PTA役員が見守り、自転車「青パト隊」結成 京都・長岡京

2018-01-15 12:07:09 | 護 help
 長岡中(京都府長岡京市天神4丁目)のPTA役員らが向日町署と協力して、青色灯を付けた自転車のパトロール隊を昨年11月に結成し、活動を始めた。パトカーや白バイなどでは見回りきれない細い道も巡回でき、今年も地域での見守りに力を入れる。

 隊の名前は「長岡犯罪ナステーション」。「犯罪なし」と市の特産物「ナス」を掛けたという。メンバーは同中PTA本部役員ら6人。それぞれ生徒らの登下校時間や買い物など外出時を中心にパトロールを随時、実施する。

 遠くから目立つように自転車のハンドル中央付近に青色灯を付け、前かごには「防犯パトロール中」と記したプレートを装着している。

 メンバーの横山克美さん(53)=同市神足1丁目=は「子どもが安心して通学できるよう、青色灯で見守りたい」と話していた。

 向日町署は今後、市内の他の小学校や自治会にも協力を呼び掛けていくとしている。

【 2018年01月07日 17時50分 】

希少チョウ含む500点寄贈 京都の収集家、地元小学校に

2018-01-15 12:04:09 | 民 people
 チョウの収集家だった京都府長岡京市今里の大西昭さん(85)が、府登録天然記念物のギフチョウなど希少種を含む標本を地元の長岡第七小に寄贈した。約500点にもおよび、「子どもたちの勉強に役立てばうれしい」と話している。

 大西さんは、約40年前に自宅のサツキの花に集まるチョウを見て興味を持ち収集を始めた。チョウの生態や標本の作り方などは独力で学び、自宅近くの山や京都市北部と大津市の山間、長野県や九州方面にも出向いて採集するなど熱中。収集は約20年前にやめた。

 ギフチョウは天然記念物に登録される前に採集した。自宅に食草を植えて苦労して幼虫から育てたことが忘れられない。息子を連れて出掛けた長野県では高山に生息する希少種のクモマツマキチョウやミヤマモンキチョウなどを収集し、自宅近くの山ではキタアカシジミを捕まえたことがあるという。

 思い出の詰まった標本箱を大切に保存してきたが、高齢や体調不良などもあって寄贈を決めた。大西さんは「最近は昆虫が苦手な子どもが多いと聞きますが、標本を通じて興味を持ってほしい。勉強にも使っていただけるので感謝しています」と話した。

 同小の藤山仁志校長(59)によると、理科室前に展示ケースを置いて入れ、児童が常に見られるようにするほか、チョウの学習(3年)などへの活用を検討している。一部の希少種は「乙訓の自然を守る会」のメンバーを通じて博物館や研究者らに提供してもらう、という。

【 2018年01月07日 17時00分 】

「日本一早い」新茶、安田美沙子さんら堪能 京都・宇治

2018-01-09 10:18:44 | 会 party
 京都府宇治市宇治の福寿園宇治茶工房で5日、「日本一早い」と銘打った初もみ会があった。地元の関係者や著名人が、摘まれたばかりの新茶をもんだり、味わったりした。

 大手製茶会社の福寿園(木津川市山城町)が、新年の幸福を願い2008年から開催。茶葉は、福寿園CHA遊学パーク(同市相楽台)でこの日午前に初摘みしたかぶせ茶5キロを使った。

 工房では、宇治市の山本正市長や黄檗宗(大本山・万福寺)の近藤博道管長、平等院の神居文彰住職らが、福井正興社長と一緒に焙炉(ほいろ)で手もみした。

 仕上がった茶は、工房内の茶室で招待客約20人に振る舞われた。宇治市出身で、市観光大使を務める女優・タレントの安田美沙子さん(35)は「こういった場所でお茶をいただけると、宇治の人間で良かったと心から思います。緊張しましたが、とても光栄です」と話していた。

【 2018年01月06日 11時22分 】

学習困難や不登校、悩み共有を 京都、13日にシンポ

2018-01-09 10:15:59 | 護 help
 学習に困難を抱えていたり不登校だったりする子どもの親たちでつくる乙訓地域の自助グループが連携し、13日午後1時15分から京都府長岡京市天神4丁目の中央公民館で、子育ての在り方を考えるシンポジウムを初開催する。支援の現状や悩みを共有する姿を伝え「新たなつながりへの入り口になれば」と、来場を呼び掛けている。

