西川ヘレンさん「自暴自棄にもなったが…」 京都で介護体験語る

2018-03-12 15:01:38 | 護 help

 介護予防や家族介護のあり方を考える講演会「とかく介護は◯◯◯しだい」が8日、京都府長岡京市神足2丁目のバンビオ1番館であった。タレントの西川ヘレンさんらが体験談などを話し、市民らが耳を傾けた。

 市と長岡記念財団、市老人クラブ連合会が認知症市民公開講座と健康長寿のつどいの一環で初めて企画した。

 ヘレンさんは「泣いて 笑って みおくって」と題し、夫の西川きよしさんや大家族での生活、義父と義母、実母の多重介護や見送りの体験を、物まねを交え漫才のように明るく紹介。「自暴自棄になったこともあるが、自宅で介護が続けられた。何を思い出しても良い72年を過ごしてこられた」と話した。

 また、元競輪選手でアスレチックジム「クラブコング」を市内で経営する松本整さんは「つどって うごいて たのしんで!」をテーマに講演。無理のない運動で健康寿命を伸ばす大切さを訴え、「仲間と集い、運動すれば継続の動機付けになる。三日坊主でも何度もチャレンジしてほしい」と呼び掛けた。

【 2018年03月09日 11時29分 】


お茶の京都DMO発足1年 観光振興けん引もツアー苦戦

2018-03-12 14:38:52 | 商 trading

 京都府と山城地域の12市町村が出資する一般社団法人京都山城地域振興社(お茶の京都DMO)が、発足から丸1年を迎える。山城地域の観光振興を引っ張る組織として誕生し、地域の魅力発信や知名度向上、誘客などさまざまな取り組みを進めてきた。この1年の動きや今後の課題を探った。

 先月27日午後、宇治市宇治の宇治川沿いにある府茶業会館。日本茶インストラクターの松石三重子さん(70)が軽妙な語りを交えながら、京都市内のホテルのコンシェルジュや観光案内所の職員、鉄道会社の社員ら23人に玉露の入れ方を手ほどきした。品質の高い茶を適度な温度で入れた味と香りに驚きが広がり「すごくいい匂い」「とっても甘い」の声が上がった。

 お茶の京都DMOが企画した「お茶の京都視察ツアー」の一コマだ。観光客と接する人たちに茶どころである山城地域の良さを感じてもらう狙いで、午前には和束町で茶畑を見学した。

 お茶の京都DMOは、年間5500万人の観光客が訪れる京都市からの誘客を戦略の一つとしており、ツアーはその一環。参加者から企画の相談があるなど好評で、今後も回数を重ねる方針だ。

 地元の「観光力」を高める取り組みにも力を入れる。先月21、22の両日には木津川市と城陽市で「観光力向上講座」を開催し、自治体や観光協会の職員、バス会社の社員ら計約60人が参加した。

 地域観光をコンサルタントしている森田英一氏が講師を務め、インバウンド(訪日外国人客)の取り込みについて、具体的な売り込み先や近年の傾向などを解説。実務的な助言に参加者は熱心にメモを取ったり、聞き入ったりした。

 旅行商品も販売しているが、苦戦しているのが現状だ。山城地域の名所をタクシーで回るプランは月に数件しか売れていない。お茶の京都DMOの脇博一社長は「5日前までに予約が必要なのが欠点」とみて、前日予約でも可能にできないか検討に入った。

 山城地域は鉄道が比較的充実しているものの、駅からのバスやタクシーが少なく、観光のネックとなっている。お茶の京都DMOは交通事業者が集う会議を16日に開き、こうした課題を話し合うつもりだ。

 脇社長は「できたばかりの組織で最初は何も分からなかったが、地元との人脈ができて情報が入るようになった」と1年を振り返り、「12市町村は広いので、魅力発信を継続していくことが大事だ」と話している。

【 2018年03月08日 18時50分 】


春の芽吹き、ツクシすくすく 京都・長岡京

2018-03-12 14:30:24 | 木 plants
 冬ごもりの虫たちが動きだす二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」(6日)に合わせるように、春の訪れを告げるツクシが京都府乙訓地域の山裾や川沿いなどで芽吹き始めた。
 ツクシはトクサ科のスギナの胞子茎で、古くから胞子を飛ばす前の柔らかいのを摘み取って、つくだ煮や卵とじ、天ぷらなどの食材に使われ、親しまれている。
 長岡京市長法寺の西山公園では日当たりの良い散策路沿いの斜面の一部に、ツクシが背丈を競い合うかのように姿を見せている。
 同公園を管理する市緑の協会の野村秀明事務局長は「ここ数日の陽気で出てきたよう。これから一気に増えると思うので観察に来ていただけたら」と話した。
【 2018年03月08日 09時20分 】


