み作りも進む。村むらづくり推進課は「移住の好事例を生み、村内へも、もっと情報を発信していきたい」とする。

【 2018年02月25日 11時28分 】

春の足音、梅ほころぶ 京都・城陽青谷で「まつり」

2018-02-27 09:37:20 | 祭 carnival
 京都府城陽市の青谷梅林で24日、恒例の「梅まつり」が始まった。今年は例年より開花が遅いが、家族連れなどが日だまりで咲き始めた花と漂う香りをめでた。

 青谷梅林は府内最大の梅の生産地。香りが高い大粒の品種「城州白」などを約20ヘクタールで作っている。

 梅まつりは市観光協会やJA京都やましろなどでつくる実行委員会が主催している。ほとんどの木はまだつぼみのままだが、ここ数日の陽気で紅梅や日だまりの白梅はほころび始めた。

 会場や梅林を縫う散策道では、軽食のほか梅干しや梅の枝などが販売された。訪れた人たちは梅の木に囲まれてシートを広げたり、散策道沿いの民家玄関に飾られた梅の花を眺めたりして、早春の一日を楽しんでいた。梅まつりは3月18日までの午前10時~午後3時。実行委によると、見頃は3月中旬ごろという。

【 2018年02月25日 12時56分 】

立命館高生がバス停看板デザイン 阪急西山天王山駅前広場

2018-02-27 09:33:48 | 創 creation
 立命館高(京都府長岡京市)の3年生がデザインした京都縦貫自動車道「高速長岡京」バス停の案内看板が、阪急西山天王山駅前広場(同市友岡4丁目)に設置された。東改札口の正面に立ち、駅直結の高速バス停をアピールしている。

 案内看板は利用者の「分かりにくい」との要望を受け、関係者でつくる高速長岡京バスストップ機能向上検討会議が設置を検討。生徒が高速バスをPRするチラシを作っていた同高にデザインを依頼した。プロダクトデザインの授業で生徒5人が作成。西山の木々と特産の竹をイメージした緑色のアルミボード2枚(各縦120センチ、横60センチ)の上部にバスのイラストを入れ、上りと下りの「高速バスのりば」を示す矢印、行き先の地域を英語と中国語、韓国語で表示した。

 リーダー鈴木智貴さん(18)は「立派な出来栄えで驚いた。見やすくできて良かった」といい、岩永悠汰さん(18)は「住民として地域に恩返しができてうれしい」と話した。

【 2018年02月25日 11時38分 】

FMおとくに開局向け、PR番組放送 京都、ラジオカフェで

2018-02-27 09:30:37 | 創 creation
 今秋開局を計画する京都府乙訓地域初のコミュニティーFM局「FMおとくに」のスタッフたちが、地元の魅力を発信し、開局をPRする番組を週1回、京都市中京区のコミュニティーFM局「京都三条ラジオカフェ」で放送し始めた。開局への実践練習を兼ねて長岡京市内で収録しており、「地元に根付いた目線から情報を伝えたい」と意気込む。

 番組のタイトルは「ハッピーおとくに」。毎週水曜午後10時半から30分間、全8回流れる。ラジオカフェの可聴域は京都市内で、乙訓地域では同カフェのホームページを介して、インターネット放送が聞ける。

 今月21日の初回は、長岡京市出身のミュージシャン富岡洋さん(37)のギターフレーズで幕開け。開局に向けた活動や展望、乙訓地域の歴史や乙訓高の甲子園出場について、スタッフら4人が話した。

 和歌山県のコミュニティーFM局を訪れた際のエピソードも紹介。折しも台風が迫る中で、鉄道駅から列車の遅延状況をリアルタイムで伝える様子に「ラジオの醍醐味(だいごみ)をまざまざと見た」と語り合い、災害時の情報発信に力点を置く姿勢をアピールした。

 スタッフたちは、既存のコミュニティーFM局で研修中。機材の調達や、台本の作成など準備を進め、1月下旬から、長岡京市開田3丁目の商店2階で収録を重ねている。

 今後の番組では、乙訓各市町の商工関係者がご当地自慢を繰り広げたり、乙訓ゆかりのミュージシャンがゲストに登場したりする予定。

 開局準備室長の洋服店経営小田智史さん(47)=同市神足3丁目=は「手探りの中での番組制作だが、開局にかける思いがリスナーに届いてほしい」と話す。番組の聴き方など問い合わせは、京都三条ラジオカフェ075(253)6900。

【 2018年02月24日 12時23分 】

祝センバツのマカロン反響、予約販売に 京都、OB考案

2018-02-27 09:27:29 | 商 trading
 乙訓高野球部(京都府長岡京市)の春のセンバツ甲子園出場決定を祝って、同市の洋菓子店が期間限定で客へプレゼントした白球模様の特製マカロンが評判を呼び、予約販売にこぎ着けた。地元住民や高校野球ファンから注文が舞い込み、店主は思わぬ反響に驚いている。

