災害時に廃棄物撤去 京都・長岡京市と運搬業者が協定

2014-10-17 10:03:11 | 災 disaster

 京都府長岡京市と廃棄物収集運搬業の長岡美装社(同市長岡1丁目)は14日、「災害時における応援に関する協定」を結んだ。台風や局地的豪雨といった災害が発生した場合、同社は原則無償で災害廃棄物の撤去などを行う。

 8月の福知山豪雨では、浸水被害で使えなくなった家具や電化製品などが災害ごみとなり、市街地の道路脇などに積まれて処理方法に課題を残した。

 協定では、長岡京市または市と災害時相互協定を結んでいる向日市や大山崎町、宇治市などで災害が発生した際、長岡美装社は応援業務にあたる。市民生活の早期復旧のため災害ごみの撤去や収集、運搬をはじめ、がれきの清掃、人員とトラックの派遣、支援物資の輸送などを行う。

  協定締結式では、小田豊市長が「災害廃棄物が道に積まれると通行の妨げとなり、大混雑となる。万一の事態のために協定を結んでいただき、心強い」と感謝し た。福知山豪雨でもボランティアで災害ごみを収集した同社の今井孝一社長は「少しでもお力になるため従業員一同頑張りたい」と話した。

【 2014年10月15日 12時00分 】


社殿絵図、京都造形芸大院生「緊張」の模写 大山崎・離宮八幡宮

2014-10-17 10:01:00 | 歴 history

 京都府大山崎町大山崎の離宮八幡宮に伝わる江戸時代中期の絵図を、京都造形芸大大学院(京都市左京区)の学生2人が半年かけて模写し、離宮八幡宮 に寄贈した。日本画の模写を専攻している2人の作品の完成度は高く、津田定豊禰宜(ねぎ)(47)は「立派に作っていただきうれしい。新たな宝にしたい」 と喜んでいる。

 絵図は、江戸初期の離宮八幡宮社殿の見取り図とみられ、当時の建物の配置を知ることができる唯一の資料。剥離やひび、色落ちなど傷みが目立ち、修復に向けて町と協議しているが、多額の費用がかかるため難航している。絵図は現在、倉庫で保管されている。

 津田禰宜が昨年、町内のイベントを通じて交流のあった京都造形芸大に模写を依頼。当時大学院1年生だった高橋沙織さん(23)=京都市左京区=と山里奈津実さん(24)=同=に白羽の矢が立った。

 現物は持ち出せないため、2人は現物を撮影し、コピーを取って大学院で作業した。絵図の下地となるコウゾ紙をクルミなどで染める行程では、むらが出たり紙が傷まないよう細心の注意を払ったため、4カ月を要した。

 模写作業では、江戸期にも使われていた岩絵の具や有機顔料を用いた。山の尾根などは下書きなしの一発勝負で、担当した高橋さんは「墨の濃淡で山の立体感を出せるように心掛けた」と振り返る。現物は建物の脚がないなど不自然な箇所もあるため、津田さんの要望で修正した。

 山里さんは「納品しないといけないという責任感でいっぱいだった。緊張したけど、すごく勉強になった」と笑顔を見せた。

 模写された絵図は離宮八幡宮の社務所に飾られ、誰でも見ることができる。

【 2014年10月14日 09時21分 】


白ペンキ塗り校内を美しく 京都・向陽小で児童と地域住民ら

2014-10-14 06:40:26 | 習 learn

 京都府向日市向日町の向陽小で11日、地域住民や児童らが校内のペンキ塗りを行った。快適な教育環境の整備が目的で、参加者約10人が手や服にペンキを付けながら、廊下の壁や傘立てを真っ白に塗り替えた。

 同小と市教育委員会、地域が連携して学校運営に取り組む「学校支援地域本部事業」の一環。

 冒頭に同小の校務員土井哲夫さん(64)が、ローラーとはけの使ったペンキの塗り方などを説明した。

 作業が始まると「(ペンキが)垂れてる垂れてる」と焦る親子や「楽しい」とはしゃぐ子どもの声が廊下に飛び交った。約1時間半かけて、校舎1階廊下の壁約30メートルにペンキを塗り進めた。

