長岡京市ふるさとガイドの会が、長岡京時代の条坊と京都府長岡京市内13小中学校の住所を照らし合わせた表示板を作り、26日に各校への設置を完了した。同会の設立15周年を記念した取り組みで、メンバーは「児童や生徒に都のあった土地に住んでいるという誇りを持ってもらいたい」と話している。
条坊は碁盤の目のように交差した縦横の道路がつくり出す街割りで、戦後に故中山修一氏が田んぼの規則正しい間隔から都の存在を解明するきっかけになった。
表示板は縦58センチ、横21センチのアルミ製で、同会がガイドする際の目印と子どもたちが長岡京への関心を持つきっかけづくりにと、京都府の交付金を活用し、京域外にある長岡第四中(下海印寺)を除く13校分を製作した。
26日は同会のメンバーが6小中学校を訪問した。同市東神足の長岡第九小には「右京七条西一坊一町」と書かれた表示板を校門に掲示。さっそく3年生が見に訪れ、メンバーから「この学校は都の中央を通っていた朱雀通の真ん中にあたるんだよ」と説明を受けた。
須永はるなさん(9)=東神足=は「今の東京にあたる都がこの街にあったなんて初めて知った。びっくりした」と感心していた。
同会の金田英治会長(72)は「自分たちの学校や地域に長岡京があったことを実感してもらい、郷土意識を持ってもらえれば」と期待していた。表示板は中山修一記念館(久貝)にも設置する。
【 2013年02月27日 10時25分 】
条坊は碁盤の目のように交差した縦横の道路がつくり出す街割りで、戦後に故中山修一氏が田んぼの規則正しい間隔から都の存在を解明するきっかけになった。
表示板は縦58センチ、横21センチのアルミ製で、同会がガイドする際の目印と子どもたちが長岡京への関心を持つきっかけづくりにと、京都府の交付金を活用し、京域外にある長岡第四中(下海印寺)を除く13校分を製作した。
26日は同会のメンバーが6小中学校を訪問した。同市東神足の長岡第九小には「右京七条西一坊一町」と書かれた表示板を校門に掲示。さっそく3年生が見に訪れ、メンバーから「この学校は都の中央を通っていた朱雀通の真ん中にあたるんだよ」と説明を受けた。
須永はるなさん(9)=東神足=は「今の東京にあたる都がこの街にあったなんて初めて知った。びっくりした」と感心していた。
同会の金田英治会長(72)は「自分たちの学校や地域に長岡京があったことを実感してもらい、郷土意識を持ってもらえれば」と期待していた。表示板は中山修一記念館(久貝)にも設置する。
【 2013年02月27日 10時25分 】