鮮やか衣装、古代貴族に変身 京都・向日で体験イベント

2018-08-16 11:59:31 | イベント

 夏休み体験イベント「長岡京の都人(みやこびと)に変身!」が10日、京都府向日市寺戸町の文化資料館で開かれた。児童や市民らが古代の貴族の衣装を着て館内を見学し、都人の気分を味わった。

 同資料館と「古代衣裳製作ボランティアの会」が、遣唐使を参考に再現した衣装の試着を通じ、長岡京時代の都の中心が同市にあったことを知ってもらうために企画した。

 参加者は同会のメンバーから古代衣装を製作する経緯と古代の日本では法律「衣服令(えぶくりょう)」により、身分で着る服の素材と位によって異なる色などが定められていたことや衣装と装飾品などの解説を聞いた。

 この後、色とりどりの衣装を着て古代の装飾品「水晶飾り」のレプリカを作ったほか、館内の長岡京の展示資料を見て回り記念写真を撮影するなどしていた。京都教育大付属京都小2年の女子児童(8)=向日市寺戸町=は「少し暑いけれど着ていても窮屈じゃない。このピンクの色が気に入ったので、かわいい服だと思う」と笑った。

【 2018年08月11日 11時40分 】


戦禍の生々しさ、遺品で伝える 京都・京田辺で展示

2018-08-16 11:56:28 | 会 party

 戦争の惨禍を伝える「平和のための戦争展」が、京都府京田辺市田辺の市立中央図書館ギャラリーで開かれている。京都府山城地域に墜落した米軍爆撃機B29の資料や元兵士の遺品などが並び、来場者が見入っている。

 京田辺市や井手、宇治田原町の住民らでつくる実行委が毎年夏に開催し、5回目。

 1945年6月に現在の城陽市と宇治市にそれぞれ墜落したB29に関する新聞記事や地図、井手町の戦没者墓地の調査資料、遺族から借りた軍服や出征兵への寄せ書き、家族に宛てて書いた遺書などが展示されている。アニメなどが見られる映像コーナーも設けた。

 西川紀子さん(47)=京田辺市田辺=は次男義昭君(6)と訪れ、「身近な地域でこんなことがあったんだと思うと生々しくて怖い。長男も連れて来たい」と話していた。12日まで。無料。

【 2018年08月10日 11時58分 】


京都・八幡市、現庁舎を防災広場に 新庁舎基本設計

2018-08-09 14:45:15 | 政 governing

 京都府八幡市はこのほど、新庁舎の基本設計について、設計者として山下設計関西支社(大阪市)を選んだ。同社は、現庁舎の西に6階建て新庁舎を建設、現庁舎は耐震性を高めるため階数を減らして2階建ての「防災ひろば」に転用して新庁舎とつなぎ、共に防災拠点として活用する提案をした。

 公募型プロポーザル(提案)方式で、応募4業者から選んだ。

 提案内容は、新庁舎に議場(6階)や多目的スペースなどの「市民協働ひろば」を設ける。1階は浸水対策でピロティ(通り抜け空間)とし、2階を総合窓口にする。新庁舎と「防災ひろば」の2階の床は木津川氾濫時の想定最大水位6メートルより高い6・2メートルにする。新庁舎屋上にヘリポート設置も検討する。

 同社の提案書は市ホームページに掲載している。提案内容を踏まえて19年4月末までに基本設計をまとめ、実施設計を経て2020年度に着工する予定。22年5月に新庁舎を開庁し、23年度中に全体工事完了を目指す。

 現庁舎は1978年の建築で、現在の耐震基準を満たしておらず、老朽化も進んでいる。

 

【 2018年08月07日 09時40分 】


京都サンガU15中学生、農作業に汗「サッカーと違う力使った」

2018-08-09 14:43:26 | 護 help

 京都サンガFC・U-15に所属してサッカーに励む中学生たちが茶農家に泊まり込み、農村生活を体験する取り組みが5日、和束町と南山城村で始まった。

 地域の活性化や農村の魅力発信を目的に、府山城広域振興局が毎年行っている。中学生は10人が参加。2泊3日で、2町村の茶農家3戸が協力する。

 同町白栖の茶農家、西山喜章さん(65)方には4人が訪れ、日光を適度に遮るよう茶園を覆う「寒冷紗」を巻く作業に取り組んだ。妻の和美さん(62)から「ずれないよう、真っすぐになるように気を付けて」とアドバイスを受け、道具を回したり、寒冷紗を引っ張ったりする作業を分担し、汗を流した。

