平和訴える絵本の原画展示 京都

2017-08-08 06:58:52 | 会 party
 JR向日町駅前の絵本・児童書専門店「ワンダーランド」(京都府向日市寺戸町)で、平和を訴える絵本の原画展が開かれている。開設以来続けている戦争や平和をテーマにした企画の一環で、同店は「わがこととして考えるきっかけになれば」と来場を呼び掛けている。10日まで。

 会場には、「安保関連法に反対するママの会」の発起人の西郷南海子さんが、デモ行進のシュプレヒコールで用いた言葉から物語を構成した絵本「だれのこどももころさせない」の原画14点が並んでいる。

 子どもたちが色とりどりの花を戦車に描く場面や、巨大な掃除機で兵器を吸い取るシーンが、作画した浜田桂子さんの絵の具やコンテを用いた柔らかな筆致で描かれている。

 同店では1995年の開設以来、夏に平和を考える作品の特設コーナーを作り、特攻隊をテーマにした作品の作者や被爆者を招いた講演会などを企画してきた。オーナーの長谷川みゆきさん(60)は「優しい原画に込められた『戦争はしてはいけない』という基本的なメッセージを伝えたい。平和の問題に見て見ぬふりはできない」と話している。

【 2017年08月03日 12時04分 】

息災祈り茅の輪くぐり 京都・向日神社で夏越の大祓

2017-08-01 11:51:29 | 式 celemony
 暑い夏を無病息災で過ごせますように―。京都府向日市向日町の向日神社で31日、恒例の「夏越(なごし)の大祓(おおはらい)」が営まれた。家族連れやお年寄りらが茅(ち)の輪をくぐり、健康や家内安全を祈った。

 同神社では、旧暦の六月晦日にあたる同日に毎年実施している。この日は氏子総代25人が午前6時ごろから直径約2メートルの茅の輪を作り、本殿前に設けた。

 せみ時雨が降り注ぎ、まだ蒸し暑さの残る午後5時、六人部是継宮司らが大祓の神事を行った後、参拝者たちは古式にのっとり、左、右、左の順で8の字を描くように茅の輪をくぐり、本殿に向かって静かに手を合わせた。

 茅の輪は1日午後5時ごろまで設置している。

【 2017年08月01日 10時22分 】

京都・長岡京の観光売り出そう 市民らに戦略プラン紹介

2017-08-01 11:47:15 | 地 geography
 京都府長岡京市の新観光戦略プランを紹介するキックオフイベント「バンブーラ長岡京」が30日、同市神足2丁目のバンビオ1番館などで開かれた。市内の企業や店舗の商品などが展示販売されたほか、地域をめぐるモニターツアーも開催され、市民らが観光地としての市の魅力を体験した。

 市が今年3月にまとめた同プランに基づき、「上質な休日ライフ」「上質な郊外の京」「地元ならではのおもてなし」の三つをテーマに、市内のカフェや和菓子店など計15店が出店。会場にはこだわりのパンやクッキー、コーヒー豆などが並んだ。

 市の観光について、市内の宿泊施設や寺院、竹工芸店の代表者らによるトークセッションも行われた。「長岡京だからこそできる商品であり、今後は京都ではなく長岡京として売り出したい」「観光地をつなぐ交通機関が不便」といった意見が出された。

 続くモニターツアーは、二つの班に分かれて出発。古墳ピクニックコースでは、国の登録有形文化財の建物を活用した神足ふれあい町家や、古墳グッズを販売している雑貨店などを訪れた後、国の史跡に指定された乙訓古墳群の恵解山(いげのやま)古墳を見学。古墳柄のハンカチなどを探す宝探しを楽しんだ。

 参加した石田眞由美さん(53)=長岡京市滝ノ町1丁目=は「古墳を訪れたのは初めて。市内に住んでいても来ることがなく、いろんな発見ができた」と話していた。

【 2017年07月31日 11時20分 】

家族写真で「ママありがとう」 京都・長岡京でフェスタ

2017-08-01 11:25:49 | イベント
 授乳写真と家族写真の撮影会や育児講座など、子育て家庭向けの多彩な企画をそろえた「ママありがとうFESTA」が29日、京都府長岡京市神足2丁目のバンビオ1番館であった。