 学習面などで支援がいる児童や未就学児らの親などが同市内を拠点に集まる「すぷらうと」「そだちカフェ」「フェリーチェ」と、不登校の子がいる親や支援者が向日市内で定例会を開く「大地」の計4団体が実行委員会を結成。子どもや親への支援の輪を広げようと準備を進めてきた。

 当日は、拡大教科書を活用しながら学校生活を送る児童の実例や、子どもの困難に気づき、受容するまでの親の心情、不登校への向き合い方などを、各団体のメンバーが活動内容とともに実体験に基づいて報告する。

 続くパネル討論では、障害福祉や児童福祉の行政担当職員、臨床発達心理士らを交え、学びへの支援の現状や課題、教育現場に必要な合理的配慮の在り方について語り合う。

 参加費300円。定員150人。問い合わせや事前申し込みは、共催する長岡京市女性交流支援センター(963)5501。当日参加可。

【 2018年01月06日 11時09分 】

新春の宇治茶、全国に初出荷 京都・辻利一本店

2018-01-09 10:13:37 | 商 trading
 新春恒例の宇治茶の初荷出荷式が4日、京都府宇治市宇治の老舗茶問屋辻利一本店であった。新店舗が一昨年秋にオープンし、今年は同社創業地の宇治橋通で催した。

 かつて各茶問屋が年初めに行っていた縁起担ぎの行事。同社は昨年まで宇治田原工場(宇治田原町湯屋谷)で開催してきた。

 今年の初荷は計1043キロ、384万円相当。加工向けの抹茶や玉露の需要が好調で、昨年よりも高値となった。

 宇治橋通の一帯では茶問屋が5社、営んでいる。同社の店頭には「初荷」と書かれたのぼりが掲げられ、そろいの法被に身を包んだ辻俊宏社長(56)や社員らが小梅と昆布入りの大福茶で乾杯した。全国の小売店に送る商品を積み込んだトラックを前に、辻社長は「伝統行事として、この地で今後も続けていきたい」と語った。

【 2018年01月05日 09時31分 】

書道上達願い筆力強く 京都・長岡天満宮で「書初め」

2018-01-09 10:09:58 | 式 celemony
 「新春奉納書初め大会」が3日まで、京都府長岡京市天神2丁目の長岡天満宮で開かれた。親子連れら多くの初詣客が会場を訪れ、実り多い年になるよう思いを込めて筆を執った。

 学問や書道の神として菅原道真を祭っていることにちなみ、同天満宮が書道の上達や子どもたちの健全な成長を願って毎年三が日に実施している。毛筆と硬筆の部門があり、中学生以下には学年ごとに「新春の光」や「元日の空」など課題が設定された。

 境内の特設会場では、子どもたちが見本の文字を見ながら真剣な表情で筆を運び、数枚書いた中から最も出来のいい作品に名前をしたためて提出した。4月から小学生になる山田晋太朗君(6)=長岡京市高台=は、家族に付き添われて初めての書道に挑戦。力強い筆致の作品に「失敗しないでうまく書けた」と胸を張った。

 大賞や特別賞などの入選作品は、18~21日まで境内に展示する。期間中は選外作品も閲覧できる。21日午後2時から「書道上達祈願祭」があり、入選者を表彰する。

【 2018年01月04日 09時09分 】

新年の無病息災を祈願 京都・乙訓地域の社寺で初詣

2018-01-09 10:06:45 | 式 celemony
 新しい年を迎え、京都府乙訓地域の社寺には、1日から2日にかけて多くの参拝者が訪れた。帰省した家族や友人と、無病息災や家内安全を願った。

 今年鎮座1300年を迎える向日市向日町の向日神社では、「奉祝 御鎮座壱千参百年」と記した看板が出された。本殿では参拝者が力強く鈴を鳴らし、手を合わせて祈願した。毎年夫婦で訪れるという同市寺戸町の松橋善次さん(73)は「今年も元気で平穏無事でいられるよう祈りました」と話していた。

 長岡京市天神2丁目の長岡天満宮には、2日の午前中、お参りを待つ約50メートルの行列ができた。神楽殿では、巫女(みこ)が笛や太鼓の音色に合わせて舞を披露し、訪れた人が見入っていた。本殿前の石段横に飾られた今年の干支(えと)「戌(いぬ)」の大絵馬と一緒に写真を撮る人もいた。

 昨年から本殿の改修工事が行われている小倉神社(大山崎町円明寺)では、訪れた人が仮本殿を前に参拝した。大山崎中1年で吹奏楽部の近藤紬さん(13)=同町円明寺=は「夏のコンクールで金賞を取りたい。勉強も頑張ります」と抱負を語った。