 長岡京市滝ノ町1丁目の「ピエスモンテ・ヒロ」。店主の島田浩靖さん(57)は同高野球部OBで、自家製マカロンに「祝 乙」と刻印して出場決定の翌日から2日間、客へプレゼントした。

 すると、「記念にほしい」「後日入手したい」と問い合わせが相次ぎ、1個180円で予約販売を開始。30個まとめて購入した年配の男性をはじめ、遠方に住む同高野球部OBの孫へ贈ったり、歴代野球部や現役選手の活躍ぶりを店頭で語ったりと、思い入れたっぷりの注文が続々と寄せられている、という。

 売り物にするんだからと、マカロンはプレゼント品のサイズよりも1.2倍増しの直径約4センチ。島田さんは「思いつきで始めたのですが、地元公立高の出場はやっぱり特別。『乙高愛』がひしひしと伝わってきます」。

 問い合わせは同店075(953)0032。

【 2018年02月23日 11時10分 】

一坪茶室展示、やっと実現へ 京都・宇治

2018-02-27 09:21:43 | 創 creation
 京都府宇治市で昨年10月に開かれた「お茶の京都博」メインイベントの一つが台風で企画を縮小したことを受け、府などの実行委員会は3月3、4の両日、代替イベント「一坪茶室展~やよいVer.」を市内の商店街で開く。12市町村が制作した「一坪茶室」を巡るスタンプラリーがある。

 台風の影響を受けたのは「宇治茶博@文化」。宇治川の増水で主要会場の宇治市宇治の塔の島・橘島(府立宇治公園)が立ち入り禁止となり、一坪茶室の展示を見送った。実行委事務局の府は「言うなればリベンジです」と意気込む。

 今回の会場は宇治橋周辺の4商店街。JRと京阪の宇治駅などで配布するシートや、スマートフォンのアプリ「こことろ」で一坪茶室を巡ってスタンプを集めると、賞品がもらえる。

 両日とも煎茶と玉露が味わえる「宇治茶BAR」を開設。4日午前11時~午後3時に宇治橋通り商店街に飲食や物販のブースが並ぶ「宇治橋通りマルシェ」が行われる。

【 2018年02月23日 09時00分 】

危険な空き家、所有者名を公表 京都・長岡京市が条例化へ

2018-02-27 09:16:04 | 政 governing

 京都府長岡京市は20日、空き家の適正管理や活用を進めるため、2018年度中の制定を目指す「空き家対策条例(仮称)」で、倒壊危険がある「特定空家」や、これに準じる「管理不全空き家」について、市の是正勧告に従わない所有者の氏名や住所を公表する内容を盛り込む方針を示した。  市によると、管理不行き届きの所有者情報を公表する条例は京都市や大津市などが制定済み。長岡京市都市計画課は、狙いを「危険を周辺住民に知らせるとともに、制裁的な面を持たせて管理義務を果たさない所有者への抑止力とする」と説明している。  国は特別措置法で、著しく危険な空き家などを「特定空家」と定義。状況が改善しない場合は取り壊しなどの行政代執行を可能とした。加えて市は条例に基づき、雑草や樹木の越境▽屋根や外壁の破損▽ねずみや悪臭の発生-などを条件に「管理不全空き家」を独自に決める。  双方の空き家で、是正に向けた助言・指導や勧告の手続きがあり、条例の素案では、正当な理由なく勧告内容を実施しない場合、所有者の氏名や住所、空き家の所在地など、条例施行規則で定める事項を市ホームページ上で公表する、とした。公表前に所有者が意見陳述する機会をつくる。  市は20日、空家等対策協議会で素案を提示。委員から「個人情報保護との関係で慎重にする必要があるが、予防策として有効」などの声が上がり、反対意見は出なかった。  条例の素案は25条で構成。空き家対策における市の責務や市民の役割などを定める。市は条例案を9月定例市議会に提出する計画。 【 2018年02月21日 10時30分 】


契約は慎重、相談早め 京都、高校生が悪徳商法の対応学ぶ

2018-02-27 09:03:52 | 商 trading
 卒業を控えた高校3年生を対象に、契約に関わるトラブルや悪徳商法の被害を防ぐための教室がこのほど、京都府向日市上植野町の向陽高であった。金融機関や市の消費生活センター関係者を講師に招き、193人が心構えを学んだ。