 京都市西京区の桂中2年、佐々木海音さん(14)は「実際に作業をしてみると、腕とか、サッカーとは違う部分の力を使った」と、農作業の大変さを実感していた。

【 2018年08月06日 09時38分 】


京都・宇治で観光人力車走る 今春スタート、地元溶け込みにも汗

2018-08-09 14:41:12 | 商 trading

 観光人力車が今春から宇治市中心部を走り始めた。周遊観光を後押しする新たな手段として注目が集まる一方、安全面などで不安の声が出たこともある。運営する業者は観光案内だけでなく、地域に溶け込もうと汗をかく。

 7月18日の昼下がり、風情豊かな宇治川右岸を人力車が通った。車夫がガイドし、JR宇治駅近くを出発、興聖寺や宇治上神社などを巡り、平等院近くで降車する100分間のコースだ。東海地方から訪れた大学生の大須賀琴里さん(22)と会社員の山田明里さん(22)は「知らない場所に行けて、寺社や文化財のことを教えてもらえて良かった。日も当たらず、風が気持ち良かった」と楽しんだ。

 観光人力車を営むのは、嵐山で1992年に創業した「えびす屋」。京都市の東山山麓に加え、北海道小樽市や東京・浅草など全国展開している。京都府全体で観光滞在時間を増やしてもらおうと、4月下旬に11店舗目となる宇治店をオープンさせた。

 JR宇治駅前や宇治橋西詰が乗降拠点。コースは予算や希望に応じ、三室戸寺や万福寺、天ケ瀬ダムにまで足を延ばすこともできる。料金は2人乗車で1区画(1・2キロ)4千円からで、1時間1万7500円などと設定。店長の佐藤正昭さん(46)は「利用はまだ少ない。巡って楽しむという発想が、宇治を訪ねる観光客にあまり浸透していない印象を受ける」。そこで車夫が誘客する際は、まず地図を示して観光資源の多さを伝えるようにしている。

 人力車は10台、スタッフは13人。学生アルバイトが多く、人力車の扱いや歴史の勉強といった研修に約1カ月かける。人力車は自転車と同様に軽車両に分類され、原則として車道を通る。最も留意するのは安全面だ。平等院表参道は道幅が狭い上、観光客の往来が多い。当初は通行する計画だったが、地元からの不安の声も伝わり、オープン前にルートから外した。佐藤さんは「地域の理解があってこそ」と強調する。

 始業前には車庫近くや平等院表参道などで清掃に励み、住民らにあいさつする。同社は車夫に「地域の観光大使」を意識するよう促しており、人力車の利用客以外にも観光案内している。

 こうした姿勢に地域とのつながりも深まってきた。宇治川右岸の20店舗が加盟する「宇治源氏タウン銘店会」の役員たちは「実際に乗らないと分からない」と6月に乗車を体験。池本将孝副会長(33)は「知っている景色も目線が高くなると変わる。青紅葉が手に届きそうで良かった」と振り返る。車夫たちをバーベキューに誘ったこともあり、「互いに何でも言える関係をつくることが大切。接客の質をお互いに高めていければ」と話す。

 佐藤さんも言葉に力を込める。「地域や行政の行事にも積極的に関わり、宇治を共に盛り上げていきたい」

【 2018年08月05日 16時30分 】


「弟国宮」遷都1500年でスタンプラリー 朱印風デザインに

2018-08-09 14:38:55 | 賞 prize

 「弟国宮(おとくにのみや)」の遷都1500年を盛り上げるスタンプラリーが、京都府長岡京市内で行われている。古墳や寺など10カ所に特製の朱印風スタンプを置き、多数の参加を呼び掛けている。

 日本書紀によると、507年に即位した継体天皇は511年に造営した「筒城宮(つつきのみや)」(京田辺市)から、518年3月に「弟国宮」を遷都したとされる。しかし、造営地は乙訓地域2市1町に複数の候補地があり、現在も特定できていない。

