長岡京の特養施設に手作りツリー 大阪成蹊大生ら設置

2013-12-11 11:18:54 | 創 creation
 大阪成蹊大芸術学部(大阪市)の学生らが7日、京都府長岡京市天神2丁目の特別養護老人ホーム「天神の杜(もり)」で、お年寄りに手作りのクリスマスツリーをプレゼントした。毎年の恒例行事となっており、学生らは設置作業に取り組んだ。

 芸術を活用する精神療法「芸術療法」の一環として、同大学芸術学部が市内にあった当時の2004年に始まった。現在キャンパスは移転したが、交流は続いている。

 学生や教員、ボランティアの15人が参加した。2階中庭にある木を木枠で囲み、高さ約4メートルのツリー型にした。続いて、三角形のフレームをヒノキの葉で覆って、学生らが作ったサンタクロースやトナカイ、雪だるまなどを豪華に飾り付けるなどして完成させた。

 ツリーは屋内から見ることができ、施設内は一足早いクリスマスムードに包まれていた。

【 2013年12月08日 11時06分 】


観光ガイド、14団体交流 長岡京・工夫や課題話し合う

2013-12-11 11:16:56 | 商 trading
 京都府南部で活動する観光ボランティアガイド団体の交流会が6日、長岡京市神足の市中央生涯学習センターで開かれた。参加したメンバーたちは、観光客に喜ばれるガイドの方法について活発に意見を交わした。

 府山城広域振興局を事務局に、宇治市や京田辺市、木津川市、長岡京市、向日市などの観光ボランティアガイド14団体でつくる「やましろ観光ボランティアガイド連絡協議会」が開き、55人が参加した。

 おもてなしをテーマにした意見交換会では、参加者が「ニーズに寄り添うことが大事」「ガイドが良かったといわれて満足するのでなく、具体的に何が良かったか突き詰め、互いに切磋琢磨(せっさたくま)しないといけない」などと考えを述べ合った。

 「会員が高齢化している」「ウオーキング目的で来た人への対応が体力的に大変」などと悩みを打ち明けたり、自身の団体で取り入れている工夫を紹介し合う場面もあった。

 一行は恵解山(いげのやま)古墳や勝竜寺城公園など長岡京市の観光スポットも見学した。

【 2013年12月07日 10時11分 】


間伐材の撞木、音色澄み 長岡京・柳谷観音楊谷寺で試し打ち

2013-12-06 18:05:53 | 木 plants
 京都府長岡京市の浄土谷一帯に、澄んだ鐘の音が朗々と響いた。柳谷観音楊谷寺で5日、鐘の撞木(しゅもく)が西山の間伐材に新調され、さっそく試し打ちされた。

 以前の撞木はヒノキ製で、戦後間もない1950年から使っていた。鐘楼に取り付けた鎖などが老朽化したため、交換することにした。西山にある寺域で、樹木の間伐を進めていることから伐採木を活用することにした。

 新調した撞木はシュロの丸太を用いており、長さ約195センチ、直径約15~20センチ。試し打ちした日下俊英副住職は「寺院の鐘らしい、高く澄んだ音だ。拝観する人にも堪能してもらいたい」と話した。

 同寺では開門する午前7時と正午、閉門する午後5時の1日3回、鐘を撞(つ)いている。

【 2013年12月06日 11時20分 】

子育て応援、乙訓版「店舗マップ」完成 用品割引など掲載

2013-12-06 18:04:15 | 護 help
 子育て世代に割引やプレゼントなどの特典がある店舗・施設を紹介した京都府の「きょうと子育て応援パスポートマップ」の乙訓版が、このほど完成した。長岡京市のNPO法人が作製に協力し、府乙訓保健所(向日市上植野町)などに置いている。

 乙訓地域を阪急東向日駅周辺の「向日市」、西向日駅周辺の「向日市・長岡京市」、「長岡京市」、「大山崎町」の4エリアに分けて地図を掲載した。

 ベビー用品や飲食料金の割引、子どもへの菓子プレゼント、粉ミルク用の湯の提供、塾の入学金免除など子育てを応援する店舗・施設を掲載している。特典は府が発行する「きょうと子育て応援パスポート」を提示すると受けられる。