【 2018年01月03日 11時27分 】

永谷宗円生家をライトアップ 茶の手もみ実演も

2018-01-02 13:41:52 | 創 creation
 日本緑茶を発明した永谷宗円の生誕地にある「永谷宗円生家」のライトアップが31日から1月3日にかけて、京都府宇治田原町湯屋谷の生家と近くの茶宗明神社などで行われる。31日夜には茶の手もみ製法の実演なども行われる。

 湯屋谷地区の住民や茶業関係者のグループが、生家の改修工事後の2007年から毎年開催している。

 生家のかやぶき屋根のライトアップは期間中の日没後から午後10時まで。31日は手作りの灯籠約200基で生家や神社周辺の街路を彩る。同日午後9時から「宇治田原手揉み茶保存会」のメンバーが焙炉(ほいろ)の上で手もみ製茶を行い、1日未明に茶宗明神社へ奉納する。ライトアップも同日午前2時ごろまで延長する。観覧無料。

【 2017年12月31日 11時48分 】

「恋する恭仁京。」アート作品募る 京都・木津川の芸術祭

2018-01-02 13:39:27 | 賞 prize
 京都府木津川市内で芸術祭を隔年で開いている「木津川アートプロジェクト」(事務局・市観光協会)は、来年11月3~18日に同市加茂町で開く「木津川アート2018」の出展作家を募集している。

 今回のタイトルは、会場の瓶原(みかのはら)地域にある恭仁宮跡にちなむ「恋する恭仁京。」で、28組(うち3組は同市在住作家枠)を募る。平面や立体、映像、写真、パフォーマンスなどで地域の風景を生かした作品を求めている。

 審査を経て選ばれた作家は、来年5月に会場候補地を見学して、展示場所を決めるツアーに参加する。制作費補助(上限7万円)があり、市内で制作する場合は宿泊施設を用意する。

 来年2月末までに木津川アートのホームページで応募用紙をダウンロードして記入、企画書などをプロジェクト事務局に提出する。審査手数料は千円。事務局0774(73)8191。

【 2017年12月31日 11時47分 】

消防署にジャンボ絵馬、平穏な年末年始願う 京都・向日

2018-01-02 13:36:49 | 創 creation
 火事や災害のない平穏な年末年始を過ごしてもらおうと、京都府向日市寺戸町の向日消防署はジャンボ絵馬を正面入り口付近に飾り、市民に防火を呼び掛けている。

 絵馬は毎年、職員らで手作りしているが、老朽化のため新調した。縦約1・8メートル、横約2・7メートル。富士山と日の出の絵を目立つ赤色で描き、太陽部分に来年のえと「戌(いぬ)」の字を書いた。「無火災祈願」のメッセージと犬の足跡のイラストも添えた。

 今年は警備3課職員5人が仕事の合間を縫って制作。デザインを考えた加納裕之さん(31)は「消防暑のイメージカラーの赤をあしらった絵馬を見ていただき、防火への意識を高めてもらえたら」と話す。絵馬は1月14日まで見られる。

【 2017年12月30日 16時40分 】

新年迎える境内に彩り、いけばな飾る 京都・宇治上神社

2018-01-02 13:34:41 | 創 creation
 初詣の参拝者に楽しんでもらおうと、京都府宇治市宇治の宇治上神社の拝殿に29日、地元華道家が生け花を飾った。境内の緑と調和しながら彩りを加え、訪れた人が見入っている。

 養母が同神社宮司の家の出身だった縁で、大和未生流師範の外賀保美(げかやすみ)さん=同市明星町=が8年前から生けている。

 市内で栽培された花材を選び、躍動感ある枝ぶりのロウバイを主体に、鮮やかな赤のナンテンや、りんと咲くユリなどで仕上げた。外賀さんは「世界遺産の神社で生けるのは毎年重圧がありますが、見る人に喜んでいただけるのが私の喜びです」と話していた。1月8日ごろまで飾る予定。

【 2017年12月30日 16時40分 】

交通安全願い児童考案、干支スタンプと川柳 京都・長岡京

2018-01-02 13:32:01 | 護 help
 交通安全を呼び掛ける活動の一環として、京都府長岡京市が公募した干支(えと)スタンプデザインと川柳が決まり、表彰式がこのほど、市役所で行われた。街頭で配るティッシュの図柄などに利用する。

