努力の大切さ学ぶ 第6向陽小、パラ五輪銅選手招き

2013-02-09 12:25:59 | 習 learn
 昨夏のロンドンパラリンピック陸上男子5千メートル(視覚障害T11)で銅メダルを獲得した和田伸也さん(35)=京都市中京区=が8日、向日市寺戸町の第6向陽小を訪れた。児童は和田さんの講演や伴走体験を通じて努力の大切さを学び、福祉への理解を深めた。

 同小の猪野武士教諭(58)が、京都市のランニングチーム「賀茂川パートナーズ」で和田さんと練習をともにしているのが縁となり、講師に招いた。5~6年生約100人が講演に聴き入った。

 日本新記録のタイムで上位入賞した和田さんは、銅メダルを披露しながら「持っている力を全て出し切り、最高の結果で日本に帰ってこられた」と振り返り、「毎日練習し、努力をコツコツと積み重ねてランニングが強くなった」と話した。

 また、白杖(はくじょう)や点字、携帯電話の音声機能など視覚障害者が日常生活で使う道具を説明。「目が見えなくなった時は不安で、走れるとは夢にも思わなかったが、自分にはマラソンが向いていた。いろいろな出会いを大切にし、何にでもチャレンジしてほしい」と児童たちに語り掛けた。

 講演後、6年生は、アイマスクを着用して走り、ロープでランナーとつながって方向などを伝える伴走を体験した。佐々木希美さん(12)、山口真穂さん(12)、北尾花音さん(12)の3人は「アイマスクをして走るのは怖かった。和田さんらがどんな感じで走っているのかが分かった」と話していた。

【 2013年02月09日 11時16分 】

都市計画税を住民に説明 大山崎町がTM実施

2013-02-09 12:23:42 | 政 governing
 市街化区域内の土地、建物に課す都市計画税の導入を2014年度に目指す大山崎町は、タウンミーティング(TM)を開いて住民と意見交換している。江下伝明町長は税の必要性を訴えているが、住民からは「2年前の選挙公約にはなかった」など疑問視する声が上がっている。

 都市計画税は、受益者負担の原則に基づき道路や下水道などの基盤整備に充てる目的税。江下町長が昨年8月に導入方針を表明した。向日、長岡京両市と同じ税率0・25%を想定し、実現した場合は年間約2億円の増収を見込む。

 TMは新たな税負担を求めることから説明責任を果たし、住民の声を聞こうと企画した。16日まで計5回にわたり開催する。

 6日夜に京都府大山崎町大山崎の大山崎ふるさとセンターであった初回には、住民と町議19人が出席した。

 江下町長は、人件費削減など行政努力をPRする一方、不況による税収減や福祉費用の増額などで同税を導入しなければ町予算が危機を迎えると述べた。その上で、「ここで何もしなかったらじり貧になる。この状況をみなさんと一緒に乗り越えていきたい」と理解を求めた。

 土地と建物がいずれも約100平方メートルの一戸建ての場合は年間1万7千円が税額となるなど、導入した場合の実例も挙げた。

 住民からは、導入後の使途が不明確だと説明不足を指摘する声があった。ほかにも、「税収を上げる努力をしてきたのか」「来年には消費税も上がり、負担が増える」「住民投票はできないのか」との意見が出た。

【 2013年02月08日 10時35分 】

「おいしい」児童みんな手作り弁当 長岡第十小

2013-02-09 12:21:21 | 創 creation
タコウインナーやきれいに巻いた卵焼き、少しいびつな形をしたおにぎりなど弁当箱に個性的な料理が並んだ。5日に京都府長岡京市井ノ内の長岡第十小で、児童が手作り弁当をお昼に食べた。

 同小では食育の一環で「おべんとうの日」と題した取り組みをしてきた。長期休みに自宅で弁当を作ったり、給食を弁当箱に詰めたりと、これまで3回にわたってこの日の準備をしてきた。

 児童は昨夜や早起きして朝から作ったという。ちらしずしやアボカド、エビなどをマヨネーズであえたサラダといった凝った料理もあった。

 先生が「今日は自分に感謝しましょう」と呼び掛け、「いただきます」と唱和した。児童は一口目を頬張ると「おいしい」と笑顔をみせた。「これはどうやって作ったの」と友だちの弁当を気にしながら、いつもと違う昼食を楽しんだ。

【 2013年02月06日 11時19分 】

観光名所5ヵ所に桜植樹 乙訓のNPO法人

2013-02-08 01:49:08 | 木 plants
 京都府の乙訓地域の活性化に取り組むNPO法人「京おとくに・街おこしネットワーク(KOMO)」が6日、愛媛県から取り寄せた改良品種の桜「陽光」を長岡京市天神の八条ケ池など乙訓地域や京都市西京区の5カ所に植樹した。春には濃いピンクの花をつけるといい、西山一帯の観光振興に結びつくことを期待している。

