介護予防、地域ぐるみで 大山崎町が人材養成講座

2013-11-14 11:52:37 | 習 learn
 住民が介護予防への関心を高め、地域で支え合う活動をする人材を育てようと、京都府大山崎町で「『助け愛隊』サポーター養成講座」が開催されている。30日まで計6回にわたり、介護予防の基礎知識や健康づくり、地域づくりについて学ぶ。12日には「認知症予防はまず知ることから」をテーマに開催した。

 養成講座は、同町と大阪人間科学大(大阪府摂津市)が共同で進めていた介護予防新規事業構築プロジェクトで提案された。高齢化が進むなか、ボランティアに携わる人材が育ち、地域ごとの介護予防サークルの立ち上げが期待されている。

 会場は同町円明寺の町中央公民館で、9日から始まった。講師は、大阪人間科学大の教員や町地域包括支援センター職員、町職員が務める。

 第2回の12日は、22人が同大学の杉原久仁子助教による説明や3択のクイズ方式などで認知症やその予防法、発症した人への関わり方を考えた。

 杉原助教は「(認知症に関連する病気は)珍しい病気ではない。支え合いがあれば今まで通りの生活もできる。正しい知識を身に付けて」と呼び掛け、参加者は熱心に耳を傾けていた。

 第1~5回のいずれか1回以上と第6回に参加すれば、修了証書が渡される。今後は15、22、26、30日に開催される。

 対象は町在住者か在勤者で、問い合わせは町役場代表TEL075(956)2101から健康課高齢介護係へ。

【 2013年11月13日 12時17分 】

長岡京の史跡の継承誓う 向日で大極殿祭

2013-11-14 11:50:14 | 歴 history
 長岡京遷都を記念した「大極殿祭」が11日、京都府向日市鶏冠井町の大極殿公園で営まれた。行政や議会、教育などの関係者約50人が参列して遷都の日を祝い、史跡の継承を誓った。

 長岡京は784(延暦3)年11月11日、桓武天皇が平城京を廃し、長岡の地に都を移して開かれた。平安京遷都までの10年間、日本の政治や経済、文化の中心地となり、天皇は長岡宮大極殿で政治を行ったとされる。

 大極殿祭は、「大極殿遺蹟(いせき)保存協賛会」が遷都の日に合わせて毎年催している。公園内に立つ長岡宮跡の顕彰碑前で営まれ、乙訓地域の神職たちがおはらいや供え物の献上を行い、向日神社の六人部是継宮司が祝詞を読み上げた。

 続いて「おとくに雅楽会」が神楽を奉納し、笛や太鼓などで奏でられる雅楽の演奏に合わせ、白と赤の装束を身にまとった巫女(みこ)2人が舞を披露した。

 参列者が玉串を納めた後、協賛会の嶋田善久会長(66)は「長岡京の遺跡はいろいろあるが、それらを守っていくのが私たちの使命」と話した。

 大極殿祭にちなみ、16日の「向日市まつり」では、京都乙訓ふるさと歴史研究会が「大極殿祭衣装行列」を実施、向日市が長岡京の中心地だったことをアピールする。

【 2013年11月12日 11時44分 】

キャラ弁作り、小中生ら挑戦 京都西山高生が指導

2013-11-14 11:46:01 | 創 creation
 京都府向日市寺戸町の市中央公民館で9日、子ども体験講座「作って楽しいキャラクター弁当教室」が開かれた。市内の小中学生が、京都西山高(寺戸町)クッキング部の生徒に教わりながら、人気キャラクターの形をしたおにぎりなどが入った弁当作りに挑戦した。

 高校生と小中学生が交流を深める場を設けようと、同公民館が初めて企画した。クッキング部部長の榎木里佳さん(17)ら同高2~3年の女子生徒9人が講師を務めた。

 小中学生は23人が参加した。まず、ニンジンやブロッコリーを切ったり、星形にくりぬいた赤と黄色のパプリカを焼いたりし、ミニハンバーグを作った。

 続いてミッキーマウスとミニーマウスの形をしたおにぎり作りに取り組んだ。のりを巻いた丸いおにぎりに、耳となる小さめのおにぎり2個や顔を表現したスライスチーズ、ハムで作ったリボンを取り付けた。

 料理を丁寧に弁当箱に盛り付けて「キャラ弁」を完成させ、記念写真を撮った後、早速みんなで味わった。

 向陽小6年の笠原有珠さん(12)=寺戸町=は「お弁当を初めて作ったけど、かわいく作れて良かった。お姉さんは分かりやすく教えてくれた」と笑顔を見せていた。

【 2013年11月10日 10時41分 】

ミニ着物、手仕事の美ずらり  長岡京で市民展覧会

2013-11-06 15:27:28 | イベント
 京都府長岡京市民の手がけた手工芸品を紹介する「市民展覧会」が5日、同市神足の市立神足ふれあい町家で始まった。ミニチュアの着物をはじめ、木工品やステンドグラスなどが並び、訪れた人を引きつけている。7日まで。