少人数吹奏楽部に近隣高協力 京都、センバツ出場の乙訓

2018-03-12 14:28:36 | 護 help

 第90回選抜高校野球大会(3月23日開幕、甲子園球場)に初出場する乙訓(おとくに)高(京都府長岡京市友岡1丁目)に頼もしい応援団が加わる。同高の吹奏楽部は部員が3学年合わせても15人しかいないため、77人を擁する西乙訓高(同市下海印寺)に合同応援を要請、長岡京市の2校が力強い演奏で選手を後押しする。

 乙訓高の選抜出場が決まった後、吹奏楽部は野球部に演奏してほしい曲を尋ねた。「アフリカンシンフォニー」や「サンバ・デ・ジャネイロ」など十数曲がリクエストされ、応援演奏用に編曲された楽譜を購入し、西乙訓高へも協力を申し込んだ。乙訓高吹奏楽部長の佐竹茉耶さん(17)=2年=は「広い甲子園の応援には人数が必要。西乙訓高の協力はありがたく心強いです」と声を弾ませる。

 このほど、両校の吹奏楽部員が西乙訓高で初顔合わせを行い、応援曲とヒットが出た時に奏でるファンファーレ、得点時に披露する「See off」など9曲を練習した。西乙訓高の部員は、楽譜を見るのもこの日が初めて。パートごとに各曲に触れた後、全体練習でそれぞれの曲を5分ずつ演奏した。

 指導した西乙訓高顧問の宮本直人教諭は、試合までに楽譜を暗記することと、広い球場でもはっきりとした音を響かせるために力強く演奏することの2点を指示。演奏中にヒットや得点が入ることも想定し、応援曲からファンファーレや得点時の曲に切り替える練習も実施した。

 両校とも定期試験や選抜開幕直前に定期演奏会が控え、乙訓高顧問の吉田雅和教諭は「一緒に練習できるのは、この1回だけになりそう」。それでも初の合同練習では息の合ったメロディーを響かせ、2校の部員が心を一つにした。

 西乙訓高吹奏楽部長の熊野真優さん(17)=同=は「甲子園で応援できる機会はめったになく、貴重な経験。練習時間が少なく、不安もあるけど、選手に頑張ってほしいという気持ちを込めた演奏を心掛けたいです」と意気込んでいる。

【 2018年03月07日 17時30分 】


観光客増へ「るるぶ」情報充実へ 京都・向日市

2018-03-12 14:26:13 | 賞 prize

 京都府向日市は2018年度、市の魅力を多くの人に知ってもらい、足を運んでもらうため、昨秋に発行した情報冊子「るるぶ特別編集 京都向日市」の内容を充実させる。当初予算案に事業費620万円を盛り込み、市議会3月定例会で可決されれば、今秋の発行を目指す。

 市は昨年、旅行ガイド「るるぶ」を手がけるJTBパブリッシングに冊子の編集を委託し、4万部を作成した。豊富な古墳や長岡京の中心地(長岡宮)があった歴史的な見どころ、「竹の径(みち)」やタケノコといった特産の竹に関する特集、京都向日市激辛商店街などのグルメ情報を全面カラー刷りの12ページで網羅。観光客に足を運んでもらうため、京都市内のホテルや観光案内所などで無料配布した。

 改訂版は4ページ増の16ページとし、倍増の8万部を作成する計画だ。ページを増やした分、どのような情報を盛り込むかは、4月以降にJTBパブリッシングが決めるという。市産業振興課は「(毎年10月に開催している)かぐやの夕べの情報を載せて観光客に来てほしいので、9月くらいに発行できれば」としている。

【 2018年03月06日 11時46分 】


給食施設建設、町体育館駐車場に 京都・大山崎町

2018-03-12 14:23:52 | 政 governing

 京都府大山崎町は5日、中学校給食導入に関して建設を予定している給食調理施設の用地を、公有地の町体育館第二駐車場(同町円明寺)に決めたことを明らかにした。同日開かれた3月定例町議会本会議の一般質問で山本圭一町長らが西田光宏町議(大山崎クラブ)の質問に答えた。町は2019年度の着工、20年度中の大山崎中での運用開始を目指す。