 陽光はアマギヨシノとタイワンヒザクラの交配種。約30年前、製塩会社「伯方塩業」(松山市)の初代社長だった高岡正明さん(故人)が、世界平和を祈って開発した。大ぶりで紅色の花をつけ、病害虫にも強いという。

 KOMOは2年前から、西山一帯の新しい観光資源にしようと陽光の植樹を進めており、昨年までに柳谷観音楊谷寺(浄土谷)や長岡公園(天神)、善峰寺(西京区)などに125本を植えてきた。

 この日は、造園業者に協力してもらい、八条ケ池や向日市物集女町の中条公園、三鈷寺(西京区)などに19本を植えた。7日も楊谷寺周辺や大山崎山荘美術館(大山崎町大山崎)に22本を植える。

 KOMOの中山秀亜理事長(71)=同市梅が丘=は「今後も京都市西京区と長岡京市を結ぶハイキングコース『西山古道』に沿って陽光を植樹し、観光客が歩いて楽しめるようにできれば」と話した。

【 2013年02月07日 11時24分 】

即興演奏、書店に響く 長岡京「ミュージック商店街」

2013-02-08 01:46:05 | 創 creation
 シンバルが軽やかに4ビートを刻み、重低音のベースがスイング感を生み出す。リズムと和音の土台の上で踊るようにギターがメロディーを奏で、3人が即興演奏で対話した。ソロパートの変わり目には、タイミング良く客席から拍手がわいた。

 京都府長岡京市神足の書店「恵文社バンビオ店」で、ライブイベントがこのほど催された。

 商店主や市民、ミュージシャンらによる「長岡京ミュージック商店街」の取り組みに同店が賛同して実施した。地元洋菓子店のオリジナルチョコレートも来場者に配られた。ふだんは児童書を並べる一角にドラムセットやアンプ、いすを置いた。夕暮れに務め帰りのサラリーマンやジャズファン約40人の前で、地元グループ「セブントリオ」がマイルス・デイビスなどのスタンダード曲やボサノバ調の曲を演奏した。

 長岡京ミュージック商店街は、音楽を通じて地域の活性化を目的に昨年9月、阪急長岡天神駅周辺の商店や飲食店で初めて開催した。2回目は、恵文社バンビオ店など神足地区にもエリアを広げ、会場には新たな業種も加わり3月23、24の両日に2回目の開催を予定している。

【 2013年02月05日 10時49分 】

人間空気イス、1015人で成功 京都・向日

2013-02-08 01:42:52 | 創 creation
 「激辛」のまち・京都府向日市をPRするイベント「人間空気イスでギネス記録に挑戦」が3日、同市向日町の向陽小であった。残念ながら世界記録更新となる人数は集まらなかったが、それでも千人余りが人文字で「辛」を表現し、盛り上がった。

 市内の飲食店などでつくる「京都向日市激辛商店街」が、PTAや消防団、乙訓青年会議所などと協力して企画した。

 空気イスは、立って並んだ状態から後ろの人の膝に腰掛ける。人と人がつながったまま1分間静止するのが条件で、ギネス記録は福岡県大野城市で昨年10月に打ち立てた1311人。今回は1500人を目標にしていた。

 最終的に集まったのは小学生から70代までの1015人。参加者は、前後の人同士でつま先とかかとが付くくらい密着して並び、腰掛ける練習を数回実施。

 その後、本番を行い、空気イスで「辛」という人文字を作った。1回目の挑戦で列を崩さずに1分間の静止を達成し、参加者から大きな歓声が上がった。

 激辛商店街の磯野勝事務長(48)は「目標人数が集まらなかったのは少し辛(つら)かったが、千人を超える人の力を結集できてうれしい。再度、ギネス更新にチャレンジしたい」と話していた。

2013年02月04日 10時49分

豆まき、園児の声元気よく 長岡京の保育所

2013-02-03 07:15:04 | 式 celemony
 「おにはーそと」「ふくはーうち」。節分おなじみのフレーズを連呼する園児たちの元気な声が響いた。京都府長岡京市長岡の新田保育所で1日、恒例の豆まきが行われた。

 鬼役は保育士2人に加え、保育実習を受け入れている縁で西山短大の男子学生が引き受け、面や衣装で黒、赤、緑の鬼にそれぞれふんした。

 3体の鬼が「お母さんのいうことは聞いているかあ」などと不気味な声を出しながら部屋に入ると、待ち受けていた園児たちが豆を力一杯投げつけた。逃げ回ったり、泣き出したりする子もいたが、鬼がじりじり後退を始めると、声をそろえてとどめの豆をぶつけ、園庭に追い出した。