 10日の「長岡京ガラシャ祭」に向けて多彩なイベントを催す「ガラシャウィーク」の関連行事で開かれた。

 会場でひときわ目を引くのが古い着物や風呂敷を仕立て直したミニチュアの和装品。華やかな刺しゅうや染めを施した振り袖のほか、愛らしい晴れ着をまとった童子や童女の人形も飾られている。

 作者の大嶋矩子さん(90)=同市奥海印寺=は「ぼろぼろの着物を繕うのには苦労した。今では見られない昔の柄を楽しんでほしい」と話している。

 ほかにも精巧な寄せ木細工のわんや鉢、ステンドグラスのランプやアクセサリー、書が展示されている。入場無料。

【 2013年11月06日 10時40分 】

長岡宮調査の60年を紹介 向日市埋文センター展示

2013-11-06 15:25:09 | 歴 history
京都府向日市埋蔵文化財センター設立25周年の記念展示「桓武天皇の王宮-長岡宮の実像」が、同市寺戸町の市文化資料館で開かれている。王宮の施設に使われていた瓦をはじめ肖像画や長岡京条坊復元図などを飾り、約60年にわたって行われてきた長岡宮の調査成果を紹介している。

■瓦や土器、復元図も

 長岡京は桓武天皇が784年に開いた都。その中心部である長岡宮は全域が向日市内に広がっており、天皇が政治を行った大極殿や国会議事堂にあたる朝堂院、皇太子に属した役所の春宮坊などの遺跡が見つかっている。

 長岡宮の発掘は1955年に始まり、これまでに499回実施された。最初に朝堂院南門の遺構が発見され、「幻の都」と呼ばれた長岡京の存在を決定づけた。発掘には学校教諭だった故中山修一さんらが尽力した。

 今回の記念展示では「王宮成立以前」「王宮の構造と特質」「王宮廃絶後」などのコーナーを設け、京都大考古学研究室や市教育委員会が所蔵する遺物約160点を並べた。

 長岡宮式と平城宮式、難波宮式の鬼瓦や軒瓦のほか、皇太子の安殿親王(後の平城天皇)を支えた春宮坊跡で出土した墨書土器や陶器、大極殿古墳のはにわなどを展示。延暦寺所蔵の桓武天皇肖像画や長岡宮大極殿・朝堂院の復元CG図、発掘調査の写真なども飾っている。

 12月15日まで。無料。午前10時~午後6時(入館は午後5時半まで)。

  ◇   ◇   

 向日市埋蔵文化財センターは記念展示に関連した講演会を市文化資料館で開く。

 京大の西川幸治名誉教授が「長岡宮跡の調査・夜明けのころ」(10日)、吉川真司教授が「桓武天皇とその時代」(24日)、上原真人教授が「都城の瓦生産と展開」(12月8日)と題して話す。

 いずれも午後2~4時で、定員80人。申し込み不要。無料。問い合わせは同センターTEL(931)3841。

【 2013年11月05日 08時23分 】


模擬店やステージに老若男女にぎわう 大山崎でイベント

2013-11-06 15:22:08 | 祭 carnival
 「おおやまざき産業まつり」を中心とする秋の京都府大山崎町を彩る最大のイベントが3日、町役場周辺の特設会場と町中央公民館であった。模擬店やステージでのパフォーマンス、農産物の販売、展示など多彩な催しが用意され、にぎわっていた。

 町や町商工会などが主催し、産業まつりのほか、健康福祉まつり、文化のつどいなどが同時に行われた。

 「天下取りライブ」と題したステージでは、ダンスや音楽、バルーンアートが披露された。子どもたちのダンスでは、保護者らがカメラを向けて声援を送っていた。

 会場には模擬店が並び、訪れた人たちはおいしそうに料理を頰張っていた。町商工会による5千円で5500円分の買い物ができるプレミアム商品券「ララン商品券」の先行販売もあり、たくさんの人が買い求めていた。

 大山崎竹林ボランティアのコーナーでは、メンバーが整備作業で伐採した竹でプランターや花器を作製して販売していた。

 人工芝で作った全長40メートルのグラウンドゴルフのコースもあり、老若男女が楽しんでいた。

【 2013年11月04日 11時14分 】


秋の催し、市民ウキウキ 長岡京「ガラシャウィーク」

2013-11-03 17:24:43 | 祭 carnival
 長岡京市神足のバンビオ広場公園で2日、市民団体の活動を紹介する「サポセン音楽ひろば」と「小学生コマ回し選手権大会」が開かれた。いずれも10日の長岡京ガラシャ祭に向けて多彩なイベントを催す「ガラシャウィーク」の関連行事で、多くの家族連れでにぎわった。

■こま回し技キラリ、小学生大会

 市民団体「伝承コマ回し保存会」が開いたコマ回し大会には、市内の児童20人が参加した。こまを回しながら手のひらや菓子箱のふたに載せたり、二つの皿の間を飛び移らせるなどの技を競った。