 干支スタンプデザインは「戌(いぬ)」がテーマで34組が応募し、京都市伏見区の会社員建部恵さん(43)と祇人(ひろと)ちゃん(6)=めぐみ幼稚園=、咲柑(ほのか)ちゃん(4)=同=親子の作品が選ばれた。自転車に乗ったハート形の耳のイヌに「携帯を見ない! 持たない! GoODな運転」の標語を添えた。祇人ちゃんは「みんなで考えた。選ばれてうれしかった」と話した。

 川柳は市内の小学5年生から募り、512点の中から長法寺小の石津藍子さん(11)の「目と耳で ぜったい確認 交差点」▽長岡第三小の小山明咲(みさき)さん(11)の「それいいの? あせる気持ちに 赤信号」▽長岡第六小の海野寛明(ともあき)君(11)の「考えよう 交通ルール なんのため」▽長岡第十小の村松澪弥(れいや)君(11)の「前をみて スマホをしまって 事故へらす」―の作品が採用された。

【 2017年12月29日 20時40分 】

全国の少年剣士、熱戦を展開 京都でフェンシング大会

2018-01-02 13:30:19 | 会 party
 「大山崎町天王山カップ少年少女フェンシング大会」がこのほど、京都府大山崎町円明寺の大山崎中で行われ、全国から集まった選手たちが真剣勝負を繰り広げた。

 昨年、主催する同町や実行委員会が「大山崎カップ」から大会名を変更した。町体育館の改修工事のため、今年は大山崎中で2日にわたって開催された。

 初日の小学生の部には、全国各地から236人が集結。学年別の6部門に分かれ、予選リーグを勝ち抜いた選手たちが決勝トーナメントに出場した。「頑張れ」「油断大敵」との声援を受け、剣先で相手をけん制しながら、素早い動きで突きを繰り出した。得点が入るとガッツポーズをしたり雄たけびを上げたりする選手もいた。

 大山崎町のチームで活動する飯村彩乃さん(12)=京都市右京区=は「騎士道の精神にのっとり、礼儀を忘れず戦う」と選手宣誓。試合前には「負けている時もあきらめずに粘って優勝を勝ち取りたい」と意気込んでいた。

【 2017年12月29日 20時10分 】

ぴかぴか電球9万個 京都・長岡京で恒例イルミネーション

2018-01-02 13:21:38 | 創 creation
 京都府長岡京市神足2丁目のバンビオ広場公園では、恒例のイルミネーションが来年1月8日まで開催中。約9万球の光の演出に、親子連れや仕事帰りの人が足を止めている。

 同市滝ノ町2丁目の木村瑛太君(9)は母親のスマートフォンで撮影に夢中。「ぴかぴかしてきれい。クリスマスが楽しみ」と巨大ツリーや光のトンネルが並ぶ会場を巡った。

 商工関係者らでつくる実行委員会が実施。午後5~11時。

【 2017年12月28日 17時40分 】

地域ぐるみで認知症考えよう 京都・向日にカフェ開設

2018-01-02 13:18:16 | 護 help
 認知症の患者や家族、地域住民が専門家も交えて交流を深め、病気への理解を深める「にこにこオレンジカフェ」がこのほど、京都府向日市にオープンした。毎月第1日曜の午前中に医誠会診療所(同市寺戸町)で開催。参加者が健康体操やゲーム、音楽演奏、お茶会で楽しいひとときを過ごしている。

 高齢化が進み、全国の患者が650万人とされる中、多くの人に認知症を身近な問題として考えてもらおうと、乙訓医療生協の向日市内の支部が設立を呼び掛けた。市社会福祉協議会や市内の民生児童委員も加わる実行委員会が3回の準備会を経て11月5日に初めてのカフェ実施にこぎ着けた。

 12月3日にあった2回目のカフェには53人が参加した。医誠会診療所の介護福祉士と理学療法士が勧める健康体操で体をほぐし、1人暮らしのお年寄りについてのビデオを鑑賞。クリスマスソングや「見上げてごらん夜の星を」のアコーディオン演奏に聞き入った後、菓子やお茶を楽しみながら参加者らが談笑した。

 実行委員会は毎回の参加者募集のほか、運営を手伝うボランティア、案内のチラシを配布したり楽器演奏や歌といった特技でカフェを盛り上げたりしてくれる人、運営のための基金へのカンパ、実行委員としての参加も募っている。

 3回目のカフェは1月7日午前10~11時45分に開く。参加費200円。実行委員会代表の高木春男さん(73)=向日市鶏冠井町=は「参加対象は限定していない。認知症に関心のある人や将来が心配な人など気軽に来てほしい」と話す。問い合わせは乙訓医療生協組合員活動室(921)0667。

【 2017年12月28日 11時40分 】