 山脇愛介君(6)=長岡=は「鬼は怖くなかった。豆をいっぱいぶつけた」と話していた。

【 2013年02月02日 10時55分 】

視覚障害者らケーキ作りで交流 向日、プロが指導

2013-02-03 07:11:39 | 護 help
 京都府向日市内の視覚障害者が交流する催しが31日、同市上植野町の府乙訓保健所であり、参加者がプロのパティシエ(洋菓子職人)の指導を受け、本格的なロールケーキ作りを楽しんだ。

 市社会福祉協議会の障がい者地域生活支援センターが、昨年のそば打ち体験に引き続いて開いた。同市物集女町の洋菓子店「ローシェ」店員の北大路信さん(41)を講師に招き、視覚障害者や家族、ボランティア計14人が参加した。

 参加者は、同保健所職員と乙訓食品衛生協会員から、今冬流行しているノロウイルスへの対応や感染を防ぐ手洗い方法を学び、ケーキ作りに挑戦。生クリームとグラニュー糖を合わせ泡立てた後、カスタードクリームと混ぜ合わせてロールクリームを作った。

 続いて、生地にクリームを平らに塗り、北大路さんから「巻きずしの要領で」という助言を受けつつ丁寧に生地を巻き上げ、ロールケーキを作り上げた。出来上がったケーキをみんなで味わい、会話も楽しんでいた。

【 2013年02月01日 10時12分 】

モンゴル文化触れたよ 長岡第四小で体験教室

2013-02-03 07:09:17 | 習 learn
 モンゴルの文化を児童に紹介する体験教室が30日、長岡京市友岡の長岡第四小で開かれた。子どもたちはモンゴル式住居を組み立てたり、民族衣装を試着するなどして、異国の暮らしぶりについて理解を深めていた。

 モンゴルの学校に新品の黒板を贈る活動に取り組むNPO法人「モンゴルパートナーシップ研究所」(MoPI、大阪府吹田市)が、同小の放課後すくすく教室を活用して開いた。児童約60人が参加した。

 まずMoPIのメンバーが、移動式住居「ゲル」を4分の1に縮小した模型を実際に建てて見せた。子どもたちも「オニ」と呼ばれる屋根材を組み立てる作業に協力したり、中に入るなどして、独特の住生活に触れた。

 続いて、モンゴルの国柄や生活文化をクイズ形式で学ぶコーナーがあり、日本からの距離や遊牧民が飼っている家畜の種類などが紹介された。モンゴルの民族楽器である馬頭琴の由来を取り上げた絵本の朗読もあった。

 子どもたちが最も喜んだのは民族衣装の試着。鮮やかな生地にきらびやかな刺しゅうを施したデールや頭頂部に突起のある帽子を身に着け、すっかりモンゴル人になった気分で記念撮影に収まった。

 2年生の時田凛香さん(8)=友岡=は「モンゴルの衣装は色や柄がきれい。帽子の形も日本と随分違う」と感心していた。

【 2013年01月31日 10時31分 】

向日の見どころ、ガイドマップに 向日市が作製

2013-02-03 07:01:28 | 創 creation
 向日市は、社寺や古墳、自然景観など市内の見どころを紹介する「向日市をぐるっと一周 歩くガイドマップ」を作った。分かりやすく、親しみがわくような手書きの地図やモデルコースを掲載した。市役所や公民館などで配布している。

 A3判で、折りたたんで持ち歩けるようにした。全長約1・8キロの竹林道「竹の径(みち)」をはじめ、向日神社や長岡宮大極殿・小安殿跡、国登録有形文化財「中小路家住宅」、昨年復元された五辻の常夜灯、物集女車塚古墳などを写真付きで説明した。

 地図は市内在住の主婦村上優美子さんが優しいタッチのイラストで仕上げた。観光スポットだけでなくコンビニやガソリンスタンド、交番など目印となる場所も記し、「郵便局から20メートル程先を左斜めに入る」「横断歩道のある道を右に曲がる」など各地を巡る際に役立つ情報も添えた。

 また、健脚向きのモデルコース(前半7キロ、後半6・5キロ)を載せ、向日神社の「桜まつり」や石塔寺の「鶏冠井題目踊り」、竹の径の「かぐやの夕べ」など催しの歳時記も紹介している。

 1万5千部作製。市内の公共施設のほか、観光客を呼び込むため京都駅ビル内の京都総合観光案内所「京なび」(京都市下京区)や京都銀行の支店にも置く予定。向日市産業振興課は「マップ片手に市内を巡り、楽しい発見をしてほしい」としている。

【 2013年01月30日 11時28分 】