 育児の励みにしてもらおうと、世界母乳育児の日(8月1日)に合わせ、出張撮影を手掛ける写真業者「ママトリマス。」(大阪府高槻市)が主催した。

 授乳写真の撮影会では、写真家が自然光の柔らかな光線を取り込みながらシャッターを切った。家族写真は屋外で撮影。音の鳴るおもちゃで子どもの機嫌を取りながら、花を咲かせた木々や植え込みのそばで親子がポーズを取った。子どもとのスキンシップや母親の健康づくりをテーマにした講演会もあった。

 親類の結婚式用にそろえた服を0~6歳の娘4人に着せて撮影に臨んだ岸田章代さん(36)=京都市南区=は「かわいい表情をしてくれていた。子育ては大変で、親子そろって写真撮影できる機会は少ない。記念になる物を残せた」と笑顔を浮かべていた。

【 2017年07月30日 11時29分 】

バドミントン・若葉カップ開幕、全国から千人参加 京都・長岡京

2017-08-01 11:21:51 | 会 party
 若葉カップ全国小学生バドミントン大会が28日、京都府長岡京市長法寺の西山公園体育館で開幕した。開会式などが行われた後、予選リーグが始まり、熱戦が繰り広げられた。

 日本バドミントン協会、市などが主催し、今年で33回目。37都道府県から男女計96チーム約千人が出場し、31日までの4日間にわたり試合を行う。

 開会式では、沖縄を先頭に各チームが試合会場に入場。市バドミントンスポーツ少年団の山﨑夏帆さん(11)が歓迎の言葉を述べ、同少年団男子チームの川口聡太君(11)と女子チームの村上りんさん(11)が「お世話になった方々への感謝を忘れず、最後まで正々堂々と戦います」と選手宣誓した。

 予選リーグでは、選手たちが懸命にシャトルを追いかけた。鋭いスマッシュが決まると仲間や保護者ら大きな歓声が上がっていた。

 市などは、2020年東京五輪に向け、海外のジュニア選手を今大会から招待しており、この日は開会式に先立ってラオスの選手団14人が市役所を表敬訪問した。キャプテンのスッティダー・ソーンナラッさん(13)は「日本の選手と交流試合をして、強くなりたい」と話していた。

【 2017年07月29日 12時35分 】


菓子職人の技、児童ら学ぶ 京都

2017-08-01 11:17:06 | 習 learn
 子どもたちが和菓子について学ぶ教室が27日、京都府大山崎町大山崎の大山崎ふるさとセンターで始まった。乙訓地域の幼児や小学生と保護者ら約40人が参加。初日は和菓子の歴史を学び、菓子職人の技を見学した。

 町歴史資料館が主催。教室では福島克彦館長が、450年ほど前の菓子にはゴボウやシイタケ、イセエビなどがあったことを紹介し、現在のスナック菓子にもエビや野菜類が使われていることを示すと、子どもたちは感心してうなずいていた。

 また、乙訓菓子研究会の木村正夫さん(75)=向日市寺戸町=が和菓子作りを実践した。色とりどりのあんこを使い、繊細な手さばきでアサガオやキキョウの形に仕上げる様子を子どもらが熱心に見つめていた。この後、参加者は抹茶と和菓子を味わった。

 教室は28日もあり、参加者が和菓子作りに挑戦する。

【 2017年07月28日 10時03分 】

一休さんゆかり、納豆仕込み 京都・京田辺

2017-08-01 11:12:43 | 商 trading
 室町時代に一休禅師が製法を伝えたとされる「一休寺納豆」の仕込みが、京都府京田辺市薪の一休寺で行われている。木おけに漬け込んだ豆を、田辺宗一住職(68)がかき混ぜながら太陽の光に当てた。

 今年は13日から仕込みを始めた。蒸した滋賀県産の大豆計240キロに、はったい粉とこうじを混ぜ、蔵で発酵させる。木おけに移して天日干しとかき混ぜを1年間繰り返し、さらに1年間熟成させて真っ黒な一休寺納豆に仕上げる。

 田辺住職は「梅雨時期も雨が降らず暑かったので、発酵が進み、いい具合に仕上がりそう」としている。

 一休寺納豆は塩辛さや風味が特徴で、調味料としても利用されている。

【 2017年07月27日 10時25分 】