京都府の向日市ファミリーサポートセンター主催の「子育てサポーター養成講座」が3日、同市寺戸町の市保健センターで始まった。市民ら約30人が参加し、子育て親子の現状や支援者に必要なことについて学んだ。
同センターでは、子育て支援を受けたい依頼会員とサポートをする援助会員をつなぐ事業を実施している。養成講座は、援助会員の登録などを目的に年1回開い ている。この日は、臨床心理士で、「親と子のこころのエンパワメント研究所」の馬見塚珠生所長が「親に寄り添う子育て支援」をテーマに話した。
馬見塚所長は、若い母親ほど地域との付き合いが疎遠という調査結果や虐待の現状、乳幼児期の大切な発達課題などを説明した。
その上で、「親が自分で子どもと関わるのを助けることが必要」と指摘し、「分かってくれる人がいると思うだけでも元気になれる」と寄り添うことの重要性を強調した。
受講者は27日まで計6回にわたり、「子どもの事故と安全」「子どもの心と身体の育ち」などをテーマに学ぶ。全講座を修了した希望者は、援助会員として登録することができる。
【 2014年06月04日 12時05分 】