 近くの河田幸枝さん(45)は「ペンキ塗りは意外に難しかった」と汗をぬぐっていた。

【 2014年10月13日 08時55分 】


新しい「まち」期待と不安 イオンモール京都桂川、17日開業

2014-10-14 06:38:28 | 商 trading

 新しい「まち」が、いよいよ開く。17日に京都府向日市寺戸町と京都市南区にまたがる大型複合商業施設「イオンモール京都桂川」が全面オープンす る。キリンビール京都工場の閉鎖から15年。向日市が「北の玄関口」と位置付ける北部地域の中核施設で、まちづくりが大きく前進する。新市街地で住宅の建 設や企業の立地が進み活気づく中、交通問題や地元商店への打撃など懸念材料も抱えている。今後の課題やイオンモール開業の影響を探った。

■新住民2~3千人も

 新市街地の向日市寺戸町では計画も含めて現段階で、6棟のマンションが建設される予定だ。一戸建ても加えると約1100戸に上る見込みで、2~3千人規模の新住民が流入する可能性がある。

 新住民をまちづくりに巻き込むことが、地域活性化の一つの鍵となる。寺戸町連合自治会の中村尚夫会長(75)は「防災や防犯、交通問題、ご近所福祉といった地域の課題にあたるため協力は必要」と話す。新住民の自治会への加入率を高めたい考えだ。

 ただ、近年では自治会に加入する世帯は減少傾向にあり、市市民参画課は「自治会をバックアップし、地道な活動を積み上げていきたい」とする。

 同連合自治会はマンションの業者などを通じて、入居者に自治会へ加入するように呼び掛けるという。市市民参画課はポスターやチラシを作成してPRする。

■商業関係者、対策さまざま

 新しいイオンモールの商圏は乙訓2市1町や京都市南西部、亀岡市など広域にわたる。地元の商業関係者にはイオンの集客力に対する期待と不安が入り交じり、さまざまな対策を講じている。

 イオンモールが立地する向日市の激辛商店街はイオン開店後にスタンプラリーを行う。地域とイオン内の加盟店で激辛料理を食べた人に景品を贈る企画で、回遊性を高めて同市内への誘客を図る。

 長岡京市商工会と市は今月から小規模企業向けの「小さな一歩支援事業」を実施している。従業員5人以下の商業・サービス業などに補助金を支給して後押しする。

 また、2市1町の商工会と亀岡商工会議所は今月初め、地元商品のPRと地域経済の活性化のため特産市を開いた。

 京都市西京区の高島屋洛西店とショッピングセンター「ラクセーヌ」は、6月から手作り市「らくさいマルシェ」を開催。高島屋は「地域密着型の取り組みで洛西エリアに足を運んでもらえるようにしたい」としている。

【 2014年10月12日 10時24分 】


「優しい心を育んで」 京都・大山崎の幼稚園 命の尊さ学ぶ

2014-10-14 06:36:30 | 習 learn

 花を育てることで子どもたちに命の尊さや思いやりを学んでもらうイベントが10日、京都府大山崎町円明寺の京都がくえん幼稚園であった。約60人の年長クラスの園児たちは、水仙の球根に水をやりながら「元気に育ちますように」と願った。

 人権学習の一環。水仙は「人権の花」とされている。

  同園の長谷川和子園長が「水仙は土の中でじっと大きくなるのを待って花を咲かせます。大事に育てましょう」と呼び掛けた。園児は受け取った球根を植木鉢に 丁寧に植え付け、じょうろで水をやった。一緒に参加した保護者の伊達由美子さん(40)=長岡京市馬場=は「植え方や水のやり方に一人一人の個性が出てい た。優しい心を育んで欲しい」と話していた。園児は卒園前の2月ごろに自分が育てた水仙を写生する。

【 2014年10月11日 09時09分 】


100円商店街で地元商業活性化狙う  11日、京都・長岡京記事のタイトルを入力してください(必須)

2014-10-14 06:34:17 | 商 trading

 地元の商店街に愛着を持ってもらう「長岡京100円商店街」が11日午前10時から、京都府長岡京市内で開かれる。大型商業施設「イオンモール京 都桂川」(向日市、京都市南区)の開業が17日に迫る中、商品やサービスを特別価格の100円で売り出して地元商業の活性化を図る。

