京都府向日市の福島支援グループ「ミンナソラノシタ(ミナソラ)」が来年度、福島第1原発事故があった福島県の園児や保護者を短期間受け入れる「幼稚園留学」を、京都市西京区の大原野幼稚園の協力を得て実施することになった。これまでは向日市内の幼稚園の同事業をサポートしていたが、活動を始めて3年がたち、「独り立ち」を決意。企業や関係者の支援を得て、幼稚園留学を広げていく。
幼稚園留学は同市鶏冠井町のまこと幼稚園と向日町教会が2014年から始めた。オムロンヘルスケア(同市寺戸町)などの支援を得て、福島県郡山市の親子を3週間、無償で受け入れている。ミナソラはドングリ拾いや茶話会などで親子との交流を深めてきた。
幼稚園留学を広めようと、ミナソラが大原野幼稚園に打診し、了解を得た。保育料や教材費など園での活動に関する費用はすべて園側が負担する。吉江美和子園長(56)は「少しでも(ミナソラの)力になればと思った。園庭が広く、自然に囲まれているので子どもたちに良い思い出をつくってもらえたら」と話す。
実施時期や受け入れ人数は未定。親子の滞在場所や交通費などの工面が今後の課題で、ミナソラは地元の企業などに支援を求めていきたい考えだ。
代表の林リエさん(38)は「今後、幼稚園留学の実施場所を増やし、福島との交流を続けていきたい」と話している。
【 2016年08月13日 10時34分 】
幼稚園留学は同市鶏冠井町のまこと幼稚園と向日町教会が2014年から始めた。オムロンヘルスケア(同市寺戸町)などの支援を得て、福島県郡山市の親子を3週間、無償で受け入れている。ミナソラはドングリ拾いや茶話会などで親子との交流を深めてきた。
幼稚園留学を広めようと、ミナソラが大原野幼稚園に打診し、了解を得た。保育料や教材費など園での活動に関する費用はすべて園側が負担する。吉江美和子園長(56)は「少しでも(ミナソラの)力になればと思った。園庭が広く、自然に囲まれているので子どもたちに良い思い出をつくってもらえたら」と話す。
実施時期や受け入れ人数は未定。親子の滞在場所や交通費などの工面が今後の課題で、ミナソラは地元の企業などに支援を求めていきたい考えだ。
代表の林リエさん(38)は「今後、幼稚園留学の実施場所を増やし、福島との交流を続けていきたい」と話している。
【 2016年08月13日 10時34分 】