 答弁で山本町長は、4候補地が示されていた給食施設の用地選定や給食の実施方式について「町教育委員会の意見や町公有財産取得処分等検討委員会の報告を踏まえ、決断した」と述べた。用地についてはセンター方式での建設可否や現在の使用状況を踏まえて決定したとみられる。

 実施方式は、中学校敷地内に造った施設で小学校の分も調理する「親子方式」ではなく、中学校とは別施設で調理して配送する「センター方式」を採用する考えを示した。大山崎中の給食導入検討委の提言を尊重した形。

 施設用地は大山崎中前にあり、敷地面積約2200平方メートル。町は18年度一般会計当初予算案に給食調理施設の実施設計業務委託料3800万円を計上している。

 このほか町は、不登校の児童と生徒の学校復帰を支援する適応指導教室について、中央公民館で6月中の開始を目指す方針を示した。学校を長期間欠席している町立小中学校在籍者が対象で週3日、午前中に行う。臨床心理士を養成する大学院の院生を指導員として配置し、カウンセラーらが児童、生徒や保護者の教育相談にも対応する予定。

【 2018年03月06日 11時09分 】


御茶師と大名家の関係紹介 京都・宇治で企画展

2018-03-12 14:20:25 | 会 party

 京都府宇治市宇治の市源氏物語ミュージアムでこのほど、企画展「お茶と名所と宇治と」が始まった。宇治の御茶師と大名家の親密さを示す書状のほか、茶販売の利権に関する江戸時代の史料などが並び、宇治茶の歴史を生々しく伝えている。

 宇治茶の魅力を伝えるキャンペーン「お茶の京都博」が2017年度に府南部で展開されているのに合わせ、同ミュージアムと市歴史資料館が合同で開催した。期間中に計43点が展示される。

 戦国大名の伊達政宗が御茶師の上林味卜(みぼく)に送った書状には「今年は自分が留守なので悪い茶を送るのだろう」との趣旨が記されている。同ミュージアムの坪内淳仁学芸員は「冗談めいた内容で、大名家と御茶師の距離が近さが感じられる」とする。

 宇治の御茶師は江戸時代、茶を納めている大名家の領地で茶販売の特権を握っていたが、財政難に伴う藩政改革で権利は入札で決まるようになった。展示品には、御茶師に代わって地元の商人が権利を得たと伝える書状があり、現代の行財政改革に似た構図を浮かび上がらせている。

 宇治川の氾濫で損害を受けた御茶師が、幕府から10年分の茶の料金を前借りするためにとりなしを願う文書もあり、厳しい台所事情がうかがえる。宇治の名所を描いた屏風(びょうぶ)や絵図も楽しめる。

 5月13日まで。月曜休館(祝日の場合は翌日休館)。3月24日と5月5日の午前10時半と午後1時半に学芸員による展示解説がある。各回先着30人。

【 2018年03月05日 19時10分 】


さをり織りや藍染めにぬくもり 京都、障害者の作品展

2018-03-05 08:48:24 | 会 party

 障害者の手作り作品を展示する「創XV えがおの手しごと展」が3日、京都府長岡京市開田3丁目の市立産業文化会館で始まった。さをり織りや藍染めなど、ぬくもりのある色合いやデザインの作品が並んでいる。

 社会福祉法人あらぐさ福祉会が運営する障害福祉センターあらぐさ(同市井ノ内)が、毎年この時期に催している。同センターを利用する約60人が手掛けた作品約2300点を出品した。

 今回は「アクセサリー」をテーマに、藍染めのヘアゴムや色とりどりのフェルトの原毛を丸めて作ったピアス、ビーズのネックレスなどを並べたコーナーを設けた。

 このほか、さをり織りのストールやかばん、クローバーやゴボウで染めたマスクや靴下、クッキー、パウンドケーキなどもあり、訪れた人が「器用に作ってある」「おしゃれね」と言いながら品定めしていた。

 5日まで。午前9時~午後5時(5日は午後3時)。入場無料。

【 2018年03月04日 11時05分 】


多彩な一坪茶室、雰囲気味わう 京都・宇治

2018-03-05 08:46:24 | イベント

 京都府山城地域の12市町村が、それぞれ学生らと協力して制作した一坪茶室の展示イベント「一坪茶室展~やよいVer.~」が3日、宇治市内の商店街で始まった。趣向を凝らした12の茶室が設けられ、観光客や親子連れらでにぎわった。