 マップの取材は、子どもの文化体験や野外活動に取り組む「おとくにパオ」(長岡京市開田)が行った。「この地域で生活しているいろんな人がそれぞれの視点でもって、子育て支援を考えているのだなと思いました」と事業に参加した感想もつづっている。

 3千部作製。府乙訓保健所のほか2市1町の市役所や役場に置いている。

【 2013年12月05日 10時54分 】


まきストーブに火入れ式 長岡京・神足小「暖かーい」

2013-12-06 18:02:46 | 木 plants
 京都府長岡京市神足の神足小で3日、西山の伐採木を燃料に使ったまきストーブの火入れ式が行われた。参加した児童たちはまきの炎ならではのぬくもりを体感し、森林ボランティア団体のメンバーから里山の資源を生かす大切さを教わった。

 同市の西山では、独立行政法人森林総合研究所関西支所が、大きく育ちすぎた木を小規模な面積で皆伐し、樹木の若返りを図るとともに、伐採木をまきに活用する実験を進めている。同小のまきストーブもその取り組みの一環で設置された。

 火入れ式には同小の3年生80人が参加。森林総研の実験に協力している地元森林ボランティア団体「里山再生市民フォーラム」の南紘之代表が、かつては里山の木を伐採してまきや炭に利用することで、樹木を若返らせる循環システムが生きていたことを紹介した。

 松村尚洋副代表にまきストーブの火のつけ方を教わると、児童は西山の伐採木や自分たちで拾った枯れ木をくべ、マッチで点火。ぽかぽかと暖まった室内に座り、絵本の読み聞かせに耳を傾けた。

 秋山希さん(8)は「マッチ1本でこんなに火がつくんだ。うちのストーブよりも暖かい」と感心していた。

【 2013年12月04日 11時54分 】

光のアート、心照らす 大山崎山荘美術館で企画展

2013-12-06 18:00:52 | 会 party
 京都府大山崎町のアサヒビール大山崎山荘美術館で、企画展「光と灯(あか)り」が催されている。明るさをもたらす光、胸に秘める祈りの光、生活を彩る光-さまざまな光をテーマに美術館のコレクションから絵画や陶磁器など約80点を紹介している。

 地中館「地中の宝石箱」では「自然の光、祈りの光」と題して、美の巨匠たちが描いた光にスポットを当てている。

 パウル・クレー(1879~1940年)の「大聖堂(東方風の)」は点描の彩色と柔らかなタッチが印象的だ。直接的な光の表現はないが、祈りをささげる人々の心に差す光を感じさせる。

 ピエール・ボナール(1867~1947年)の「開いた窓辺の静物」は、日常に降り注ぐ、夕暮れの光を描写している。

 クロード・モネ(1840~1926年)の「エトルタの朝」「睡蓮(すいれん)」「日本の橋」では、光の画家と呼ばれた巧妙な表現力が際立つ。

 本館では、「民芸運動」に携わった作家の作品を中心に、釉薬(ゆうやく)を施された陶磁器が展示されている。

 釉薬は自然や人口の光を受けることで、光沢や色彩などさまざまな表情を見せる。陶芸家・河井寛次郎(1890~1966年)の「海鼠釉片口(なまこゆうかたくち)」をはじめとする作品を楽しむことができる。

   ◇  ◇

 実業家・加賀正太郎(1888~1954年)が住んでいた当時から残る暮らしの灯りも見どころの一つだ。2階への階段では、2羽の鳥が仲良く並ぶランプシェードと外光を取り入れて輝くステンドグラスの異なる光が来場者を包み込む。

【 2013年12月03日 10時52分 】


長岡第四小が優勝 乙訓地方小学生駅伝

2013-12-01 18:09:28 | イベント
 乙訓地方小学生駅伝大会が30日、京都府大山崎町から向日市にまたがるコースで行われた。参加した18校の児童が6区間9・5キロをたすきをつないで力走。長岡第四小が第2向陽小を振り切って優勝した。

 2市1町の教育委員会などの主催で24回目。6年生の男女6人を一組とし、3市町の各小学校から1チームずつ出場した。

 児童たちは大山崎小(大山崎町円明寺)をスタートすると、長岡第六小(長岡京市長岡)や第5向陽小(向日市上植野町)などの中継地点でたすきをつなぎ、ゴールの向日市民体育館(同市森本町)を目指した。