 神足商店会や長岡中央商店街振興組合、阪急長岡天神駅前相互会、セブン商店会でつくる市商店会連絡協議会と市商工会が、4月に続いて開催する。

 竹の子最中や手ぬぐい、コロッケパン、コーヒー、から揚げ、米スティック、ノート、野菜などを扱う37店舗が参加する。眉毛や前髪カット、自動車の水洗いといったサービスを提供する店もある。

 また、市役所近くのロングヒルでは午前11時から、1000円分と500円分、100円分の金券が当たる抽選会も開催する。

 市商店会連絡協議会は「地域の人に地元店舗が頑張っていることをアピールしたい」としている。

 問い合わせは市商工会事務局TEL075(951)8029へ。

【 2014年10月10日 11時11分 】


和食に四季、児童感性磨く 京都・長岡第四小、料亭で体験授業

2014-10-09 11:04:39 | 習 learn

 和食を通して子どもたちに和の精神や郷土愛を育んでもらうための体験授業が7日、京都府長岡京市天神2丁目の料亭「錦水亭」であった。参加した長岡第四小の6年生67人は、実りの秋を表した懐石料理を見ながら、食の中にも四季を感じる日本人ならではの感性を磨いた。

 食を学ぶことで、和の心や地元に対する理解を深めてもらおうと、同小が錦水亭に講義を依頼した。

  講義は、同料亭の敷地に広がる日本庭園の向こうに長岡天満宮の八条ケ池を臨む、風光明媚な本館で行われた。冒頭で、おかみの池田みどりさん(65)は 「『この相手との、この瞬間は二度とない』という一期一会の精神を持つことで、どうすれば相手が喜んでくれるかを考えられる」と児童らに語り掛けた。その 後、紅葉が描かれた器や、茶そばを用いてクリのイガを模した料理を児童に見せた。春夏秋冬と季節ごとに異なる器の取り合わせも紹介し、和食には季節感が息 づいていると説明した。

 辻村萌絵花さん(11)=長岡京市友岡=は「料理以外にも、季節ごとの食器の使い分けや、丁寧な心遣いが外国にはない日本の良さだと気付けた」と話した。

【 2014年10月08日 11時12分 】


日中問題で首相決断願う 野中広務氏、京都・長岡京で講演

2014-10-09 11:01:27 | 会 party

 京都府長岡京市日中友好協会の創立40周年を記念した講演会が6日、同市開田の市立産業文化会館であった。元官房長官の野中広務氏が「最近の日中問題について」と題して語り、「現在の困難を乗り切る大きなエネルギーとして勇敢に、着実に努力してほしい」と同協会に期待を寄せた。

 野中氏は、日中対立の火種となっている沖縄県・尖閣諸島の領有権問題について、国交正常化時に田中角栄、周恩来両元首相らの間で問題を棚上げすることで合意したとの持論を展開し、「尖閣問題を先送りした先人の知恵を思い起こすべきだ」と話した。

  11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)に合わせ、安倍晋三首相と中国の習近平国家主席の首脳会談を「何としても実現させなければならない」と強 調。その上で「日本が何らかの道をつけなければ首脳会談は成功しない。成功しなければ日本がアジアの孤児になることを自ら選ぶことになる」と懸念を示し 「安倍首相の決断を願う」とした。

 長岡京市日中友好協会については「府内の先陣を切って友好の実績を残してきた」と40年の活動をたたえた。

【 2014年10月07日 11時48分 】


スポーツの秋、運動会夢中 京都・長岡京で市民ら爽やかな汗

2014-10-09 10:16:10 | 士 cerebrity

 スポーツの秋を迎え、京都府長岡京市の各小学校で5日、市民大運動会が催された。台風18号が接近する中で快晴には恵まれなかったが、参加者は全力で体を動かして爽やかな汗を流し、住民同士の交流を深めた。

 市民大運動会は今年で52回目。同市によると、会場となった10小学校のうち、長岡第三小(同市今里4丁目)と長岡第八小(同市勝竜寺)では台風18号の接近に伴う風雨を考慮し、延期した。

