京都府大山崎町大山崎にある昭和初期の名建築「聴竹居(ちょうちくきょ)」で29日、恒例の「新緑をめでる会」が催された。参加者は約80年前に建てられた住宅を巡り、敷地内の若々しい緑の木々を見ながら、環境に配慮した建物の構造に見入った。
聴竹居は、京都帝国大教授だった藤井厚二(1888~1938年)が設計し、1928年に建設した。環境工学を生かし夏の直射日光を遮った造りで、欧米のモダニズムを取り入れた和洋折衷のデザインが施されている。管理するボランティア団体「聴竹居俱楽部」が、新緑と紅葉のシーズンに催している。
見学のための整理券を求める観光客が次々に訪れた。採光や眺望が緻密に計算された縁側(サンルーム)や、涼しさを感じられるよう北東の隅に設置された食事室、地中の管から冷たい風を室内に取り込む「クール・チューブ」などもあり、来場者は感心した様子だった。
建物の横では「大山崎えごまクラブ」が、香ばしさと甘みが特徴の「えごまドーナツ」や「えごま茶」を販売し、来場者が緑を眺めながら疲れを癒やした。
【 2015年04月30日 09時30分 】
聴竹居は、京都帝国大教授だった藤井厚二(1888~1938年)が設計し、1928年に建設した。環境工学を生かし夏の直射日光を遮った造りで、欧米のモダニズムを取り入れた和洋折衷のデザインが施されている。管理するボランティア団体「聴竹居俱楽部」が、新緑と紅葉のシーズンに催している。
見学のための整理券を求める観光客が次々に訪れた。採光や眺望が緻密に計算された縁側(サンルーム)や、涼しさを感じられるよう北東の隅に設置された食事室、地中の管から冷たい風を室内に取り込む「クール・チューブ」などもあり、来場者は感心した様子だった。
建物の横では「大山崎えごまクラブ」が、香ばしさと甘みが特徴の「えごまドーナツ」や「えごま茶」を販売し、来場者が緑を眺めながら疲れを癒やした。
【 2015年04月30日 09時30分 】