 昨年10月に開催予定だった「お茶の京都博」メインイベントの一つが台風で一部中止となり、府などの実行委員会が代わりのイベントとして企画した。

 JR宇治駅前や宇治橋通商店街など4商店街に、茶栽培に用いる覆下(おおいした)を表現した「うあん」(宇治市×京都文教大)や、名水や井戸をモチーフにした「水郷(すいきょう)」(井手町×京都伝統工芸大学校)、さまざまな形に変更可能な「華」(精華町×京都精華大)など、地域の特色を表現した茶室が置かれた。訪れた人はカメラを向けたり、中に入って雰囲気を味わったりした。

 4日もあり、スタンプラリーや「宇治茶BAR」も開催する。午前11時から午後3時まで、宇治橋通商店街でグルメブースなどが並ぶ「宇治橋通りマルシェ」も開かれる。

【 2018年03月04日 10時34分 】


女性アイドル「抹茶ーず」の抹茶碗発売 京都・宇治

2018-03-05 08:43:52 | 商 trading

 宇治商工会議所は2日、京都府宇治市観光大使を務める女性アイドル2人がデザインした抹茶碗の販売を始めた。全国に誇る宇治茶と、陶器の産地で知られる同市炭山をPRする狙い。京焼・清水焼の抹茶碗に、市公認のご当地キャラクター「チャチャ王国のおうじちゃま」にちなんだ絵柄が描かれている。

 デザインしたのは、アイドルグループ「Berryz工房」の熊井友理奈さん(24)と、元「℃-ute」の鈴木愛理さん(23)の2人が抹茶好きの縁でつくる「抹茶ーず」。4年前に手掛けた湯飲みに続く第2弾。

 それぞれがデザインし、熊井さんはおうじちゃまの顔や「まっちゃ」という文字を描き、鈴木さんは中央に「茶」と大きく書いておうじちゃまの王冠も描き込んだ。抹茶碗は協同組合炭山陶芸が作った。

 大きさは直径12・4センチで高さ7・4センチ。同会議所が運営するサイト「京都宇治土産.com」から1個2500円で購入できる。

【 2018年03月03日 09時28分 】


特産たけのこ、掘ってみる? 京都・長岡京、4月に体験イベント

2018-03-05 08:41:06 | イベント

 京都府長岡京市の特産品タケノコのシーズンを前に、市観光協会は4月に実施する「たけのこ掘り体験」の受け付けを始めた。

 同協会は同市井ノ内の2カ所(約2400平方メートル)を借りて「観光竹林」を運営。たけのこ掘り体験は特産品に親しんでもらうため毎年実施している。

 開催日は4月4、7、9、11、14、16、18日。午前10時(14日のみ午後1時)開始で、中止の場合は予備日の翌日に行う。定員は各10人で7、14日のみ各20人。

 対象は小学4年生以上で、小中学生は保護者同伴。参加費は大人(高校生以上)2千円、子ども千円。大人が約1・5キロ、子ども約1キロを持ち帰れる。別途、追加のタケノコや弁当の注文に応じる。

 受け付けは3月23日が締め切り(多数の場合は抽選)。はがきか所定用紙に第3希望日までと人数(4人まで)、名前、連絡先など必要事項を記入して郵送かファクス、持参で申し込む。問い合わせはファクス兼用で同協会075(951)4500。

【 2018年03月03日 12時44分 】


ひな人形で街道彩る 京都、向日・長岡京の32カ所展示

2018-03-05 08:38:55 | イベント

 桃の節句に合わせた「西国街道ひな人形めぐり」が1日、京都府向日市から長岡京市にかけての街道沿いで始まった。商店や旧家などに並ぶあでやかな人形に多くの人が見入っている。

 住民グループが毎年開いており、今年は公共施設や商店、古民家など32カ所に人形を飾った。

 向日市寺戸町の旧家・富永屋では、京都御所を模した豪華な建物にひな人形が鎮座する「御殿雛(ごてんびな)」(昭和6年)の段飾りなど5点を展示。同市上植野町の国登録有形文化財・中小路家住宅には御殿雛のほか、七福神を模した人形が目を引く東北地方の段飾りや全国各地の流しびななどがあり、来場者が熱心にシャッターを切っていた。パンフレットを手に歩いていた三浦和政さん(67)=大阪府茨木市=は「簡素なものから豪華な段飾りまで種類が豊富。見ていて楽しい」と話していた。