 スタンプラリーは長岡京市の歴史的な魅力を再発見してもらう場として市教育委員会が夏休みに合わせて企画。同市北部から順に、井ノ内車塚古墳や乙訓寺、市埋蔵文化財調査センター、勝竜寺城公園、恵解山(いげのやま)古墳公園などにスタンプ台を設置した。

 朱印風スタンプは古墳や出土品の鏡、軒丸瓦、細川藤孝の花押など個性的なデザイン。A4判の台紙は折りたたんで御朱印帳の雰囲気にした。3カ所以上のスタンプを集め、最南部のスタンプポイントの中山修一記念館に持参すると記念品として、修了証を入れた特製クリアファイルと缶バッジを先着500人に贈る。

 期間は9月15日まで。問い合わせは市教委生涯学習課075(954)3557。

 

【 2018年08月05日 17時00分 】


江戸期の道標“復活” 京都・八幡、昔と今つなぐ

2018-08-09 14:37:35 | 歴 history

 京都府の八幡市民らでつくる「八幡の歴史を探究する会」は、同市八幡の寺「青林院」に保管されていた江戸時代の道標をこのほど、寺の参道入り口に設置した。石清水八幡宮への道などを方角とともに指し示しており、往時の風景や人の行き来をしのぶことができる。

 同会は、八幡と近辺の古い道標の調査と保護にも取り組んでおり、管理者の了承を得て初めて道標を再設置した。

 道標は高さ約80センチ。四方に崩し字が刻まれ、「北 京道」「西 八幡宮道」「東 うぢ道」「南 施主 清七」と読める。当初の位置や保管の経緯は不明で、青林院からは西に石清水八幡宮、北に京都市、東に宇治市があることから、寺の前の道沿いに立て、説明板も設けた。

 壊れていたり、放置されたりしたままの道標も多いといい、高田昌史事務局長(73)は「道標について市民に関心を持ってもらい、昔と今をつなぐ歴史遺産として保護につなげたい」としている。

【 2018年08月05日 20時00分 】


段ボールで甲胄作り、いざ出陣 京都・長岡京、ガラシャ祭で披露

2018-08-09 14:34:32 | 創 creation

 京都府長岡京市の秋を彩る「長岡京ガラシャ祭」に武者行列として加わろうと、市内の小学生たちが1日、同市神足2丁目のバンビオ1番館に集い、段ボールを使って甲冑(かっちゅう)作りに挑戦した。細かく折り目を付けたりパーツを組み合わせたりして作業を進め、晴れの舞台に思いをはせていた。

 毎年11月にあるガラシャ祭の時代行列に登場する地元ゆかりの戦国武将・明智光秀が、2020年のNHK大河ドラマの主人公に決まったことを受け、多くの子どもに行列へ参加してもらおうと、祭りを主催する実行委員会(事務局・市)が初めて企画。市内から小学生38人が参加した。

 子どもたちは段ボールキットから部品を切り取り、印を付けてかぶとやよろいを組み立てていった。保護者らの手を借りてサイズを調整。「秋までに体が大きくなるかな」「行列の時は暑いかな」と話しながら仕上げ、祭りのキャラクター「お玉ちゃん」と一緒に集合写真に納まった。

 同市井ノ内から参加した長岡第三小4年十倉良太君(9)は「祭りは毎年見ていて、行列に加わりたいと思っていた。いろんな人にかっこいい姿を見てもらいたい」と話していた。

【 2018年08月02日 11時10分 】


一休寺納豆、暑さでうま味凝縮 京都、住職らが仕込み

2018-08-09 14:33:00 | 創 creation

 一休禅師が室町時代に製法を広めたとされる「一休寺納豆」の仕込み作業が、京都府京田辺市薪の酬恩庵一休寺で行われている。木おけに漬けた大豆を、夏の日差しに当てて乾燥させ、田辺宗一住職(69)らが連日、かいでかき混ぜている。

 一休寺納豆は、みそのような濃い風味や塩味が特徴で、酒のつまみや隠し味としても使われている。今年は17日に仕込みを始めた。蒸した大豆に、はったい粉、こうじ菌を混ぜて蔵で発酵させ、計330キロを木おけに移した。来年春まで天日干ししながらかき混ぜ、さらに1年間熟成させる。