 沿道には保護者や級友たちが待ち構え、懸命に走る児童に熱い声援を送った。レースの模様はインターネットでも中継された。

 6位までの順位は次の通り。

 (1)長岡第四(時田永也、村木美乃里、木村太耀、山本芽衣菜、上野凌、山内夢)(2)第2向陽(3)長岡第八(4)長岡第五(5)長法寺(6)大山崎

【 2013年12月01日 10時44分 】

大木伐採、まきに利用を 西山再生で森林総研が講演会

2013-12-01 18:05:53 | 会 party
 京都府長岡京市の西山で里山再生の実験を進める独立行政法人森林総合研究所関西支所の公開講演会が29日、京都市南区で開かれた。実験に携わった研究者が育ちすぎた大木を伐採し、まきとして活用する仕組みを紹介。里山を守る現実的な手法になることを示した。

 神戸大大学院の黒田慶子教授は薪炭に活用されてきた里山に手が入らなくなり、ナラ枯れに弱い大木が増えている現状を指摘。里山管理には「木の伐採と資源利用の組み合わせが必要」と述べた。

 森林総研の大住克博主任研究員は、長岡京市と大津市の森林で行った実験について、ボランティアの力も借りて小面積で大木をすべて伐採し、ひこばえから若木を育て、伐採木はまきにして販売したことを説明。「まきはほぼ店頭価格に収まった。伝統的なスタイルに近い里山管理は可能だ」と強調した。

 奥敬一主任研究員は実験で出たまきを活用するために家庭や神足小、公共施設にまきストーブを導入した取り組みを発表。「まきストーブの利用で生活が豊かになった実感を得られ、里山管理に参加する動機づけになった」と成果を挙げた。

 長岡京市農林振興課の永田雅史係長も西山の里山保全について報告した。

【 2013年11月30日 10時51分 】

しめ縄作り、児童丁寧に 向日の小学校で授業

2013-12-01 18:03:44 | 習 learn
 京都府向日市森本町の第3向陽小の5年生73人が28日、正月用のしめ縄作りに挑戦した。児童は地域のお年寄りの手ほどきを受けて、丁寧にわらを編み、一足早く迎春ムードを楽しんだ。

 5年生は総合的な学習「3向米をつくろう」で代かきや田植え、稲刈りを経験し、約400キロの米を収穫した。しめ縄作りは稲わらが最後まで活用できることを学ぶ目的で、学校支援地域本部事業の一環でもある。

 地元の森本長寿会の8人が講師を務めた。児童は、長寿会の人たちがわら打ちや天日干しを行ったわら束を、手のひらを使ってより合わせた。慣れない作業に苦労しつつも、編んだわらを円形にしてしめ縄を作り上げた。

 児童は完成したしめ縄を友だちと見せ合ったり、冠のように頭にのせたりして、出来栄えに満足そうな表情を浮かべていた。

【 2013年11月29日 11時43分 】

向日市の中部防災拠点が完成 資材備蓄、対策本部に

2013-12-01 17:51:24 | 災 disaster
 京都府向日市が本年度、市内3カ所に整備する災害対策拠点のうち、同市寺戸町の市役所に隣接する「中部防災拠点」が完成した。災害対策本部を設ける機能を持たせ、防災資機材を備蓄する。

 市は、東日本大震災や府南部豪雨など想定を超える大規模災害が多発していることを受け、災害対策拠点の整備を決めた。市役所の隣接地のほか、北部のキリンビール京都工場跡地の一部(寺戸町)、南部の市営住宅跡地(上植野町)にも拠点を設ける。

 中部防災拠点は、災害発生時に道路通行の支障となる障害物の除去や復旧作業を行い、早期に通行を確保するための資機材を収納する。道路防災倉庫(鉄骨2階建て、270平方メートル)と風水害資材倉庫(プレハブ1階建て、40平方メートル)があり、動力ポンプや発電機、バリケード、土のうなどを置く。道路防災倉庫には情報管理室や待機室もあり、対策本部を設けたり、設計図面を保管したりする。

 27日に式典があり、市職員や設計・施行業者らが完成を祝った。久嶋務市長は「防災拠点の整備で職員の危機管理意識がより徹底する」と話した。

 一時避難所としても使う北部と南部の各拠点は年度内に完成予定で、テントやアルファ米、保存水、紙おむつ、組み立て式トイレなど避難者受け入れに必要な物資を備蓄する。

【 2013年11月28日 11時09分 】