 5日まで。午前10時~午後3時(会場によって時間や定休日が異なる)。一部有料。問い合わせは吉川さん090(8653)4147。

【 2018年03月02日 11時50分 】


貴乃花親方「苦難乗り越える」 貴ノ岩関らと京都で決意

2018-03-05 08:36:01 | 士 cerebrity

 京都府宇治市五ケ庄の貴乃花部屋宿舎で稽古に励む力士4人と貴乃花親方が1日、大阪での春場所(11日初日)を前に宇治市役所を表敬訪問した。山本正市長が「いろんなことがあったと思うが、乗り越える良い機会にして頑張ってほしい」と激励すると、親方は「苦難を乗り越えて初めて、大相撲ファンに認めていただける」と話した。

 元横綱日馬富士による暴行問題の被害者で初場所は全休し、春場所出場の可否が注目される十両貴ノ岩関について親方は「最速ギアを入れて貴ノ岩はやっている。ただ私としては焦らせず、大阪場所3日前に私が判断して、これは出させないと思ったら欠場させます」と話した。

【 2018年03月02日 10時50分 】


ご当地ナンバー秀吉VS光秀の「合戦」柄に 京都・大山崎町

2018-03-05 08:33:34 | 創 creation

 京都府大山崎町はこのほど、町のシンボル天王山や豊臣秀吉、明智光秀のキャラクターを刷り込んだ原動機付自転車のナンバープレートのデザインを決定した。5月ごろに交付を始める予定。

 ご当地ナンバープレートは町制施行50周年を記念して導入。デザインは一般から募集し、寄せられた28点の中から最優秀賞に選んだ静岡県の天野穂積さん(64)の作品を採用した。

 ナンバープレートは、天王山をバックに町の花のサクラや桂川・宇治川・木津川の三川をあしらい、山崎合戦で戦った秀吉と光秀を両端に配した。登録済み車両の場合、希望者に無料で交換する。新規車両には現行型か、ご当地型か各プレートを選択できる。

 町担当者は「自然や歴史豊かな大山崎のまちを路上からもアピールしてもらえれば」と話している。

【 2018年03月01日 11時39分 】


東日本大震災7年、歌声でエール 京都で3月合唱コンサート

2018-03-05 08:30:38 | イベント

 東日本大震災の被災地の合唱活動を支援するコンサート「ハーモニー・フォー・ジャパン」が3月3、4日、長岡京市天神4丁目の府長岡京記念文化会館である。7回目の今回は過去最多の52合唱団が公募に応じて全国から参加し、歌声でエールを送る。記憶の風化が懸念される中、「『忘れていない』とのメッセージを再確認し、届けたい」と主催者は思いを込める。

 市内の楽譜専門店「パナムジカ」を中心に合唱関係者でつくった一般社団法人「ハーモニー・フォー・ジャパン」が続ける。同市での開催は2年ぶり。収益は被災地の合唱活動支援に充てる。

 12年3月の初回に出演したのは41団体で、第2回には福島県南相馬市の小高中などが被災地の合唱団として初参加。今年も岩手県の陸前高田市立第一中特設合唱部や、福島県二本松市の二本松第一中と安達東高の合同合唱団を招待する。公募に応じた団体は昨年から10団体増える予定だ。

 同法人事務局の梅景憲子さん(62)=京都市左京区=は「一貫したメッセージへの共感や、完成度の高い演奏で裾野が広がった。気持ちの重なりでここまで来られた」と話す。

 長岡京市が練習拠点の一つで、初参加となる「合唱団ノイエ・フリューゲル」は、故郷への思いがテーマの宗教曲を披露する。山原誉志代表(47)=草津市=は「時間はたっても形を変えて伝わっていくことがある。歌うことで震災や被災者へ思いを寄せたい」。

 初回から参加する「京都シティーフィル合唱団」のマネジャー藤井恭伸さん=左京区=は「震災をわがことと捉え続けていきたい。支援に関わり続けたいメンバーの思いは変わらない」と語る。

 3日は午後5時、4日は午前10時開演。入場料は2日通しで1500円。問い合わせはハーモニー・フォー・ジャパン事務局の携帯電話080(4232)8762。

【 2018年02月28日 12時30分 】