昨夏のロンドンパラリンピック陸上男子5千メートル(視覚障害T11)で銅メダルを獲得した和田伸也さん(35)=京都市中京区=が8日、向日市寺戸町の第6向陽小を訪れた。児童は和田さんの講演や伴走体験を通じて努力の大切さを学び、福祉への理解を深めた。
同小の猪野武士教諭(58)が、京都市のランニングチーム「賀茂川パートナーズ」で和田さんと練習をともにしているのが縁となり、講師に招いた。5~6年生約100人が講演に聴き入った。
日本新記録のタイムで上位入賞した和田さんは、銅メダルを披露しながら「持っている力を全て出し切り、最高の結果で日本に帰ってこられた」と振り返り、「毎日練習し、努力をコツコツと積み重ねてランニングが強くなった」と話した。
また、白杖(はくじょう)や点字、携帯電話の音声機能など視覚障害者が日常生活で使う道具を説明。「目が見えなくなった時は不安で、走れるとは夢にも思わなかったが、自分にはマラソンが向いていた。いろいろな出会いを大切にし、何にでもチャレンジしてほしい」と児童たちに語り掛けた。
講演後、6年生は、アイマスクを着用して走り、ロープでランナーとつながって方向などを伝える伴走を体験した。佐々木希美さん(12)、山口真穂さん(12)、北尾花音さん(12)の3人は「アイマスクをして走るのは怖かった。和田さんらがどんな感じで走っているのかが分かった」と話していた。
【 2013年02月09日 11時16分 】
同小の猪野武士教諭(58)が、京都市のランニングチーム「賀茂川パートナーズ」で和田さんと練習をともにしているのが縁となり、講師に招いた。5~6年生約100人が講演に聴き入った。
日本新記録のタイムで上位入賞した和田さんは、銅メダルを披露しながら「持っている力を全て出し切り、最高の結果で日本に帰ってこられた」と振り返り、「毎日練習し、努力をコツコツと積み重ねてランニングが強くなった」と話した。
また、白杖(はくじょう)や点字、携帯電話の音声機能など視覚障害者が日常生活で使う道具を説明。「目が見えなくなった時は不安で、走れるとは夢にも思わなかったが、自分にはマラソンが向いていた。いろいろな出会いを大切にし、何にでもチャレンジしてほしい」と児童たちに語り掛けた。
講演後、6年生は、アイマスクを着用して走り、ロープでランナーとつながって方向などを伝える伴走を体験した。佐々木希美さん(12)、山口真穂さん(12)、北尾花音さん(12)の3人は「アイマスクをして走るのは怖かった。和田さんらがどんな感じで走っているのかが分かった」と話していた。
【 2013年02月09日 11時16分 】