京都府向日市は、観光名所として知られる「竹の径(みち)」周辺の放置竹林対策に乗り出す。土地所有者を把握して台帳を作った後、環境保全への理解を求めながら美観に向けた取り組みを行う。
竹の径周辺の竹林面積は78・2ヘクタール。このうち放置竹林が広がる山林部分は33・6ヘクタールで、タケノコ畑44・6ヘクタールのうち4ヘクタールも放置状態になっている。農家の高齢化や後継者不足が原因とみられる。
竹林を放置すると、竹が密集し、タケノコ畑の日当たりが悪くなる。タケノコ農家から市に対策を求める声が出ていた。
市は主に山林部分の土地所有者を割り出し、本年度は寺戸地区、来年度は物集女地区の台帳整備を行う。その後、土地所有者の意向を聞きながら、景観改善に向けた事業を進めていく方針。
開会中の6月定例市議会に提出している本年度一般会計補正予算案に関連経費200万円を盛り込んだ。
竹の径は全長1・8キロの散策路で、秋のイベント「かぐやの夕べ」では昨年5千人が訪れた。市産業振興課は「貴重な観光資源とタケノコ農地を守っていきたい」としている。
【 2015年06月13日 11時11分 】
竹の径周辺の竹林面積は78・2ヘクタール。このうち放置竹林が広がる山林部分は33・6ヘクタールで、タケノコ畑44・6ヘクタールのうち4ヘクタールも放置状態になっている。農家の高齢化や後継者不足が原因とみられる。
竹林を放置すると、竹が密集し、タケノコ畑の日当たりが悪くなる。タケノコ農家から市に対策を求める声が出ていた。
市は主に山林部分の土地所有者を割り出し、本年度は寺戸地区、来年度は物集女地区の台帳整備を行う。その後、土地所有者の意向を聞きながら、景観改善に向けた事業を進めていく方針。
開会中の6月定例市議会に提出している本年度一般会計補正予算案に関連経費200万円を盛り込んだ。
竹の径は全長1・8キロの散策路で、秋のイベント「かぐやの夕べ」では昨年5千人が訪れた。市産業振興課は「貴重な観光資源とタケノコ農地を守っていきたい」としている。
【 2015年06月13日 11時11分 】