 長法寺小6年の徳永朋大君が優勝し、2位は長岡第八小3年の小川侑成君、3位は長岡第七小2年の並川颯太君が入った。

■バンド生演奏、手作り品販売

 サポセン音楽ひろばは、市民活動サポートセンターなどが主催した。バンドが生演奏を披露したほか、竹で作った打楽器や沖縄の三線(さんしん)も奏でられた。

 市民団体のブースでは女性グループ「花にしき」が手作りのお手玉や竹炭入りの袋を販売し、モンゴルの学校支援に取り組むNPO法人「モンゴルパートナーシップ研究所」はヒツジの骨を使うモンゴルの占いで子どもたちの人気を集めた。

【 2013年11月03日 10時28分 】

市民オペラ合唱高らか 長岡京・ガラシャウィーク幕開け

2013-11-03 17:22:00 | 祭 carnival
 11月10日に京都府長岡京市で開かれる「長岡京ガラシャ祭」に向けて多彩なイベントを催す「ガラシャウィーク」が1日始まり、市民オペラ合唱団のコンサートが同市神足のバンビオ1番館メインホールで開かれた。息の合ったハーモニーに来場者が盛んな拍手を送った。

 第1部は合唱組曲「蔵王」から「蔵王賛歌」や「雪むすめ」など6曲を披露し、伸びやかな歌声で蔵王の雄大な自然を表現した。

 第2部の小オペラ「河童譚(かっぱたん)」ではプロの歌手4人をゲストに招いて共演し、おかしみのある物語を軽妙なピアノ演奏に合わせて歌い上げた。

 ガラシャウィークは今後も市立総合交流センターの周辺を主な会場にイベントが続く。2日は「サポセン音楽ひろば」やこま回し選手権大会、3日は市民管弦楽団のコンサート、4日は青空個展市、6日は細川ガラシャをモデルにしたオペラ「勇敢な婦人」をテーマにした豊田喜代美沖縄県立芸術大教授の講演会などが開かれる。

 細川忠興とガラシャの婚礼を再現したハイライトの行列巡行は10日午後に行われる。

【 2013年11月02日 11時12分 】

「撮り鉄」の新名所に 向日・洛西口駅付近

2013-11-03 17:19:07 | 創 creation
 電車が高架レールの勾配をゆっくりと上っていく横で、地上線の駅ホームには反対方向から別の電車が到着した。向日市~京都市西京区にまたがる阪急京都線の洛西口駅付近は、高架と地上レールを電車が立体的に行き交う姿が1ショットで収められる。新たな撮影スポットとして、「撮(と)り鉄」と呼ばれる鉄道写真ファンの心をとらえている。

 同駅周辺の立体高架化事業のうち、河原町方面へ向かう上り線ホームと駅舎の利用が先行して始まった。開業直後の週末となった先月26、27日は駅周辺にカメラや三脚などを抱えた人たちがさっそく姿を見せた。

 高架南端に近い向日市寺戸町の踏切で記者も撮影に挑戦した。都合のいいタイミングとアングルで、車両が美しくうねってすれ違う様子をとらえるのは難しい。天候や日差し、撮影位置、運行のタイミングなどの条件をにらんで辛抱強く待ったうえ、運にも味方されないとベストショットは生まれないようだ。

【 2013年11月01日 12時08分 】

特産タケノコ入り、ご当地マカロンどうぞ 長岡京の6店舗

2013-11-03 17:16:24 | 商 trading
 京都府長岡京市商工会と同市の洋菓子店やカフェが、特産のタケノコを用いたご当地スイーツ「たけのこマカロン」を開発した。タケノコ型の生地でタケノコ入りクリームをはさんだ洋菓子で、店ごとにアレンジも加え、個性豊かな商品に仕上げた。10日に市内で開かれる「長岡京ガラシャ祭」で一斉に売り出す。

 市と市商工会が観光の目玉になる土産品づくりを目指してご当地スイーツのアイデアコンテストを実施。市内でカフェを営む稲本千穂さん(37)の応募作がグランプリとなり、商品化が決まった。

 商品開発は、稲本さんのカフェと洋菓子店5店が大和学園京都製菓技術専門学校の助言を受けて取り組んだ。稲本さんのアイデアを基本に、各店でバタークリームや抹茶ガナッシュを合わせるなどの趣向を凝らした。中に入れるタケノコはシロップを少しずつ加えながら煮詰めたり、さまざまな切り方を試したりして、しゃきしゃきした食感を生かした。

 稲本さんは「長岡京市を代表するおみやげとして定着させたい」と話している。

 販売元は稲本さんのカフェ「m.CHIMA CAFE」、「ケーキハウスニルス」、「ケーキの店のぐち」、「ピエスモンテ・ヒロ」、「パティスリープチラパン」、「ベルエキップ」。1個160~300円前後。5種セット1050円もある。

【 2013年11月01日 09時29分 】