 生徒に大人としての自覚を高めてもらおうと、昨年に続いて開催した。

 初めに消費者金融SMBCコンシューマーファイナンスの福田美緒さんが、契約やローン、クレジットについて解説。電車に乗ったり買い物をしたりと生活のあらゆる場面に契約が存在しているとして、口約束でも成立する半面、法的拘束力を持ち、権利と義務が生じることを指摘。「契約について理解することが賢い消費者になる第一歩」と呼び掛けた。

 続いて市消費生活センターの尾上啓子さんが、キャッチセールスやマルチ商法、架空請求などの手口と被害防止策を説明した。「契約は慎重に、トラブルに遭ったら早めに相談するという2点を覚えておいて」と訴えた。

【 2018年02月19日 12時10分 】

京友禅の型染め体験 京都・大山崎

2018-02-19 10:22:54 | 民 people
 京友禅の技法「型染め」の体験教室が17日、京都府大山崎町円明寺の中央公民館であった。参加者が巾着やストールに花や動物などの色鮮やかな模様を描き、伝統文化を体験した。

 友禅作家の井口博さん(56)=京都市中京区=らが講師を務めた。

 参加者は、友禅染の歴史や染色法の種類について説明を受けた後、型紙を使ってはけで色を付ける型染めに挑戦。バラやナデシコ、ネコ、イヌなど数百種類の型紙の中から好みの柄を選んで生地に当て、はけで染料を丁寧にすり込んだ。ぼかしたり、染料の色を組み合わせたりして完成させた。

 かばんに型染めを施したグレコミシャさん(9)=同町大山崎=は「水色と黄色を混ぜたらきれいにできた」と話していた。

 教室は公民館講座の一環で開催し、13人が参加した。

【 2018年02月18日 12時22分 】

気温上昇、世界各地と比較 京都・向日の中学生に知事賞

2018-02-19 10:18:27 | 賞 prize
 京都府などがこのほど実施した2017年度の統計グラフコンクールで、勝山中(向日市鶏冠井町)の3年生2人が、パソコン統計グラフの部で知事賞を獲得した。地球温暖化の影響とみられる日本の気温上昇を世界各地の事象と比較した分かりやすいグラフが高い評価を受けた。2人は「統計やグラフの意義について学んだことが生かせた」と喜んでいる。

 山村維将さん(15)と小梶未鈴さん(15)。理科部の活動の一環で統計や日本の気温の変化について研究したことからテーマ設定。山村さんが部長、小梶さんが副部長だったことでコンビを組み、昨年の夏休みから2学期初頭にかけて作品作りに取り組んだ。

 作品は「日本の冬が消滅するかも?!」と題した。まず文章で地球温暖化の悪影響などについて説明。次に1957年から2017年の日本の月別平均気温を10年刻みで表にまとめた。57年と昨年では7月の気温の差が0・3度だったのに対し、2~3月は1・6度も上昇していることを指摘している。

 57年を起点に、北極圏や赤道付近、南緯30度付近と日本の気温の上昇具合を折れ線グラフで示し、世界規模で冬の気温が上がっている中、日本の冬が最も上昇していることを実証している。

 作品は、山村さんがパソコンの表計算ソフトを使ってグラフや表を作成し、小梶さんが文章をまとめ、縦90センチ、横60センチほどの紙に拡大プリントした。表は太い線で囲むことで数字を強調。グラフは色分けしたり重ねて表示したりすることで日本と各地の比較を容易にしており、山村さんは「見る人に内容を分かってもらうことを大切にした」と説明する。

 昨年末に京都市内で表彰を受けた2人は、間もなく母校を巣立ち、それぞれの道を歩む。小梶さんは「統計について、もっと広く研究の仕方を学んでみたい」と、将来を見据えている。

【 2018年02月16日 10時52分 】

甲子園出場機に「おとくに」全国にPR 京都・大山崎

2018-02-19 10:12:50 | 政 governing
 京都府大山崎町役場(同町円明寺)の庁舎前に、春の選抜高校野球大会に出場が決まった乙訓高(長岡京市)を祝福する懸垂幕が掲げられている。同町は乙訓郡を冠する唯一の自治体。郡名を校名とする乙訓高応援と地名PRを繰り広げている。

 懸垂幕はセンバツ出場校発表があった1月26日に掲出された。赤字の「祝」に続けて、「乙訓高校 甲子園出場」と黒字で大書きしている。同高は町にも近接しており、卒業生の町民も多いため町としても祝意を寄せることを決めた。

 山本圭一町長は「野球部が、甲子園への切符をつかみ取ったことは、地元住民に明るい話題と勇気を与えてくれた。乙訓の名を背負っての活躍を町民とともに応援していく」と話している。

 大山崎町は乙訓高の試合当日、町役場ロビーでパブリックビューイングを開催する方向で調整している。

【 2018年02月14日 15時50分 】