 メーン会場となった同市東神足2丁目の長岡第九小では、降雨の恐れが強かったことから、短縮プログラムで行った。校区住民の約700人が参加し、地区別の5チームに分かれて競い合った。

 玉入れやムカデ競争といった対抗競技のほか、児童による演技などがあった。

 玉入れでは、大人と子どもが協力して紅白の玉を次々とかごに投げ入れていった。順位が発表されると、大歓声が起きていた。

 昼食時には長岡京音頭保存会のメンバーが、踊りを披露して会場を盛り上げた。また、11月に開催される「長岡京ガラシャ祭」のキャラクター「お玉ちゃん」が登場し、祭りをPRしていた。

【 2014年10月06日 08時36分 】


交通安全児童学ぶ 京都・向日 施設開業や再開発備え

2014-10-02 10:55:14 | 習 learn

 「イオンモール京都桂川」開業や京都府向日市北部の開発に備えて、近くの第4向陽小は1日、交通安全教室を開いた。2年生約90人が交通量の大幅増や渋滞の発生など予想される変化に耳を傾けた後、学校の周辺を歩いて危険な箇所を確認。安全に登下校する方法を学んだ。

 同地域では17日のイオンモール開業で道路の渋滞や交通事故の増加が懸念される。

 教室では向日町署交通課員がイオンモール開業に伴って、寺戸西公園沿いの道路が拡幅されることに触れ「普段は車の通らない所にも車が通るようになるから気を付けて」「歩きながらではなく『立ち止まって』左右確認をしてほしい」と呼び掛けた。

 その後、児童らは署員や地域ボランティアに誘導されながら、学校の周りを歩いて「安全確認はきちんと頭を動かす」「歩道を歩くときは建物側に寄る」などのアドバイスを受けていた。

  ボランティアとして参加した保護者の高田英生さん(36)は「実際にどのくらい車が増えるのか想像できないが、必ず交通量は増えると思う。小さな子どもた ちが急に飛び出したりしないか心配だ」。同署交通課は「子どもの交通事故は飛び出しがほとんどなので、学んだことを今日の下校からでも意識してほしい」と 話した。

 イオンモール京都桂川は、向日市北部と京都市南区にまたがる地域に位置し、17日にオープンする。

 向日市は、店舗周辺に車両の最高速度を時速30キロに抑える「ゾーン30」の導入を決めるなど地域住民の安全確保に力を入れる。

【 2014年10月02日 10時43分 】


古代衣装ショー、準備入念 京都・向日市文化資料館30周年

2014-10-02 10:51:38 | イベント

 開館30周年を迎える京都府向日市文化資料館の記念イベントの打ち合わせ会が28日、寺戸町の同資料館であった。ボランティアスタッフとなる市民 が、メーン企画のファッションショーで使う古代衣装を試着するなどして、11月11、15日開催のイベントに対するイメージを膨らませた。

 市文化資料館は長岡京遷都1200年の1984年に開館した。同資料館は30周年の記念イベントに向けて4月からボランティア養成講座を開催。講座に参加した市民らが話し合い、古代衣装を再現し、イベントでファッションショーをすることにした。

  打ち合わせ会は25日に続く開催で、この日は市民7人が参加した。同資料館の玉城玲子館長が、ファッションショーは常設展示室で行い、古代衣装研究家の山 口千代子さんの指導で市民が作った長岡京期頃の服を披露することを説明。11月15日は近くの京都向日町競輪場である「向日市まつり」とタイアップするこ とも紹介した。

 続いて参加者は、貴族や下級役人の古代衣装を見たり試着したりし、「すてきな衣装」「よく似合う」「若い人にもぜひ参加してほしい」とイベントへの気持ちを高めた。ファッションショーのモデル役なども決めた。

 今後、ボランティアスタッフの話し合いでイベントの詳細を詰め、11月6日に最終打ち合わせを行う予定。

 一方、同資料館は収蔵庫の改修や展示室照明のLED(発光ダイオード)化などのため、今月29日~11月10日まで臨時休館する。

【 2014年09月29日 11時48分 】