 田辺住職は「今年は梅雨が早く明け、暑すぎるぐらいなので、発酵が進んで、いいものができそう」と話している。境内などで販売している。同寺0774(62)0193。

【 2018年07月31日 09時50分 】


地震被災地に台風、屋根のシート破れる 京都南部

2018-08-09 14:30:11 | 災 disaster

 29日午前に近畿を通過した強い台風12号の影響で、京都府山城地域では倒木による道路の通行止めが相次いだ。6月の大阪府北部地震で民家に多くの被害が出た八幡市では、屋根を覆うブルーシートが破れたり剥がれたりして住民が対応に追われた。

 地震の爪痕が残る八幡市の八幡地区。会社員(59)宅では屋根に掛けていたシートが破れ、29日朝から、家族らが掛け替え作業に汗を流した。「地震で少しずれていた瓦が、今回の風で大きくずれた。雨漏りがして、2階の部屋や廊下は水浸しです」と話した。

 城陽市富野の木津川堤防では13メートルある市の「名木・古木」のエノキが縦に裂け、半分が倒れた。同市平川の平井神社でも倒木があり、一時、市道をふさいだ。

 府道大津南郷宇治線は倒木で、宇治田原町高尾から滋賀県境までが通行止め。木津川の増水で、八幡市と久御山町を結ぶ上津屋橋(流れ橋)、笠置町の潜没橋、精華町内の堤防沿いの自転車道の一部も通れなくなった。28日夜から29日朝にかけて京田辺市で6世帯12人に避難勧告が出された。木津川市の24世帯39人をはじめ山城地域で計145人が避難所の公共施設などに一時、身を寄せた。

【 2018年07月30日 09時31分 】

 


古墳巡り楽しんで、女子会が観光サイト開設 京都・長岡京

2018-08-09 14:27:48 | 創 creation

 京都府長岡京市の観光ボランティア「まちづくり女子会」がこのほど、オフィシャルサイト「らしく長岡京」を開設した。案内役のホストと社寺の文化財の鑑賞や古墳巡りをして竹箸作りや古墳ピクニックなどを体験するプログラムを企画、紹介して誘客を目指す。

 同女子会は地域の観光振興を目的に市観光協会元職員で退職後もボランティアを行う樫村恭子会長(65)が一昨年春に同協会の仲間2人と設立。現在は計6人が活動している。

 サイト開設は「地域を盛り上げるため印象に残る体験プログラムで観光客を呼び込みたい」と、女子会設立後に先進地へ出向くなど準備。市観光まちづくり協議会の協力と文化庁の補助金を受けて取り組んだ。

 市内の主要文化財として楊谷寺や乙訓寺、勝龍寺・勝竜寺城公園、恵解山(いげのやま)古墳公園など6カ所を取り上げ、解説と写真を付けて掲示。観光体験プログラムは長岡天満宮で開く江戸時代の算数「和算」の算額(府暫定登録文化財)の鑑賞と和菓子を食べて糖分補給しながらの脳トレ、光明寺での地元和菓子店がホストになった季節の和菓子作りなどを告知している。

 樫村会長は「普段に見る機会の少ない文化財の鑑賞は観光の大きな魅力になるはず。今後は新会員を募りながら乙訓全体の観光体験プログラムを提供していきたい」と意欲をみせる。アドレスはhttp://rashiku-nagaokakyo.com/

【 2018年07月29日 20時30分 】


障害者や高齢者ら音楽で交流 京都、療法士講師に迎え

2018-08-09 14:25:35 | 護 help

 障害者や高齢者、子どもらが一堂に会して交流する「音楽レクリエーションの集い」が28日、京都府大山崎町円明寺の特別養護老人ホーム洛和ヴィラ大山崎で開かれ、合唱や楽器演奏などで楽しいひとときを過ごした。

 「大山崎・障がいをもつ人とあゆむ会」が毎年この時期に企画。同ホームの協力で1階の地域交流スペースを会場に実施した。

 音楽療法士の小森悦子さん(75)=長岡京市友岡=が講師を務め、約30人が参加した。「夏の思い出」やアニメ映画のエンディングテーマ「さんぽ」などを合唱したほか、ハンドベルの即興演奏もあった。

 小森さんのオリジナル曲「生き生き人生」に合わせたコミュニケーションダンスでは、2人がペアになって、「元気出せよ」と肩をたたき合ったり、ハグし合ったりして、会場に笑顔があふれた。

【 2018年07月29日 12時16分 】