京都府向日市向日町の五辻(いつつじ)ポケットパークにある江戸時代の常夜灯に、2年半ぶりに明かりがともった。常夜灯は市民団体が2012年に復活させたが、電源がなかったり、機械が故障したりとトラブルに見舞われ、実際に明かりがついていた期間は半年程度にとどまっていた。関係者は「その名の通り、常夜灯としてまちを照らし、市民の憩いの場になれば」と期待を寄せている。
常夜灯は江戸末期、長岡京市の柳谷観音への道しるべとして親しまれていた。1960年代に別の場所に移されたが、地元住民でつくる「五辻の常夜灯の復元と活(い)き活き向日町協議会」が2012年に元の場所近くに復活させた。
当初は周辺に電源がなく、13年春に有志が太陽光発電装置と照明器具を設けたが、半年後に故障した。昨年10月、市が街灯設置に伴い電源を引いたものの、常夜灯にどうやって明かりをともすかが課題になっていた。
1月にLED製造販売会社「エクセルキョート」(向日市寺戸町)の高田吉雄社長(71)から無償でLED照明の寄贈を受け、今月8日、点灯にこぎつけた。江戸時代の人々が目にしたろうそくの明かりのように、光が揺らぐのが特徴で、同協議会の小山清一会長(73)は「自然な光が美しく、大変うれしい。ポケットパークを休憩場所として多くの人に利用してほしい」と話している。
【 2016年02月13日 09時40分 】
常夜灯は江戸末期、長岡京市の柳谷観音への道しるべとして親しまれていた。1960年代に別の場所に移されたが、地元住民でつくる「五辻の常夜灯の復元と活(い)き活き向日町協議会」が2012年に元の場所近くに復活させた。
当初は周辺に電源がなく、13年春に有志が太陽光発電装置と照明器具を設けたが、半年後に故障した。昨年10月、市が街灯設置に伴い電源を引いたものの、常夜灯にどうやって明かりをともすかが課題になっていた。
1月にLED製造販売会社「エクセルキョート」(向日市寺戸町)の高田吉雄社長(71)から無償でLED照明の寄贈を受け、今月8日、点灯にこぎつけた。江戸時代の人々が目にしたろうそくの明かりのように、光が揺らぐのが特徴で、同協議会の小山清一会長(73)は「自然な光が美しく、大変うれしい。ポケットパークを休憩場所として多くの人に利用してほしい」と話している。
【 2016年02月13日 09時40分 】